うそうそ の商品レビュー
短編集と思っていたら、しゃばけ以来の長編でした。 しかし、雰囲気は似ているようで違います。 なんというかキャラクター小説になってて 緊迫感があるはずのシーンも、すべてギャグに 思えてしまう感じ。 こちらがしゃばけの世界観に慣れてしまったのかな? 肝心のお比女ちゃんの悩みもなんと...
短編集と思っていたら、しゃばけ以来の長編でした。 しかし、雰囲気は似ているようで違います。 なんというかキャラクター小説になってて 緊迫感があるはずのシーンも、すべてギャグに 思えてしまう感じ。 こちらがしゃばけの世界観に慣れてしまったのかな? 肝心のお比女ちゃんの悩みもなんとなく 掴みきれないまま、表面をさっと撫でて終わった感じ。 新龍さんのエピソードも好きだけど、もう少し 何かが足りない感じ。 長編だからと期待しすぎたのかな。 でも変わらずの春の日差しと和菓子とお茶のような 世界観は心地よく、すいすい読める面白さでした。
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しゃばけシリーズ5作目。 箱根へ湯治。姫神様であるお比女ちゃん、守役の天狗、武士と朝顔。「自分とは?」悩める人々。 今回は長編。
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いつも死にそうな若旦那と、そばに使える妖に厄災が降りかかるお話。 若旦那は何も悪くないのにかわいそう(笑) 箱根に湯治に行っただけなのに、湯にもろくに入れず巻き込まれっぱなし(笑)
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お江戸の廻船問屋券薬種問屋 砂糖より甘く甘く育てられている、病弱な若だんな。 祖母が皮衣という大妖のため、その血をひいた若だんなは妖が見える。 愛くるしい鳴家、男前な屏風のぞきなど、個性にとんだ妖怪がたくさん出てくる 今回は初めて若だんながお江戸を出て箱根を旅する。湯治のつ...
お江戸の廻船問屋券薬種問屋 砂糖より甘く甘く育てられている、病弱な若だんな。 祖母が皮衣という大妖のため、その血をひいた若だんなは妖が見える。 愛くるしい鳴家、男前な屏風のぞきなど、個性にとんだ妖怪がたくさん出てくる 今回は初めて若だんながお江戸を出て箱根を旅する。湯治のつもりだったが、、、 いつもは短編だけど、一冊まるまる箱根三昧。おもしかった!
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鳴家の使い方がちょっとピクミンみたいで可愛くて笑う。 『「うるさい天狗は、腕の代わりに舌を切り落とすべきですな」 若だんながけなされたと思ったのか、仁吉が蒼天坊の口調を皮肉っぽく真似て言う。』 切った本人が言うというお茶目っぷり。 仁吉さん楽しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前回、前々回とは打って変わって一冊の長編番。各妖怪愛嬌があるが、何と言ってもレギュラーの家鳴りがまたまた活躍、その愛くるしい様も楽しめる今作。本編はというと、若だんなに対する二人の兄上たちの思いは確かに過度だが、どこの守りも同じなようで、今作のメインパーソン、比女様につく天狗たちも彼女のに対する極端な思いのせいで事件に巡り会うというもの。人間の思いはうつろなものだが、決して変わらないものもこの世にはあるのだろうか。最後に、武士たちの朝顔がどうなったか気になる。
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箱根旅行に行こうと思っていたところ地震騒ぎで取りやめたのでタイムリーというかなんというか。ある意味箱根観光ができたのか。無事落ち着いて今度行く時にもう一度読んでみたい。長編
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シリーズ第5作目にして、シリーズ初の長編。 ほかの短編集との違いを感じさせない、 テンポのよさとスピードで話がトントン前に進みます。 長編といえども、苦にならない読みやすさで、 このシリーズのウリとも言える やわらかく、程よく軽く、あたたかい雰囲気は 保たれています。 欲を言え...
シリーズ第5作目にして、シリーズ初の長編。 ほかの短編集との違いを感じさせない、 テンポのよさとスピードで話がトントン前に進みます。 長編といえども、苦にならない読みやすさで、 このシリーズのウリとも言える やわらかく、程よく軽く、あたたかい雰囲気は 保たれています。 欲を言えば、長編ならではの、シリーズ中の 進行を揺るがすような大事件なりキーマン参入を 期待したいところ。
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ちょうど箱根に観光行くときの帰り道に読み始めたら、さっき行ったばかりのところがたくさん出てきて非常にタイムリーに楽しめました!やっぱ長編も良いですね!
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これぐらい荒事あった方が妖なんですとわかりやすいので個人的には好きだけど、作風からはちょっと離れてるのかなあ。 と思ったけどやなりも頑張っていたのでいつものペースを崩しているわけでもないのだった。 よその妖怪の様子を見れると面白いな。
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