螺鈿迷宮(下) の商品レビュー

海堂尊【著】

2011/06/26

「迷宮」って冠している割には、さらっと。
せっかくの「螺鈿」モチーフもインパクトがいまひとつ生かされてない感。

2011/06/18

終末期医療がテーマ。
延々と犯人側が犯罪について話していくあたりの謎解き方法はちょっとなぁ。館で重厚感や妖しさを演出するのも。過去で全部が繋がっていたあたりとか、ちょっとコナンみたいと。コナン好きだけど。
でも、また違うの読んじゃう。

2011/05/18

どんなにせりふがクサくても、どんなにキザでも、この人の後編の物語収拾能力とかガガガガーーってブルドーザーみたいに読ませる力はさすがだと思った。読まされた。押し切られた。
今回はバチスタシリーズと違って、殺人あり、逃亡ありのスリルショックサスペンスだったから余計にブルドーザーに押されてる気がしたんだと思う。まあそうやって押し切られてる間にも病院一個燃やしちゃうとかはさすがに冷静においおいって突っ込ませていただきました。
やりすぎだろう。日赤とか燃えちゃったら名古屋の大ニュースだよ！驚くよ、自分。

にしても医学界って、白の巨塔しかり、こんなにドラマチックな人々がドラマチックなことを行っているもんなの？しかも毎日？きになるわ。ピロリ菌、何で本を読まんかね、君は。
ま、10人足らずの我がオフィスですらウワサ・ドラマの日々だし、それが病院なら何十倍もの人々がもっと責任の大きい仕事に日々従事してるわけだし、あながち近からず遠からずなのかもしれないわ。

押し切られた後の感想は、ドラマチックすぎて疲れた。そして自分は海堂さんじゃなくて田口先生が好きなんだってわかった。

12/8/10

2011/04/20

上巻は面白く読めていたんだけど
下巻になるとバタバタした印象になって
なんとなく頑張って読んだ感が残っていますｗ

全体的に面白いと思いましたが・・・
海堂ワールドへは入り込めなさそうです

2011/04/11

田口・白鳥シリーズの裏で繰り広げられる桜宮サーガの第１作。
時期設定としては、「ジェネラルルージュの凱旋」の直後かな？
場所は桜宮病院。
なかなか面白かったです。
今後の展開がたのしみな感じ。

2011/03/29

一気に読み終えた。ジェットコースター的。海堂尊ワールドにまたしても引き込まれた感じ。他の作品とクロスオーバーしてるから、早く違う作品読みたい！本屋さん行きたい！

2011/03/21

田口・白鳥モノ以外の桜宮サーガもおもしろいですね。そしてエンターテイメントの中に今の医療へのメッセージが込められてる。

この小説では、この時代に病院が生き残っていく大変さを示唆しているような気がします。

2011/03/14

最後の最後までどんでん返しのあるストーリー。
主人公の過去と、事件が結びついたときのカタルシスは最高。
修辞が多く、他人の言葉の引用を多用する文章すら、主人公の性格を表す手法として使われている。
海堂尊すげぇ。

2011/03/05

なにがホントは正しいのか。すごく深く考えさせられる。
人それぞれ幸せの形は違うもの。生きることが必ずしも正しいのか。
問題の存在すら知らない無関心は良くないなと思う。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-556.html

2011/03/02

重い…。重いよー天馬くん悪くないじゃん…いやいつまでもモラトリアムでいたのは悪いけど。クライマックスはずっと小百合がどこにいるのか気になりながら読んでたんだけど、やっぱりそうなるのか。続編の構想もあるらしいけど、小百合との決着は天馬くんより白鳥さん側の物語になるんだろうか。小百合はすみれと違ってあまり天馬くんには執着なさそうだったし。