平成経済20年史 の商品レビュー
よく考えたら、平成の始まりは留学中で、2000年問題やITバブル時は米国駐在だったので、体系的に平成の経済史を学ぼう(振り返ってみたい)と思って購入したもの。 余りにも凄い内容で、政治家の無策と、大蔵省(財務省)の国益を考えない裏切り行為に対して、怒りを覚えながら読む。 米国...
よく考えたら、平成の始まりは留学中で、2000年問題やITバブル時は米国駐在だったので、体系的に平成の経済史を学ぼう(振り返ってみたい)と思って購入したもの。 余りにも凄い内容で、政治家の無策と、大蔵省(財務省)の国益を考えない裏切り行為に対して、怒りを覚えながら読む。 米国による陰謀を大仰に騒ぎ立てるものとは違い、しっかりとした論拠に基づく内容。ビジネスマンに限定される事なく、多くの日本国民に一読をお勧めしたい。
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大蔵省-財務省にメスを入れることのできる政治家が登場しない限り、この国の政治は旧態依然のまま利権の巣窟と化す。去る総選挙で安倍首相は消費税増税分の使途を変更する公約を掲げた。やはり長期安定政権であっても財務省には逆らえないのだろう。 https://sessendo.blogsp...
大蔵省-財務省にメスを入れることのできる政治家が登場しない限り、この国の政治は旧態依然のまま利権の巣窟と化す。去る総選挙で安倍首相は消費税増税分の使途を変更する公約を掲げた。やはり長期安定政権であっても財務省には逆らえないのだろう。 https://sessendo.blogspot.jp/2017/11/20.html
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こういう議論というのは後になって振り返ることで初めて見えてくるのだろうか。いわゆる結果論、後知恵というやつなのかもしれないが、一貫性ある批判となっている点は立派。
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バブル崩壊前夜からの日本の政府・大蔵/財務省・日銀がやってきたあまりにもひどい金融財政政策について説明している本。 この20年日本は経済に対して、アクセルを少し踏んではブレーキをかけ、というのを繰り返してきた事がよくわかる。 特に平成2年のバブル崩壊についての記載で、日銀と大蔵省...
バブル崩壊前夜からの日本の政府・大蔵/財務省・日銀がやってきたあまりにもひどい金融財政政策について説明している本。 この20年日本は経済に対して、アクセルを少し踏んではブレーキをかけ、というのを繰り返してきた事がよくわかる。 特に平成2年のバブル崩壊についての記載で、日銀と大蔵省が意図的に株価と地下を半分にしようとした下りは背筋が寒くなるし、怒りが込み上げてくる。 もし、この20年間のうちに、もうすこしバランスのよい経済学の知識を持った人が国の中枢にもっと多くいてくれたら、株価とGDPが20年間あがらない、という事はなかっただろう。(なぜ日本の政府や官僚はインフレ抑制の事ばかり考えてきたのだろうか?) 平成25年春、日銀総裁が変わるが、デフレのときはデフレに効く政策、インフレのときはインフレに効く政策を考え実行できる人に就任してほしいと切に思う。
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「後世に詫びるべき20年」(p.387) 後世―何より平成生まれ世代にはあまねく知りおいてもらわねばならない内容だと思った。
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憤怒をエネルギーとしてどんどん記述が進められており、好感が持てる。この20年我々が如何に思考停止と情勢への場当たりに終始してきたかが如実に分かる。しかし、亀タヌキに掴まってしまって残念。
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平成の(政治)経済を著者の視点から総括した本なんだけど、ほぼ同時期を社会人として過ごしてきた自分としては、あいたたたって感じの本だった。 この本はかなり扇動的・挑発的な書きぶりをしていると思うんだけど、著者独自の視点から書かれていて、こういう風に一連の流れで捉えることができるんだ...
平成の(政治)経済を著者の視点から総括した本なんだけど、ほぼ同時期を社会人として過ごしてきた自分としては、あいたたたって感じの本だった。 この本はかなり扇動的・挑発的な書きぶりをしていると思うんだけど、著者独自の視点から書かれていて、こういう風に一連の流れで捉えることができるんだな、と感心しつつ、わが身を振り返って反省。 私自身、この著者の批判対象の一味に帰属していたと思うし。 読み物としてはかなり過激で面白いと思います。
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見事なまでに暗嘆たる気分にさせてくれる一冊。 一方で題名の通り平成の二十年を解き明かしてくれる。その解き明かしがあまりに見事なので、先の気分にさせられる訳だが。
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バブル崩壊やリーマンショックは、自然災害のように捉えて、仕方ないかで済ませてしまう。 しかし、重要な失政があった。 小さな政府論や構造改革論に隠された、真の意図を読み取る大切さを学んだ。 マスコミに踊らされないように、自分で考えよう。
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「改革」という名の「日本売り」の20年史。日本の「財政」というのは、今や過剰に免疫が反応する「アレルギー症状」に似ている。
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