日暮らし(上) の商品レビュー
各編に連続性があるようでいて、中身はかなり独立しています。 葵さんの意外な一面を見たり、最初は主役級だと思っていた佐吉が完全に脇役だったり、お徳さんはどこへ行っても苦労が絶えなかったりと、2作目にしてシリーズとしての楽しみが出てきてなかなか良い感じです。
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平四郎以下大好きな面々は欠けることなく再登場です。そしてこのシリーズでは、弓之助、おでこは間違いなく成長してるし、お徳さんの料理もパワーアップ。食べてみたーい
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平四郎と弓之助やおでことの話だと、少しばかりやるせなくてもなんとか気持ちが戻るのに、お六の話はゾッとした(´-﹏-`;) 人はいつでも鬼になれるのね。ストーカーって太古の頃からいるんじゃないのか、もしかして。怖いよ〜。゚(゚´Д`゚)゚。
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おまえさんを読んで、ぼんくらのシリーズと気づく。これで筋が繋がった。弓之助の推理が相変わらず素晴らしい。
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前回読んだ「おまえさん」から遡っての「日暮らし」。 こういう読み方をすると、既に知っている人の過去に触れてる感覚になり、それを楽しみながら読んだ。 「おまえさん」が様々な形の男女の関係を描いていたのに対し、「日暮らし」は母と子のエピソードが強調されていたかな。 江戸時代なの...
前回読んだ「おまえさん」から遡っての「日暮らし」。 こういう読み方をすると、既に知っている人の過去に触れてる感覚になり、それを楽しみながら読んだ。 「おまえさん」が様々な形の男女の関係を描いていたのに対し、「日暮らし」は母と子のエピソードが強調されていたかな。 江戸時代なのに、美味しそうな食べ物の描写が所々で出てくるので、お徳の作る料理を食べてみたくなる。 大きく感情をゆさぶられる内容ではないので、気軽に読めるのがいい。人々の暖かさを感じたい人に、ぼんくらシリーズはおすすめかも。
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宮部みゆき氏の時代小説。ジャンルはミステリーだが、謎解きというより、各登場人物のキャラクターが浮き彫りになり味になる小説である。 登場人物が多いが、それぞれが魅力的に描かれている。ごく普通の人々が日々の生活を営む江戸で、事件が起こり、その犯人を探っていく。 最後に意外な犯人が見つ...
宮部みゆき氏の時代小説。ジャンルはミステリーだが、謎解きというより、各登場人物のキャラクターが浮き彫りになり味になる小説である。 登場人物が多いが、それぞれが魅力的に描かれている。ごく普通の人々が日々の生活を営む江戸で、事件が起こり、その犯人を探っていく。 最後に意外な犯人が見つかるが、それを暴く「仕掛け」的なものが現実味がないので、やや興ざめ。 宮部みゆきの小説は、現代物のほうが彼女にしか書けない作品が多いと思う。
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1月-13。4.0点。 ぼんくら続編。短編を紡いでいるが、長編。 前作の登場人物の短編が続く。 意外な一面を見せる、人物たち。 中巻が楽しみ。
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2015.1.再読。 ぼんくらシリーズ第二弾の序章。短篇4つのあっさりした読み口だが中〜下巻の長編につながる内容。 2014年に岸谷五朗主演で映像化したNHK『ぼんくら』は原作にかなり忠実だったのでドラマを見ただけの人もすんなり読めるはず。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
再読。『ぼんくら』続編、短編4つ。前シリーズのとにかくいろんな人がちょこっとずつ出てくるのだが、短いながらも変わらぬキャラ全開で、懐かしい人に再会した楽しさがある。「子盗り鬼」のストーカー孫八の自分勝手さな思い込みがコワイ。その退治方法が時代劇ならではでイイ。ここんとこ『ブレイブ・ストーリー』『ICO』とゲームっぽいファンタジーが続いていたので、ほっこりさせてもらいました。やっぱ宮部さんの時代物はいいね。
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ぼんくらの続編です。 相変わらずの素敵な登場人物たち^^ そしてぼんくらのように短編集ながらすべて繋がる、鮮やかな伏線回収! ぼんくらのお話を基盤としているのですが、もしこれがぼんくらを考える際からすべて考えられていたプロットだとしたらすごいなぁ、と思います。 合計5...
ぼんくらの続編です。 相変わらずの素敵な登場人物たち^^ そしてぼんくらのように短編集ながらすべて繋がる、鮮やかな伏線回収! ぼんくらのお話を基盤としているのですが、もしこれがぼんくらを考える際からすべて考えられていたプロットだとしたらすごいなぁ、と思います。 合計5冊の物語として考えてたとしたら、壮大だ! さー続き続き♪
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