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Presents の商品レビュー

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167件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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  5. 1つ

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2023/05/04

100冊ビブリオバトル@オンライン第17ゲームで紹介された本です。オンライン開催。 2020.08.22〜23

Posted byブクログ

2023/04/13

様々なプレゼントにまつわる短編集。 私はプレゼントと言うと、どうしても物などの形のあるものを思い浮かべてしまいます。 しかしこの小説を読んで、名前やぬいぐるみに込められた重さといった形のない気持ちのこもったプレゼントを受け取り、じんわりと温かい気持ちになりました✨ 形があろうが無...

様々なプレゼントにまつわる短編集。 私はプレゼントと言うと、どうしても物などの形のあるものを思い浮かべてしまいます。 しかしこの小説を読んで、名前やぬいぐるみに込められた重さといった形のない気持ちのこもったプレゼントを受け取り、じんわりと温かい気持ちになりました✨ 形があろうが無かろうが、プレゼントに込められている気持ちを考えなおすきっかけになりました。

Posted byブクログ

2023/03/12

ハズレなしの短編集でした! どの作品も温かさに溢れていて大好きなのですが、特に「名前」と「うに煎餅」が好きです。

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2023/02/25

女性が一生のうちにもらう贈りもの。それがこの本のテーマです。 表紙や挿絵を担当された、松尾たいこさんのあとがきを見てようやく気づいた。確かにそうだ。女性が産まれてから、亡くなるまでにもらうプレゼントの話なんだ。そんな短編が12話詰まった小説。角田光代さんの小説は比較的悲しく心が締...

女性が一生のうちにもらう贈りもの。それがこの本のテーマです。 表紙や挿絵を担当された、松尾たいこさんのあとがきを見てようやく気づいた。確かにそうだ。女性が産まれてから、亡くなるまでにもらうプレゼントの話なんだ。そんな短編が12話詰まった小説。角田光代さんの小説は比較的悲しく心が締め付けられるようなお話をよく読んできたが、この小説は少し悲しい部分も含みつつも心が暖かくなるお話たちだった。

Posted byブクログ

2023/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

角田光代×松尾たいこのタッグが贈る読者へのプレゼント。 表紙デザインからしてとても素敵な本。 角田さんの飄々とした、でも暖かいお話に松尾さんの彩り豊かなイラストがとてもマッチしている。 必ずしも場面に沿うイラストではないのに何故だか合っている。 “贈られたもの”をテーマに紡がれる12編の物語。全て主人公は女性で、生まれてから最期の時までの年齢順になっている事に後から気付いた。 必ずしもハッピーエンドとはいえないストーリーであっても読後心がふわっと暖かくなる。 『ランドセル』自分もなぜだか上手に生きられない子供だった。今も器用にやれてるとは言い難いけど、あの頃よりも手に入れたものはたくさんある。   『鍋セット』初めて親元を離れて暮らす娘に母がくれたもの。   『合い鍵』長く一緒にいた人を失う辛さ。でも最後に会う自分が綺麗な姿でよかった。   『ヴェール』主人公の結婚式に手縫いのヴェールを贈る友人たち。静かで埃っぽい教会の控室に彼女たちが訪れた途端パッと華やかになるようで好き。 『絵』息子が描いた家族の絵。これからも主人公は息子に当たってしまうかもしれない、息子はぐれるかもしれない。でも愛情があれば大丈夫と思う。しかしわざわざバラバラにする必要があるのか。   『ぬいぐるみ』嫁にゆく娘と、離婚を決めた夫婦。娘からの贈り物に懐かしく不思議な重みを憶える母。良作。 『涙』主人公が今まの人生で贈ったもの、そして最後に贈られるもの。 特に好きだと思う話を抜粋すると半分以上あった。 やはり手放すのはやめておこうか。

Posted byブクログ

2023/02/04

私の大好きな大切な本。表紙が綺麗だからという理由で図書室で手に取りページを開いてとにかくのめり込んだ。文章の無駄のなさ、言葉選びの美しさ、本当に全てが完璧だと思った。何度読んでも美しい。6年たった今でも読み返す。どの話においてもその様子や人の顔、家の中や匂いまで全てが想像出来る。...

私の大好きな大切な本。表紙が綺麗だからという理由で図書室で手に取りページを開いてとにかくのめり込んだ。文章の無駄のなさ、言葉選びの美しさ、本当に全てが完璧だと思った。何度読んでも美しい。6年たった今でも読み返す。どの話においてもその様子や人の顔、家の中や匂いまで全てが想像出来る。挿絵が抽象的で更に想像をかき立てられる。きっといくつになっても手放すことはないだろうと思う1冊。

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2021/11/20

形の有無に関わらず、それによってもたらされた経験そのものがプレゼントの本質なのかもしれないと思った。そもそも人生そのものが両親からのプレゼント。 後書きの「人は贈るより、つねに贈られる方が多い」に、はっとさせられた。

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2021/10/11

贈り物がテーマの短編集 贈り物は物品だけでなく、名前、体験、経験、記憶などの場合も 両親がつけた自分の名前、ランドセルの象徴するもの、引っ越しのときに母親が買ってくれた鍋セット、友人たちの手作りヴェール、子供の書いた絵、家族の作ってくれた料理 等々 贈り物の他にも、親子や夫...

贈り物がテーマの短編集 贈り物は物品だけでなく、名前、体験、経験、記憶などの場合も 両親がつけた自分の名前、ランドセルの象徴するもの、引っ越しのときに母親が買ってくれた鍋セット、友人たちの手作りヴェール、子供の書いた絵、家族の作ってくれた料理 等々 贈り物の他にも、親子や夫婦など家族も共通点なのか?と思ったけど、「女性が一生の中で贈られるもの」がテーマらしい 言われてみればさもありなん 短編の構成として、生まれてはじめての両親からのプレゼントとしての名前で始まり、人生の最後にも残るものとしての名前で終わる構成は好き 全体の大きな流れとして、人生のステージの順になっているようにも思える 個人的に共感したのは、鍋セットと娘の結婚を機に離婚を決意した夫婦かな 一人暮らしをし始めてからずっと使っているもの 僕の場合は鍋セットではなく包丁 他にずっと学生のときから同じものはないかな ヘンケルスの普通の包丁なんだけど、20年以上使っているものなので、自分の手に馴染んでるんですよね 離婚を決めた夫婦に関しては、娘の言葉と母親の両方に思い当たる節がある 僕自身、結婚式で両親に育ててくれた感謝と自分もそんな家庭を作りたいという挨拶をしたので、娘の方の気持ちがよくわかる それと同時に、僕は離婚してしまった方なので、自分の娘に対しての申し訳無さもあるんだよね 読者の経験によって、どの話に共感するかは結構違ってそうですねぇ あと、ちょっとしたツッコミを入れるとするなら 小学校で、家族をテーマに靴の絵を描いたからって親を呼び出すか?という疑問がある もしそんな事で毎回呼び出されるんだとしたら、僕の場合は担任に対して塩対応の親になってるな

Posted byブクログ

2021/10/03

家族をしていてやりきれない事やそんな中でも日々の幸せを感じられる時が描かれている。 まーいっかと曖昧に思うことや後少しだけやってみるかで、上手くいくかは分からないけれども人と暮らすってそういう事かなと思わせられる。 また、松尾たいこさんの絵がとても素敵な本。

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2021/07/27

小中学生の時に表紙と題名に惹かれて買った本。女性が一生のうちにもらうプレゼント(形あるものだけではない)に纏わる短編集。風景の表現が鮮やかかつ分かりやすい、夕焼けに照らされる木々を『金粉をふりかけられたように〜…』って表現したりしている。どの話も良いけどランドセルの話が一番好き。...

小中学生の時に表紙と題名に惹かれて買った本。女性が一生のうちにもらうプレゼント(形あるものだけではない)に纏わる短編集。風景の表現が鮮やかかつ分かりやすい、夕焼けに照らされる木々を『金粉をふりかけられたように〜…』って表現したりしている。どの話も良いけどランドセルの話が一番好き。ランドセル貰った当時はなんでも入る!私の全財産(ぬいぐるみとか本とか)余裕で入る!何かあってもランドセルに大事な物詰めて逃げれば生きれる!って思ってたのに大人になってよく考えたらランドセルって一泊旅行の荷物すら入らないよね、当時の身軽さにビックリしちゃう。そんな「分かる〜」って懐かしい気持ちになったり「これから先こんなプレゼントが待ってるかも!」って思えるお気に入りの1冊。

Posted byブクログ