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シャイロックの子供たち の商品レビュー

3.8

531件のお客様レビュー

  1. 5つ

    94

  2. 4つ

    209

  3. 3つ

    167

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    1

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2023/12/21

シャイロックってどういう意味なんだろう?最後まで読んできになった。シェークスピアの戯曲『ヴェニスの商人』のユダヤ人高利貸しシャイロックの意思を継ぐ者たち、という意味で「銀行員」のことを指している。だそうだ。短編は銀行の厳しさ、その家庭を取り上げており、殺人に繋がるのは最後の方で、...

シャイロックってどういう意味なんだろう?最後まで読んできになった。シェークスピアの戯曲『ヴェニスの商人』のユダヤ人高利貸しシャイロックの意思を継ぐ者たち、という意味で「銀行員」のことを指している。だそうだ。短編は銀行の厳しさ、その家庭を取り上げており、殺人に繋がるのは最後の方で、登場人物も多い。映画化されているので、関係図も先に知ることができたが、主要な人がどれなのか?わからなかった。映画も見てみたい。映画ならもっと殺人にクローズアップされていると思うから。池井戸潤はやはり昔銀行員だったようだ。今の人間社会での生き方にあったサスペンスだと思う。読みやすさで言うと、登場人物がたくさんいて話が飛んでしまうので、それほど読みやすいとは言えないが、銀行という仕事、職場がわかり良かったと思う

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2023/12/20

章ごとに人物が変わるので、あまり感情移入ができなかった。しかも最初に出てくる人が最悪で。 ぇ、この人のストーリーなの?イヤだ。と思ってしまった。 銀行員さんの見る目が変わった。組織って中に入らないと見えないことが多い。 誰も救われなかったような… でも面白かった。

Posted byブクログ

2023/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろかった★ 友人に薦める★ 銀行が舞台★ スラスラ読めた★ また読みたい☆ 銀行系好き。 主人公変わる系も好き。 結局のところ 銀行からなくなったお金を穴埋めしていく話。

Posted byブクログ

2023/12/14

期待した通りの池井戸ワールドでした。 短編集かと思わせて、実はそれぞれが関連する一つの長編ミステリになっているのが面白い。 私自身、バブル期に銀行に入ったので、小説中の色々な場面で当時自分が勤務してた職場の風景を舞台に物語を進めてしまい、つい当時あんなことあったなあ、なんて思い出...

期待した通りの池井戸ワールドでした。 短編集かと思わせて、実はそれぞれが関連する一つの長編ミステリになっているのが面白い。 私自身、バブル期に銀行に入ったので、小説中の色々な場面で当時自分が勤務してた職場の風景を舞台に物語を進めてしまい、つい当時あんなことあったなあ、なんて思い出に頭が横道に外れてしまったり…。 意外な展開もあり、楽しめました。

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2023/12/22

後半、ちょっと難しかった。 第三話の、みにくいアヒルの子が好き(〃^ー^〃) 第二話 傷心家族 「心のゆとりもなければ、経済的なゆとりもない」 大丈夫じゃないのに「大丈夫」と言っちゃうこと、できないのに「できる」と言っちゃうことがあかんのやと思った。でも、結果良かった!ひたむき...

後半、ちょっと難しかった。 第三話の、みにくいアヒルの子が好き(〃^ー^〃) 第二話 傷心家族 「心のゆとりもなければ、経済的なゆとりもない」 大丈夫じゃないのに「大丈夫」と言っちゃうこと、できないのに「できる」と言っちゃうことがあかんのやと思った。でも、結果良かった!ひたむきに自分のため家族のために頑張ったはる姿勢が報われたんやな☆ 第六話 キンセラの季節 「人生には様々な岐路がある。だが、それに気づくのはいつも後からだ」 「全てを自然に、あるがままに受け入れ、自分がすべきことをやり通す。結果はあくまでついてくるものだ。最初から評価を考えて仕事はしない」 第八話 下町蜃気楼 「出世とか昇格とか、そんなものとは無縁の人間たちほど、魅力的で温かい」 第九話 ヒーローの食卓 「負け犬は最初から負け犬なのではなく、負け犬だと思ったときから負け犬になる」 第十話 晴子の夏 「会えないのと会わないのは違うわ」

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2023/12/10

短編集型だが、東京第一銀行長原支店を舞台として、一つの事件が進行していく。 基本的には出世や金に欲をだす銀行員たちの絶望感に満ちたストーリー。 人々は強欲のなかで、事件に巻き込まれ、破滅の道を辿っていく。 ミステリー感もあり、非常に面白く読めた。 が、最後は爽快というより謎を残し...

短編集型だが、東京第一銀行長原支店を舞台として、一つの事件が進行していく。 基本的には出世や金に欲をだす銀行員たちの絶望感に満ちたストーリー。 人々は強欲のなかで、事件に巻き込まれ、破滅の道を辿っていく。 ミステリー感もあり、非常に面白く読めた。 が、最後は爽快というより謎を残した結末になっていて、ややモヤッとした感触が残った。

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2023/11/12

私には話の展開が少々早すぎた。いつものわくわく感はもちろんあるが、最後は突然終わった感じのする作品であった。

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2023/11/05

池井戸潤ファンには堪らない作品だと思います。 中盤位からもう止まりませんでした。最後まで一気読みです。 どうしようもない銀行でのイザコザ。組織に揉まれて現実に飲まれていく。考え方は誰しもが同じではない。見てくれだけでは人はわからない。色んな見方ができる小説でした。 映画ではどのよ...

池井戸潤ファンには堪らない作品だと思います。 中盤位からもう止まりませんでした。最後まで一気読みです。 どうしようもない銀行でのイザコザ。組織に揉まれて現実に飲まれていく。考え方は誰しもが同じではない。見てくれだけでは人はわからない。色んな見方ができる小説でした。 映画ではどのように表現されたのか、まだ観てないので楽しみです。

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2023/11/04

池井戸潤さんの作品として初めて読みました。半沢直樹のドラマを見たことがあり同じ原作者であるということは知っていましたが、まだ小説を読み慣れていない私には少し難しく感じました。銀行についての知識も半沢直樹を見ていたので何とか理解できたレベルで、後半に展開されていく謎を考える余力が足...

池井戸潤さんの作品として初めて読みました。半沢直樹のドラマを見たことがあり同じ原作者であるということは知っていましたが、まだ小説を読み慣れていない私には少し難しく感じました。銀行についての知識も半沢直樹を見ていたので何とか理解できたレベルで、後半に展開されていく謎を考える余力が足りませんでした。しかしその程度にしか読み取れていない中でも時折心揺さぶられるシーンがあったことから、小説に読み慣れていたらもっとのめり込んで面白かったんだろうなといった布石は感じることができました。また別の作品で池井戸潤さんの作品にトライしたいと思いました。

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2023/11/04

メガバンクの支店にまつわるお話。短編で構成されてるけど1本の流れとして読めます。ドラマ、映画と見たうえで原作を読みました。映像作品では省かれていたキャラクターの内面やバックグラウンドが見えてよかったです。個人的にはドラマ版の結末が一番好きですが、原作や映画の謎の残る終わり方も好き...

メガバンクの支店にまつわるお話。短編で構成されてるけど1本の流れとして読めます。ドラマ、映画と見たうえで原作を読みました。映像作品では省かれていたキャラクターの内面やバックグラウンドが見えてよかったです。個人的にはドラマ版の結末が一番好きですが、原作や映画の謎の残る終わり方も好き。

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