1,800円以上の注文で送料無料

日本の賃金 の商品レビュー

2.7

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/12/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

そもそも人事コンサルタント的な商売というのは労働者の立場からすると信用できるものではないので、この著者もその肩書きだけで話半分なわけだが、それはそれとして、昨今の成果主義見直し論を意識して、彼らがどの辺りを落としどころと考えているかは非常に良くわかり参考になる。理想は会社によって異なるなどといいながら、年功的賃金体系には絶対に戻したくないという心の叫びが聞こえてくるようで微笑ましい。 しかし、経営者に対して「こうして人件費を浮かしましょう」と提案する商売の人間が書く書物に「日本の賃金」なる大上段に振りかぶったタイトルをかぶせるセンス、出版社としてどうかと思う。

Posted byブクログ

2013/07/30

主に総論になり、突っ込んだものではなく期待した内容とは違った。企業別や業種別など具体例をもっと示して欲しかった。

Posted byブクログ

2014/10/27

[ 内容 ] 長引く不況下で多くの企業により導入された「成果主義賃金」。 米国流のこの制度は数々の深刻な問題を引き起こし激しい批判にさらされた。 だが他方で、賃金水準の低い海外企業との競争に勝ち抜かねばならない日本企業が、従来の「年功序列賃金」を再び採用することもまた非現実的なプ...

[ 内容 ] 長引く不況下で多くの企業により導入された「成果主義賃金」。 米国流のこの制度は数々の深刻な問題を引き起こし激しい批判にさらされた。 だが他方で、賃金水準の低い海外企業との競争に勝ち抜かねばならない日本企業が、従来の「年功序列賃金」を再び採用することもまた非現実的なプランだ。 では、私たちがとるべき進路はどこにあるのか。 本書では、日本の賃金制度が、時代の変遷とともにどのような推移をたどったのかを明快に分析し、「高付加価値経営」実現のための組織・人材づくりに最適な、日本型「能力・成果主義」を提案する。 [ 目次 ] 1 日本の賃金の歴史 2 日本の賃金が抱えている問題点は何か 3 日本の企業に望ましい賃金制度とは 4 基本給は今後どう変わるのか 5 諸手当の整理・縮小は今後も進む一方か 6 賞与の格差は今後いっそう広がるのか 7 退職金制度は将来どうなるか [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2010/01/07

年功序列主義、能力主義、成果主義のどれかひとつに傾注するのは、どうかと思った。それぞれ良いところがあり、悪いところもある。年功序列といった時代でも、能力、成果を全く無視していたわけでなく、成果主義といったところで、年功や能力を無視することはできない。

Posted byブクログ

2009/10/07

長引く不況下で多くの企業により導入された「成果主義賃金」。米国流のこの制度は数々の深刻な問題を引き起こし激しい批判にさらされた。だが他方で、賃金水準の低い海外企業との競争に勝ち抜かねばならない日本企業が、従来の「年功序列賃金」を再び採用することもまた非現実的なプランだ。では、私た...

長引く不況下で多くの企業により導入された「成果主義賃金」。米国流のこの制度は数々の深刻な問題を引き起こし激しい批判にさらされた。だが他方で、賃金水準の低い海外企業との競争に勝ち抜かねばならない日本企業が、従来の「年功序列賃金」を再び採用することもまた非現実的なプランだ。では、私たちがとるべき進路はどこにあるのか。本書では、日本の賃金制度が、時代の変遷とともにどのような推移をたどったのかを明快に分析し、「高付加価値経営」実現のための組織・人材づくりに最適な、日本型「能力・成果主義」を提案する。

Posted byブクログ

2009/10/07

 日本の賃金体系が年功序列から成果主義にシフトした後、それがうまくいかないことが露呈しているのが現在の状態、という認識のもと、日本の賃金システムがどう変遷してきたかを解説しています。  賃金が労働の対価に過ぎないなら、単に会社と労働者が1対1で契約して支払われるだけとなります。...

 日本の賃金体系が年功序列から成果主義にシフトした後、それがうまくいかないことが露呈しているのが現在の状態、という認識のもと、日本の賃金システムがどう変遷してきたかを解説しています。  賃金が労働の対価に過ぎないなら、単に会社と労働者が1対1で契約して支払われるだけとなります。しかし、賃金の決め方が会社の業績を上げる手段となるなら、成果以外に考慮すべき要素がたくさんあるわけです。  所々に著者の主張も含まれてはいますが、全体としては抑えた論調での解説に徹した記述となっています。賃金とは何かを考えるための基礎として読んでおくと良い一冊だと思います。

Posted byブクログ