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女神記 の商品レビュー

3.4

60件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

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    32

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2010/06/16

古事記がベースになっていますが、南方の島々と死後の世界が舞台となっている。 男って身勝手ねと怒ってみる。

Posted byブクログ

2010/06/05

古事記の世界に南西諸島を加えるとこうなる…?みたいな^^; 物語としては結構面白かったんですけども、いやはや女の情念は凄まじいといいましょうか、男はどこまでも能天気といいましょうか(笑)結局、なんとも救いが無い話ですよね。にしても、表紙がちょっと恥ずかしすぎる^^;

Posted byブクログ

2010/05/16

あたらしい古事記ですね。イザナキとイザナミの話は何度読んでも面白い。男はずるくてやさしい。女は強くて悲しい。男女のはっきりとした書き分けがさすがです。

Posted byブクログ

2011/01/23

世界を生み出した イザナミとイザナギ 女神イザナミの 恨みは 死を生み出し 死を受け入れ 情と念の 生と死を生み出す 力強さ 陰と陽 闇と光 海と陸 太陽と月 男と女 相対するもの同士 惹かれあう世界 愛と憎しみが 生も死も生み出す 人間的な神話

Posted byブクログ

2010/03/31

 「新・世界の神話」とか小さく副題がついてたので、もしやシリーズ化?  古事記の「イザナキ・イザナミ」の物語がベースなんですが、  メインはオリジナル(か?)。小さな南の島の巫女、ナミマの悲しいお話。  ていうか身勝手な男を恨む女の人の、恋愛小説ですな。  展開は無茶苦茶なところ...

 「新・世界の神話」とか小さく副題がついてたので、もしやシリーズ化?  古事記の「イザナキ・イザナミ」の物語がベースなんですが、  メインはオリジナル(か?)。小さな南の島の巫女、ナミマの悲しいお話。  ていうか身勝手な男を恨む女の人の、恋愛小説ですな。  展開は無茶苦茶なところもありますが、神話ですから気にならない。  そんなにエグくもなく、ありきたりでもなく、わりと面白かった。  ただ表紙も裏表紙も同じ絵で、少々エロいので人前で読みづらいという難点も。

Posted byブクログ

2010/03/22

帯の「血と購いのスペクタクルロマン」の、うそつき(笑)。 恨みかとも思うが、そういう訳でもなく・・・。 むしろ、行き場のない思いではないか。 復讐を果たしたはずなのに、相手が自分のことを忘れているとか、詫びているのだけれどその方向が見当はずれだとか、そういうどうにもならない思...

帯の「血と購いのスペクタクルロマン」の、うそつき(笑)。 恨みかとも思うが、そういう訳でもなく・・・。 むしろ、行き場のない思いではないか。 復讐を果たしたはずなのに、相手が自分のことを忘れているとか、詫びているのだけれどその方向が見当はずれだとか、そういうどうにもならない思いの女神としてのイザナミではないか。 救済者ではなく、同志や先駆者に近いものとしての女神像ではないか。

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2009/12/02

桐野夏生氏の古事記・イザナミ小説 稗田阿礼、背が低く貧相な体つき、声ばかりは朗々と響いて頼もしい、50過ぎの女・・・

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2010/03/03

ありとあらゆる神の誕生とともに男と女と云う最初の神となったイザナミとイザナギ。 神でありながら欲も嫉妬も妬みも苦しみ苦悩も持っている。 人の減点は結局ここかなぁ。 人類の始まりから、男と女をとりまく根本的なものは医学科学が発展した今もなんらかわりない。いや…むしろもともと神の時代...

ありとあらゆる神の誕生とともに男と女と云う最初の神となったイザナミとイザナギ。 神でありながら欲も嫉妬も妬みも苦しみ苦悩も持っている。 人の減点は結局ここかなぁ。 人類の始まりから、男と女をとりまく根本的なものは医学科学が発展した今もなんらかわりない。いや…むしろもともと神の時代から持っていたそう云う人間らしさは希薄にになり今後も失われつつあるのかもしれない。

Posted byブクログ

2009/10/07

『古事記』から着想を得て書かれた小説。物語として、さくさくと読めたけれど、、。大和の神話と沖縄の神話の共通点に面白味を感じて、この物語を書かれたのでしょうが、なんとなく表面的になぞった印象もあって、読みごたえがあまり感じられなかった。 ということで、あまり好きでない。前作『東京島...

『古事記』から着想を得て書かれた小説。物語として、さくさくと読めたけれど、、。大和の神話と沖縄の神話の共通点に面白味を感じて、この物語を書かれたのでしょうが、なんとなく表面的になぞった印象もあって、読みごたえがあまり感じられなかった。 ということで、あまり好きでない。前作『東京島』も好きでなかった。もしかしたら、桐野夏生の発想自体が好きでない気がする。 あと、表紙もどうかと思ったけれど。。ただ、イザナミの業とか念みたいなのが、けっこう重要な要素だったので、そういう点では内容にはふさわしい気もするけれど。 とりあえず、『古事記』を再読というか、真剣に読み直そうと思った。

Posted byブクログ

2009/10/07

女の恨みは世の果てよりも深く、暗い。 ゆえに反面うつくしいのですね。 神話にも興味を持てました。

Posted byブクログ