1,800円以上の注文で送料無料

巴之丞鹿の子 の商品レビュー

3.5

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/03/13

江戸の町で起こった若い娘を狙った連続殺人を追う同心の捕物帳。 とっても読みやすいし、物語の流れ方も適度な感じで、面白いと思います。 2時間ドラマで見たい。

Posted byブクログ

2012/01/19

堅物の同心玉島千蔭の猿若捕物帳の第一作。絶版になってたのを復刻出版されたらしい。年下の義母お駒と千蔭の父千次郎との馴れ初めのエピソードも読めて、まぁまぁ楽しめた。あとのシリーズもとりあえず読んでみよう。

Posted byブクログ

2011/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前読んだ「寒椿ゆれる」のシリーズ1作目。長編とはいえ、かなり短い。もともと文庫として発売されたそうだ。梅が枝が意外とちょっとしか登場しなくて、巴之丞の方がよく出てきた。そりゃそうか、タイトルに入ってるぐらいだもんなぁ。お袖と小吉の話が良かった。こういう恋愛をしたいものだ。

Posted byブクログ

2012/01/12

若い娘が続けて殺された。共通点は娘たちが、人気歌舞伎役者の巴之丞が使用していることで流行りの「巴之丞帯揚げ」をしていたこと。同心・千陰は娘たちの帯揚げが偽物だということを知り、そこから事件を追うが…。 シリーズ一昨目。時代物にしては読みやすいです。

Posted byブクログ

2011/07/04

一見、無関係なように見える二つの視点の物語が、交差した瞬間の気持ちよさ。 近藤さんの物語のつむぎ方は安定感がある。 堅物の同心・玉島千蔭。高倉健かってツッコみたくなる不器用さ。酸いも甘いも知り尽くした歌舞伎役者・巴之丞。この対比の面白さで6割がた許されている部分はある。言葉遊...

一見、無関係なように見える二つの視点の物語が、交差した瞬間の気持ちよさ。 近藤さんの物語のつむぎ方は安定感がある。 堅物の同心・玉島千蔭。高倉健かってツッコみたくなる不器用さ。酸いも甘いも知り尽くした歌舞伎役者・巴之丞。この対比の面白さで6割がた許されている部分はある。言葉遊び的な面白さ。といえば、そんな感じ。 でも、キライじゃない。これはフタリの関係がどう変化するのかを楽しむのがよさげな感じw

Posted byブクログ

2011/06/06

江戸捕り物帳。。。好きなジャンルです。 特に女性作家さんのやつが、好き。 町娘のお袖、こういうの、実際ゆるされるのかなぁ。 相手は武士なのに。。。嗜好の問題? そこ、すごく気になった。 でも、面白かったので、シリーズを読んでみようと思う。

Posted byブクログ

2011/03/10

短いのですぐに読める1冊。 の、割には満足のいく作品だった。 もうちょっと引っ張ってもいいかなって気がしないでもないが コンパクトにまとまっていて良かったのかも。 キャラがきちんと確立していて読みやすい。 文章も綺麗で世界観がくずれず良かった。

Posted byブクログ

2011/02/03

先日読んだ「ほおづき地獄」のシリーズの1作目のよう。 千蔭のパパンが巴之丞にあるという恩ってなんやろう?って思ってたら、そんなことだったのか(笑) このシリーズ文句なしに面白くはあるんだけど、どうも視点を見失いがち。 いや、一応、千蔭に付き従ってる八十吉の視点なんだけど、読ん...

先日読んだ「ほおづき地獄」のシリーズの1作目のよう。 千蔭のパパンが巴之丞にあるという恩ってなんやろう?って思ってたら、そんなことだったのか(笑) このシリーズ文句なしに面白くはあるんだけど、どうも視点を見失いがち。 いや、一応、千蔭に付き従ってる八十吉の視点なんだけど、読んでいるうちに、自然に千蔭視点に思えてきてしまうんよね。 で、途中で、あれ?今のは誰の気持ち?・・・ってなることがある。 私の読解力の問題やろか?

Posted byブクログ

2010/10/27

他の文庫本で読んでいる。 よくあることなので、気にはしてないし、そこそこ面白い本なので問題はない。

Posted byブクログ

2010/06/23

 江戸で若い娘が連続して殺される。彼女たちは皆、人気歌舞伎役者の名のついた「巴之丞鹿の子(ともえのじょうかのこ)」という帯揚げをしていた。  近藤史恵の時代ミステリーの第1作。    印象に残るのは、したたかに生きる女性の姿だった。  確かに、巴之丞は艶やかだし、主人公の同心・玉...

 江戸で若い娘が連続して殺される。彼女たちは皆、人気歌舞伎役者の名のついた「巴之丞鹿の子(ともえのじょうかのこ)」という帯揚げをしていた。  近藤史恵の時代ミステリーの第1作。    印象に残るのは、したたかに生きる女性の姿だった。  確かに、巴之丞は艶やかだし、主人公の同心・玉島千蔭はそこそこいい男という表現があるにもかかわらず困ったぐらい堅物だ。探偵コンビとして、面白いバランスだと思うし、印象的でもあった。  が、残るのは、市井の女たちだ。  鼻緒をすげかえてくれた男の背中を蹴り飛ばすお袖。  全編を通して、彼女の姿があぶりだしのように浮かんでくる。それは、江戸時代という女が女として生きることが窮屈だった時代の象徴としてであるかのようだ。  近藤史恵の描きたいものはそこにあるのではないだろうか。  市井にいる普通の女。だからこそ、堅物の同心と性という縛りから脱却したものであるような歌舞伎役者を探偵役に選んだのではないだろうか。  面白かった。

Posted byブクログ