シャイロックの子供たち の商品レビュー
子どもの日に読了。子どもが活躍する話でなく、 社会の荒波に揉まれた大人の世界でのお話。 主役は東京第一銀行の長原支店で働く銀行員たち。 全10章すべて、異なる人物の視点で進行する。 物語序盤は、理不尽なノルマに直面しながらも、 己の出世のため、家族のために働く労働者たちの 短編...
子どもの日に読了。子どもが活躍する話でなく、 社会の荒波に揉まれた大人の世界でのお話。 主役は東京第一銀行の長原支店で働く銀行員たち。 全10章すべて、異なる人物の視点で進行する。 物語序盤は、理不尽なノルマに直面しながらも、 己の出世のため、家族のために働く労働者たちの 短編集かと思っていたら、ある事件をキッカケに、段々とミステリーになっていくという面白さ。 個人的にも、初の池井戸潤作品。 登場人物が多く個性的で、まるで自分もその職場にいるような感覚になりながら、夢中で読めました。 遠藤さんの話が、哀しくも笑っちゃいました。 映画も観ましたが、原作と色々異なっていながら、原作よりも救いがあるような最後で良かったです。
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動画で見た 銀行内で起こる不正 その不正、自分1人が起こしたものだと思っていたら実は組織の上からはめられていたという事実 それを暴こうと動き出す西本 だが、その西本をもシャイロックの1人となってしまう 連鎖が起こる人の弱さを思う
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私自身が銀行で勤めていたので、全ての登場人物の現状が起こり得ることであってハッとさせられました。 ミステリーとしても楽しめたし、家族をもっと大切にしたいなと思える1冊でした。
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あまりハマらなかった、というか難しすぎた。 登場人物の仕事面と家庭面が詳しく描写されてて人物としてはわかりやすいけど、人物が多いのと話数も多く、誰が誰だか覚えられなかった。後半は各話のつながりが見えてくるけど、前の話がどんな話だったかうろ覚えで本質の面白さには気づけなかったという...
あまりハマらなかった、というか難しすぎた。 登場人物の仕事面と家庭面が詳しく描写されてて人物としてはわかりやすいけど、人物が多いのと話数も多く、誰が誰だか覚えられなかった。後半は各話のつながりが見えてくるけど、前の話がどんな話だったかうろ覚えで本質の面白さには気づけなかったという印象。読むのも時間がかかった。
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いくつかの短編が一本のミステリになっていました。最後まで気が抜けないストーリーです。 会社員の顔と、家庭の顔、その違いに切なくなります。
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ドラマと映画を見て、1番印象に残ってる西木の結末が違っていたので、答え合わせのために読んだ。 それにしても、登場人物のなんと多いことよ。 記憶力があまり良い方でない私は、ドラマと映画を思い出しながら辛うじて「あ、あの人のことか」と理解できたが、そうでなかったら頭こんがらがってたな...
ドラマと映画を見て、1番印象に残ってる西木の結末が違っていたので、答え合わせのために読んだ。 それにしても、登場人物のなんと多いことよ。 記憶力があまり良い方でない私は、ドラマと映画を思い出しながら辛うじて「あ、あの人のことか」と理解できたが、そうでなかったら頭こんがらがってたな。 章ごとに主人公が変わるから、西木(ドラマや映画では主役っぽい)とどう関わってくるのか考えたりもしたが、最終的には一人一人の背景を知るのが面白かった。 肝心の答え合わせは……ドラマの方が7割型原作通りっていう印象だったな。どちらも面白かったけど。
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映画を見てからおよそ1年、本屋で原作を見かけ、一気に読み終えました。 映画とは違うと聞いていたので、どう展開していくのかわからず、楽しめました。 他の池井戸作品も読んでみたいと思います。
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銀行員に限らず、サラリーマンには「会社で働く顔」と「家での顔(父親の顔)」の2つがある。 道を踏み外していく銀行員の話には、胸に苦々しく迫るものがあったが、家族や子供のために出世したいという気持ちには、少し同情を覚えるものもあった。 私は働き始めて1年目だが、きっとどこかで甘い...
銀行員に限らず、サラリーマンには「会社で働く顔」と「家での顔(父親の顔)」の2つがある。 道を踏み外していく銀行員の話には、胸に苦々しく迫るものがあったが、家族や子供のために出世したいという気持ちには、少し同情を覚えるものもあった。 私は働き始めて1年目だが、きっとどこかで甘い誘惑に出会うこともあると思う。その時はこの小説の彼らを思い出して、大切な人に恥じない決断をしようと心に決めた。
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初池井戸潤作品 連作と気付かずに読み進めて途中で気づく笑 パワハラ描写がけっこうキツいので時代を感じる 銀行員ヤバい人ばっかりの中で女性は悪し様に書かれてはいないけど、それだけ扱いが軽いんだろうなと読めてしまった 最後はなるほどね、とニヤリ
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Amazonオーディブルで聴いた。 映画は見てない。 理不尽上司に詰められる、みたいなの、文字で読むのは平気でも、音で聴くとしんどいな〜。 池井戸潤、最後が尻切れで終わること多い? もう少し最後しっかり描き切ってほしい。 「七つの会議」的な、そのうちひとつの流れになる連作短編...
Amazonオーディブルで聴いた。 映画は見てない。 理不尽上司に詰められる、みたいなの、文字で読むのは平気でも、音で聴くとしんどいな〜。 池井戸潤、最後が尻切れで終わること多い? もう少し最後しっかり描き切ってほしい。 「七つの会議」的な、そのうちひとつの流れになる連作短編集。 池井戸潤を読んでると、自分がもし銀行員だったら、給与口座は自行でやむを得ないとしても、絶対に他行に口座を作って、そちらをメインで使うと思う。 何かあるとすぐに自行の人間に口座を見られるの嫌じゃん。
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