キネマの神様 の商品レビュー

原田マハ【著】

2016/01/07

「小生は子供の頃より、劇場のどこかで一緒に映画をみつめるキネマの神様の存在を、幾度となく感じたものです。この神様は、捧げられた映画を喜ぶというよりも、映画を観て喜ぶ人間が喜ぶのをなにより楽しんでおられる。」
これを私は音楽に対して感じてたので、ストンと心に落ちてきた。

「こんなことはたいしたことじゃない、またやり直せる、あるいはまたいつでもできる、と思うようなささやかなできごとが、実は人生を左右する大きなできごとになるのだ」

2016/01/04

やっぱりサクセスストーリーは好きです。
原田さんのことだから、映画についても正しいんだろうと、幾つかレンタルDVDのリストに入れました…って、それじゃあ駄目じゃん！
いい映画は何度でも観たいと思えますね。

2015/11/14

映画が大好きな親子。ダメダメおやじなのに、映画のことになったら、すっごく真剣。
そしてつぶれそうな出版社に再就職した娘と、それを立て直すための映画評論を書いていき、しまいには、英語になって、世界に発信される。
最後の会ったこともない有名人とダメおやじのやり取りは、感動モノでした。
大切な家族と一緒に見る映画
それこそ、人生で最高の映画と。

2015/10/05

歩は突然会社を退職することに決めるが、同時にギャンブルと映画が趣味の父が倒れ、多額の借金が発覚する。映画をつかって父をギャンブル中毒から立ちなおせることができるのか。そして歩は映画雑誌の編集部という新しい仕事を上手くやっていくことができるのか。
映画の神様が家族を結び、人と人をつなぐ物語。

うまくいきすぎ？
でもそんなこと殆ど気にならないくらいほっこり温かい物語だった。
映画を映画館で見ること。
感覚的にしか分からなかったことを明文化された感じ。
最近ツ○ヤにお世話になっている身としてはウッとなる部分も多かったです。映画館に行かなきゃ～。

2015/09/05

原田マハさん3冊目。これまで読んだ全てに登場する引きこもりの人がまた出てきて、そっち系で展開するのかと…。全然違ってた。サクサクと読めた。最後にちょっとだけ恋話があったけど、もうちょっとあってもよかったかな。どん底から始まって⤴︎⤴︎上がって行く感じだから読後はいつもスッキリで好き。楽園のカンヴァス読みたい。

2015/06/20

幼い頃、母と一緒に観た映画を思い出しました。

とても温かい気持ちになれる小説。
展開やオチは、あぁこうなるんだろうなぁと何なく予測はついたのですが
それでもページを捲る手が止まりませんでした。

幼い頃から私の姉が映画が大好きで
（それが高じて映像関係の仕事に就きました。）
私も一緒に良く映画を観ていました。
映画も勿論好きですが、やはり何よりも本の魅力に取り憑かれてしまい
どんどん映像から離れてしまって、今ではテレビすら自分から付ける事も少なくなってしまいました。

姉も大好きなニューシネマパラダイス、今度一緒に観ようっと。
母とも一緒に映画館へ行きたいなぁ。

大切な人と一緒に映画館へ行って大好きな映画を観たくなる、そんな素敵な一冊でした。
合掌！

2015/06/01

2015年5月25日読了。
原田マハ、初読み。タイトルをどこかで見かけて気になってしまい、図書館で取り寄せをかけて読む、という、個人的に近年珍しく直感で読んだ本。
直感、ハマったようです。
とても良かった。ぐっさり心に刺さった部分もありつつ、あたたまった。映画観たくなる！

2015/05/20

新日曜名画座にて放送しているので読んでみました
著作ならではの表現で一気に引き込まれる
映画好きなら読んで損は無いと思いました。

2015/03/11

とても心温まるストーリーだった。最初のうちは映画の話で全然面白くないなと思っていたが、後半に差し掛かって、ページをめくる手が止まらなくなった。麻雀と競馬ばかりにお金を使い、妻と娘を困らせてばかりいたゴウちゃんがローズ･バットと映画批評をするようになって、奥底に眠っていたゴウちゃんのよさが表に出るようになった。友に対する思いやり、娘を思う親心、自分勝手だとばかり思っていたゴウちゃんのことが好きになった。最後、ローズ･バットに会えなかったのがとても残念でならなかった。しかし、おそらくテアトル銀座でゴウちゃんの隣に座り一緒に最高の映画を鑑賞していたことだろう。

2015/02/20

映画を通して、様々な人の人生が変わっていく♪個性的な人ばかりだったけど最後はとっても気持ちの良く落ち着いた。実はアメリカの超有名人が・・・たまたま頼りになる後輩がアメリカに・・・とかちょっと無理な設定はおいといて、ほろっと涙が浮かんで読了。さらっと読めました。でも、こういうお父さんが実父だったらちょっと嫌かも。