勝てる読書 の商品レビュー
ティーン(何なら「ロー」付き)向けのブックガイド。星座に見立てた各テーマ(「キモメン座」「江頭2:50座」「処女作座」など)ごと関連性にある本(主に小説)を紹介。豊崎さんの口ぶりが実に楽しそうで,あれもこれも読んでみたくなる。
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負けたくない14歳のための読書ガイド。だけどかなりトンガっています。 翻訳物が多いのは著者ならではとして、これは読書入門ではないな。ここまで辿り着け!と発破をかける感じですよ。 これは本来の意味での中二病向きかもしれない。(中二病をテーマにした項もあり)
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読みたい本は常にいっぱいあるのに、「今」どれを読むか、なぜかピンと来なくて決めきれない時期が、たまに巡ってくるんです。 そんなある日、本棚を眺めていてふと目にとまったのが、豊﨑由美さんの本たちでした。 ああそうだった、私には豊﨑由美さんがいたじゃないかと、久しぶりに懐かしい知己...
読みたい本は常にいっぱいあるのに、「今」どれを読むか、なぜかピンと来なくて決めきれない時期が、たまに巡ってくるんです。 そんなある日、本棚を眺めていてふと目にとまったのが、豊﨑由美さんの本たちでした。 ああそうだった、私には豊﨑由美さんがいたじゃないかと、久しぶりに懐かしい知己にばったり出くわしたような、自分の原点を取り戻したようなうれしさを抱きつつ、本棚から取り出したのでした。 わたくし、昔から豊﨑由美さんを尊敬申し上げているのです。 この人のような本読みになりたい、なんなら弟子入りしたいと思ってきました。 ものすごい読書量と知識量に裏打ちされた、はっきりすっぱりきっぱりと歯切れの良い文章で書かれた書評ですから、読んでいて気持ちがいいし、内容も信頼できるのです。 たまに「そこまで書かんでも」と苦笑することもありますが、それも魅力のひとつ。 この本も、そんな豊﨑さんらしさ全開で、楽しく読みました。 クスクス笑いながら読めるブックガイドなんてそうないのでは。 本書は、中学生に向けてさまざまな分野の著名人が書き下ろしたシリーズ「14歳の世渡り術」のうちの一冊。 と言っても「中学生以上、大人まで。」とあって、大人が読んでも充分楽しめるし勉強になります。 初版発行が2009年1月で、もう10年以上前の本ですが、まっっっっったく古さを感じさせません。 〈本と本がつながっていく様を「星座」に見立て〉、〈書物の宇宙を見上げたことのない人のための、星座早見盤〉となるよう書かれたため、章題が星座になっています。 第1章ガイド座 第2章キモメン座 第3章ケンカ上等!座 第4章江頭2:50座 第5章ご先祖供養座 第6章呪怨座 第7章新訳座 第8章処女作座 第9章デス座 第10章ケモノバカ一代座 第11章中2病座 第12章前を向いて歩こう座 もうこの目次を見ただけでニヤニヤしちゃう。 それぞれの星座に合った本が、次から次へと紹介されます。 国内の本はもちろんですが、海外の本がとても多く、知らない作家や作品もたくさん。 それがめっぽうおもしろそうに、楽しそうに紹介されるので、どれも読んでみたくなります。 ちょっと敷居の高そうな本もありますが、豊﨑さんの話を聞いていると、自分にも手が届くかも、という気になってきます。 たとえば、ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』。 〈ジョイスと聞いただけで怖じ気づく人もいるかもしれませんが、なぁーんてこたあありません。笑いながら読めばいいんです。作家本人がウケを狙って書いているんですから。〉なんて軽ーく言ってくれちゃう。 なんだか勇気が湧いてきませんか。 本書を読んでいるうちに、うらやましくなってきます。 これだけ本を読んでいたら、とてつもなく広い視野を獲得できるだろうし、ありとあらゆる価値観を知ることができるだろうと。 こんな宇宙を、わたしの頭の中にも広げてみたい。 そこからの景色を見てみたい。 きっと今見ているものとはまったく違う世界が見えてくるに違いない。 すごくワクワクします。 豊﨑さんだけでなく、出口治明さんも、池澤夏樹さんも、名だたる大読書家たちがみな口をそろえて、とにかく自分が面白いと思う本を読むことをすすめています。 読みたくなった本がまた増えました。 ここは焦らずじっくりと、古典でも純文学でも大衆小説でも、わたしが読みたい本と向き合い、味わっていこうと思います。 うはは、楽しくなってきたー。
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※このレビューにはネタバレを含みます
第1章 ガイド座 第2章 キモメン座 第3章 ケンカ上等!座 第4章 江頭2:50座 第5章 ご先祖供養座 第6章 呪怨座 第7章 新訳座 第8章 ケモノバカ 第9章 デス座 第10章 第11章 第12章 前を向いて歩こう座
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さすが社長!のブックガイド。対象を14歳あたりにしていることもあり、アクロバティックな選出もなく、純粋に読んでみたい気にさせられる作品が並んでます。でもやっぱり、海外文学がメインなんですね~。興味は沸くんだけど、いざ読書となると見えない壁に阻まれるんですよね(苦笑)。でも、世界史...
さすが社長!のブックガイド。対象を14歳あたりにしていることもあり、アクロバティックな選出もなく、純粋に読んでみたい気にさせられる作品が並んでます。でもやっぱり、海外文学がメインなんですね~。興味は沸くんだけど、いざ読書となると見えない壁に阻まれるんですよね(苦笑)。でも、世界史とか世界地理の勉強がてら、徹底的に海外文学にのめりこんでみようかとも思う今日この頃。そんな気にさせられる、魅力たっぷりの書評集でした。
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どうだろうなあ。筆者と趣味があうとはまるけど、趣味が合う人はあまりいなさそうな印象。「文学少女」だったらいいのかな。
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「14歳の世渡り術」という括りが却って足枷になってるのではないかと感じさせるほど、この枠に収まりきらない名著。 各章を星座に擬え「江頭2:50座」「中2病座」などのカテゴリで古今東西の名作を紹介していく。 それも『紙葉の家』とかナボコフとか、そこそこ読んでる人でもキツいチョイスだ...
「14歳の世渡り術」という括りが却って足枷になってるのではないかと感じさせるほど、この枠に収まりきらない名著。 各章を星座に擬え「江頭2:50座」「中2病座」などのカテゴリで古今東西の名作を紹介していく。 それも『紙葉の家』とかナボコフとか、そこそこ読んでる人でもキツいチョイスだから最高w そもそも風間賢二氏が入り口の俺ちゃんにとって、名作とか駄作とかの括りじゃなく、ただ面白いものとそうでないものがあるだけだという「オスカー・ワイルド派(?)」からすると、この分類にソソられないワケにはいかない。 多分、手に取った子どもより親御さんが夢中になって読んじゃうんじゃないかな。ブックガイドとしても、読み物としても秀逸。
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面白かった。 図書館にいって、出てきた本全部読む( ´ ▽ ` )ノ コンプリートできたら本おたくになってそう
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読書することで、みつかるなにかを、探しに行こう。 勝つ、克つ、とにかく読書から得られるものを、自分の力にするために。どんどん読みたい本が見つかるブックガイド。以下、リスト。 大塚ひかり『美男の立身、ブ男の逆襲』 アトウッド『ペネロピアド』 ダレル『アレクサンドリア四重奏』 ミ...
読書することで、みつかるなにかを、探しに行こう。 勝つ、克つ、とにかく読書から得られるものを、自分の力にするために。どんどん読みたい本が見つかるブックガイド。以下、リスト。 大塚ひかり『美男の立身、ブ男の逆襲』 アトウッド『ペネロピアド』 ダレル『アレクサンドリア四重奏』 ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』 山田詠美『PAY DAY!!!』
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[関連リンク] notitle: http://ginzuna.tumblr.com/post/51065860033
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