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回復力 の商品レビュー

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36件のお客様レビュー

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2009/11/05

失敗学がベースになっているが、序盤はうつ状態になる原因と簡単な対策が、実体験を通じて述べられている。現在、自分も同じような状態にいるので、うつから脱するための手がかりになりそうだと期待している。 その後は、自分が失敗したとき、どうすればいいのかが書かれているが、 失敗とうつを絡...

失敗学がベースになっているが、序盤はうつ状態になる原因と簡単な対策が、実体験を通じて述べられている。現在、自分も同じような状態にいるので、うつから脱するための手がかりになりそうだと期待している。 その後は、自分が失敗したとき、どうすればいいのかが書かれているが、 失敗とうつを絡めて読んでみると、うつ脱出やうつになりにくいメンタルの作り方の手がかりが少し見えてきた。 -------------------------------------------------------------------------------------- ○エネルギーが戻ってくると人は必ず自発的に行動したくなります。(p40) ○失敗によって自分が失ったエネルギーを、まず回復する方向にいかに向かわせるか、それが失敗にうまく対処するための、はじめの重要なポイントになるのです。(p51) ○なぜほとんどの人は、失敗直後に「しまった」と感じるのでしょうか。それ はこうした事態になるということを考えて行動していればよかったのに、自分は何もしなかったからこんなことが起こってしまったということを瞬間的に感じるのです。(p54-55) ○一般的には、柔軟さがなく、社会をきちんと観察していない人ほど正論を好みます。(p61-62) ○失敗を見るときの「絶対基準」は、お天道様に向かって堂々と話ができるかどうか。(p76-77) ○あらかじめ失敗が起こらないように考えていたり、きちんとした策を講じていたのがわかると、人々は以前ほど過剰な反応を見せないようになってきた。(p82) ○キリギリスの時代は終わった(p158)  こうした時代に必要なのは、仮説を立てたり自分の経験を通じて考えを作っていく能力だと私は考えています。(p160) ○辛い時必要なのは「励ましの言葉」ではありません。本当に必要なのは、そのものと正対していくエネルギーを作り出すための考え方。(p188)

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2009/11/03

「個人も社会も失敗をもっと積極的に取り扱う」ために、失敗にどう対処して回復いしていけばいいかを述べたもの。失敗して落ち込むことは当たり前のことであるので、まずはエネルギーが自然に回復するのを待ち、その後失敗の原因を考えれば十分である。また、失敗して落ち込まないためにも、自分の中で...

「個人も社会も失敗をもっと積極的に取り扱う」ために、失敗にどう対処して回復いしていけばいいかを述べたもの。失敗して落ち込むことは当たり前のことであるので、まずはエネルギーが自然に回復するのを待ち、その後失敗の原因を考えれば十分である。また、失敗して落ち込まないためにも、自分の中での絶対軸を持ち、小さな失敗を気にせず着実に物事を進めていくぐらい鈍感になることが必要であると感じた。

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2009/10/04

失敗をした人を以下にして救いだすか。そのひとの回復力をどのように生み出すを考えさせられる本である。 日本人は失敗した人についてひじょうに厳しい。その状況のなか失敗した人を回復させる意義をとく。  回復力の方法として、ユニークなのは、従来はしてはいけないことである「逃げる」や「他人...

失敗をした人を以下にして救いだすか。そのひとの回復力をどのように生み出すを考えさせられる本である。 日本人は失敗した人についてひじょうに厳しい。その状況のなか失敗した人を回復させる意義をとく。  回復力の方法として、ユニークなのは、従来はしてはいけないことである「逃げる」や「他人のせいにする。」 また「人命優先のインチキはゆるされる」などの方法を使うことである。これは失敗をした人がその時点ではエネルギーが かなり失われているためである。

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2009/10/07

何か大きな失敗した時、そのプレッシャーに潰れてしまわないように、 回復する力が湧き出てくるまで、無理をしなくて良いということに何となく心休まる気がした。 一時的な避難策や、周囲の人たちの接し方など 参考になるものもあった。

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2009/10/04

著者がこの本を書いた理由も明確だが、メンタル的に弱っている人は多いんだなぁと改めて思った。 何よりも「鬱」などメンタル的に落ちた状態からの回復の方法やそういった人への対処の方法が記載されていたので収穫あり。 これまでもなんとなく行っていたが改めて他人の言葉によりインプットされたの...

著者がこの本を書いた理由も明確だが、メンタル的に弱っている人は多いんだなぁと改めて思った。 何よりも「鬱」などメンタル的に落ちた状態からの回復の方法やそういった人への対処の方法が記載されていたので収穫あり。 これまでもなんとなく行っていたが改めて他人の言葉によりインプットされたので自信にはなった。 つまりこれまでの考え方は悪くなかったということ。 そもそも人は弱い生き物だ、という事は、常に心にとどめておかなければならない。そうすることで周りを助けられることもできれば、自分自身が困った時でさえもノーマルに戻る時間を短縮できると思う。 『失敗学』も自身の向上についての内容だった。人間のメンタルのノーマルの状態を0という数値とするならば、0から何を生み出すかといった本だった。 一方でこの『回復力』はマイナスから0に戻す事を重視した内容である。 どの本でも似たようなことを言ってるが、失敗など自分に対して好ましくないときはまずそれを受け入れることが本当に重要だし、その負の要素を解決しなければ、また同じ過ちを繰り返す。根本的な原因の改善はメンタルのベクトルは上に向かせる。つまりマイナス要素を受け入れること行為そのものはプラス要素なのだ。 対戦スポーツの世界でもこの考えは通じるものがある。 勝手ながらサッカーにあてはめさせてもらうが、一般的に守備はNegative、攻撃はPositiveな印象がある。プロの世界でさえ攻撃の強い相手には守備を固めるといったことを平気で行う。 相手の攻撃が強い事自体は受け入れるまでは良いのだが、なぜ守備にはいるのだろうか、常に不思議に思う。自分たちが攻撃に出ることで相手の攻撃の割合も減る。つまり失点の確率は減るのだ。 また、相手から積極的にボールを奪おうとすれば(詳しい方法はあえて書かないけど)、相手に対して脅威を与えられるため、相手の意識は攻撃よりボールを奪われないようにという守備の意識が強くなる。つまり自分たちの攻撃の確率が増えるのである。 サッカーの事を書いたら永遠に終わらなそうなのでそろそろ締めるけど、要はActionを改善することでMentalさえも改善されるのだ。このまま書き続けたら本当に数値で証明できそうなり。

Posted byブクログ

2009/10/04

 「失敗学」で有名な著者による、失敗学の見地から得られるノウハウをまとめた本。  「人にただ話を聞いてもらうだけでその人と苦しみを分かち合う効果がある」などは印象的。カウンセリングマインド的な話も載っている。

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