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無駄学 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2023/09/18

視点が面白いです。講演を聴いて興味深かったので本を購入。「無駄の定義がわかりやすくロジカルに説明してある、また、無駄を暴くプロコンサルと同行し、無駄を省く視点からの無駄が必要?ってな感覚が書かれている。後半は、渋滞学が書かれているが、講演を聴いていたので分かる。 初めて読む人には...

視点が面白いです。講演を聴いて興味深かったので本を購入。「無駄の定義がわかりやすくロジカルに説明してある、また、無駄を暴くプロコンサルと同行し、無駄を省く視点からの無駄が必要?ってな感覚が書かれている。後半は、渋滞学が書かれているが、講演を聴いていたので分かる。 初めて読む人には、分かるのかなぁ(笑) しかし、普通では無思考に観点であるので、一読する価値はあり^o^

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2022/12/12

著者が同じ「渋滞学」を先に読んだが、こちらの「無駄学」のほうが読みやすく、さらに共感しやすい内容でこちらの方がお薦め。 「良い無駄」もあるということを理論的に書かれていて、日頃の生活においても考え方のヒントになることが得られると思った。

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2022/11/05

足るを知ることが大事だと感じた。 人々の生活を豊かに、そして経済を急激に発展させようとする東京はある意味“効率的”に見えるが、その裏ではコンビニの食料廃棄や渋滞によるCO2排気などの“無駄”が起きている。 そう言った資本主義の構造をメタ認知できた非常に面白い本でした。

Posted byブクログ

2015/03/23

無駄には三種類あるという。「ムダ」は自覚している無駄。無駄と感じていながら、ついついやってしまう。「むだ」は、最初は良かれと思ってやっていたが、結果的に無駄になってしまったようなもののこと。そして「無駄」は原因が本人にはなく、自分ではどうすることもできないもの。だから取り除くのが...

無駄には三種類あるという。「ムダ」は自覚している無駄。無駄と感じていながら、ついついやってしまう。「むだ」は、最初は良かれと思ってやっていたが、結果的に無駄になってしまったようなもののこと。そして「無駄」は原因が本人にはなく、自分ではどうすることもできないもの。だから取り除くのが難しい。無駄を取り除くには無駄が見えないといけない。無駄の見える可。プロセスを細かく分けることで無駄が見えるようにする。そしてそれを取り除く。著者は長年の渋滞研究の中から、「無駄」ということに興味を持ち「無駄学」にまで持ち上げてしまった。中身の大半はメーカーなどの生産現場での無駄取りにさかれている。どちらかと言うと経営学の本のよう(経営学の本なって読んだことないですが)。実は本書を読んでいると、まだまだ著者自信のことばになっていないところが多く、前作の「渋滞学」に比べると、読みやすいが内容の薄さが気になった。ただ、著者自身があとがきで言っているように、これからは科学者であろうと、遠慮せずもっと社会のこと経済のことなどにも口を出していくべきなのだと思う。本書がそういうきっかけになればよいと思う。「無駄を分類していくうちに、資本主義の今後を大きく左右する大問題にぶつかった」という前書きのことばで、即購入してしまったが、残念ながら最終章まで読んでも、今までにいろいろなところで読んできたような話が多く、「なるほど!」と思えるものはさほど多くなかった。ただ、仏教の考え方としての「幸せ=財÷欲望」というのは確かにそうだと思えた。

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2014/02/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

トヨタ生産方式の無駄とは「付加価値を生みださずに、原価のみを高める生産の諸要素」という定義であった これまでの方法は「押し込み生産」といい、前工程ができたら後工程にどんどん渡していく、というものだ 「引き取り生産」後工程が前工程に注文して、その注文が出来上がったら後工程の人が引き取っていく、というものだ 無駄を憎んで人を憎まず 

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2013/10/05

むだ、ムダ、あるいは無駄というキーワードで筆者の思索は展開していく。トヨタの無駄取りに始まり、社会におけるあらゆる無駄、前著 渋滞学との関連、そして資本主義経済における無駄へ。経済成長が見込めなくなりつつある現代、定常社会という概念が取りざたされるようになってきている。そこでは、...

むだ、ムダ、あるいは無駄というキーワードで筆者の思索は展開していく。トヨタの無駄取りに始まり、社会におけるあらゆる無駄、前著 渋滞学との関連、そして資本主義経済における無駄へ。経済成長が見込めなくなりつつある現代、定常社会という概念が取りざたされるようになってきている。そこでは、仏教経済学、かわりばんこ社会、利他主義のコミュニティなどが大切な考え方になるのだろう。 無駄を考えるとが、かくも興味深き思考展開だとは。

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2013/07/20

資本主義とは何ぞや。経済成長の行き着く先は? 最終的にそこまで考えてしまう無駄学。私達は、とても深刻な問題を抱えているということを実感しました。 工場での経験談だけでなく、実際の生活に根ざした話も多数含まれています。読んでいると、『足るを知る』という言葉を思い出しました。実生活に...

資本主義とは何ぞや。経済成長の行き着く先は? 最終的にそこまで考えてしまう無駄学。私達は、とても深刻な問題を抱えているということを実感しました。 工場での経験談だけでなく、実際の生活に根ざした話も多数含まれています。読んでいると、『足るを知る』という言葉を思い出しました。実生活にすぐ反映できそうな学問です。

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2012/08/21

「渋滞学」の西成教授の一冊。前著をビジネスや家庭のシーンに置き換えムダ取りというポイントでまとめてあるのでかなり面白く読み取ることができた。トヨタ生産方式が渋滞学とこうも関係してくるのか、と言う点も実に興味深いしきちんと学問として成り立っているところが魅力。メーカーの業務改善には...

「渋滞学」の西成教授の一冊。前著をビジネスや家庭のシーンに置き換えムダ取りというポイントでまとめてあるのでかなり面白く読み取ることができた。トヨタ生産方式が渋滞学とこうも関係してくるのか、と言う点も実に興味深いしきちんと学問として成り立っているところが魅力。メーカーの業務改善には非常に役立ちそうです。

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2012/06/17

「渋滞学」で有名な西成先生の本。世の中のあらゆる無駄を取り除くための提言をまとめている。適切な車間距離が渋滞を防ぐのと同様、個人レベルの譲り合いの精神が、結果的に社会の無駄を減らすことになると指摘する。渋滞学の話と違って、科学的な根拠はほとんど示されていないものの、著者がこれから...

「渋滞学」で有名な西成先生の本。世の中のあらゆる無駄を取り除くための提言をまとめている。適切な車間距離が渋滞を防ぐのと同様、個人レベルの譲り合いの精神が、結果的に社会の無駄を減らすことになると指摘する。渋滞学の話と違って、科学的な根拠はほとんど示されていないものの、著者がこれからこの分野を通じて社会貢献をしていくのだという意気込みが感じられる本。 昔書いたレビュー ・渋滞学 (新潮選書)  http://booklog.jp/users/asaitatsuya/archives/1/4106035707 ・クルマの渋滞 アリの行列 -渋滞学が教える「混雑」の真相- (知りたい!サイエンス)  http://booklog.jp/users/asaitatsuya/archives/1/4774131245

Posted byブクログ

2012/06/03

久々に内容の深い本でした。 「渋滞学」を未だ読んでおらずに読み進めましたが、 無駄をいかに定義するかが興味深く、日常生活にある無駄もすべて一つのルールを用いて説明されていることに感動。 実現できるか疑問に思う部分はあるものの、考え方として面白かったです。

Posted byブクログ