正直書評。 の商品レビュー
図書館で。 ベルカの人と、カシマヤーとシャングリラの人をすごい褒めていたのと、ああこのベストセラーおもんなかったよねってのを酷評していたので合うかも、と金の斧をリストにしてみました。 それにしても書評家ってスゴイたくさん本読んでるんだなぁ。そして自分に合わないと思ってもせめて読...
図書館で。 ベルカの人と、カシマヤーとシャングリラの人をすごい褒めていたのと、ああこのベストセラーおもんなかったよねってのを酷評していたので合うかも、と金の斧をリストにしてみました。 それにしても書評家ってスゴイたくさん本読んでるんだなぁ。そして自分に合わないと思ってもせめて読み通さないとイカンのだから大変な職業だな、と思いました。ま、楽な仕事なんて無いって事なんだろうなぁ。
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こうやって色分けしてもらえると、読む本の目星がつけやすくて有難いです。とはいえ、書評の内容を読めば、どの斧かは一目瞭然ですが。この中で、物語自身の内容というより、それをどう表現するかの部分に惹かれる、見たいなことを書かれていたけど、そしてそれは、他の著書を読んでもうかがい知れるこ...
こうやって色分けしてもらえると、読む本の目星がつけやすくて有難いです。とはいえ、書評の内容を読めば、どの斧かは一目瞭然ですが。この中で、物語自身の内容というより、それをどう表現するかの部分に惹かれる、見たいなことを書かれていたけど、そしてそれは、他の著書を読んでもうかがい知れることではあるのだけど、自分はまだ、なかなかその境地には達していないなぁ、と改めて思いました。
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「『正直書評』ってかなり挑発的なタイトルですよね。まるでほかの書評が嘘ついているみたいな」。社長の文章は堅苦しくない、ズバッとした物言いだ。だから、読んでいて気持ちが良い。 ここで紹介された本(気になった本をチェックしていたら、結構な量に)を読んで、どう思うかが、もちろん重要なの...
「『正直書評』ってかなり挑発的なタイトルですよね。まるでほかの書評が嘘ついているみたいな」。社長の文章は堅苦しくない、ズバッとした物言いだ。だから、読んでいて気持ちが良い。 ここで紹介された本(気になった本をチェックしていたら、結構な量に)を読んで、どう思うかが、もちろん重要なのだろうが、ここでは個人的になるほどと思った箇所を忘備録として。 「おもしろい海外小説と出合うには訳者で選べ」たとえば「一部を挙げると、柴田元幸、青木純子、若島正、大森望、柳下毅一郎、鴻巣友季子、芳川芳明、黒原敏行、志村正雄、風間賢二、岸本佐知子」だ。
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いろんなジャンルの小説の書評集。 「はじめに」を読んで、 堂々と作家の名前を出してここまで批判していいのか?と のっけからぶっ飛んだ。 面白くない小説は、 歯に衣着せぬ論調でバッサバッサと斬り捨てて行く。 ここまで書けばただでは済まないだろうに。 その潔さが実にカッコイイ。 も...
いろんなジャンルの小説の書評集。 「はじめに」を読んで、 堂々と作家の名前を出してここまで批判していいのか?と のっけからぶっ飛んだ。 面白くない小説は、 歯に衣着せぬ論調でバッサバッサと斬り捨てて行く。 ここまで書けばただでは済まないだろうに。 その潔さが実にカッコイイ。 もちろん面白いものは手放しで褒めている。 豊崎さんの著書を初めて読んだが、 この人のすごい所はベテランから新人作家や翻訳本、 果てはケータイ小説まで網羅しているところだ。 読む前からつまらないとわかっているものを読むのは いくら仕事とはいえ苦行以外の何物でもないだろう。 2回にわたって書かれている「愛の流刑地」は爆笑必至。 すっかり読んだ気になりました。
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なんでブックをガイドするブックなんか読まなきゃいけないの、読まなきゃいけないブックがそもそもいっぱいあるのに! といつも思ってしまう。 そう思いながら読んでまたもや欲しいものリストを肥え太らせるのでした。
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潔い。割り切ってる。 あくまでも一般のおばさんを装って書かれているが、実際は文学に関して知識が豊富で見識もある女性。そのため、口語体の文章でも、専門的な言葉や普段使わないような単語のオンパレードで、やや読みづらい。しょせん、私も低レベルな読者かなと思わせられる。豊崎さんは、読者に...
潔い。割り切ってる。 あくまでも一般のおばさんを装って書かれているが、実際は文学に関して知識が豊富で見識もある女性。そのため、口語体の文章でも、専門的な言葉や普段使わないような単語のオンパレードで、やや読みづらい。しょせん、私も低レベルな読者かなと思わせられる。豊崎さんは、読者にも高いレベルを要求している。低俗な本で満足しているような読者は相手にしていない。 鉄の評価を下すにも、誠実さを持ってその本を丁寧に読み解いている姿勢には感服。容赦ない酷評っぷりだけれど、実はこの人、渡辺氏や石原氏のことを案外好きなのでは?と思わずにいられない。嫌いだったら、読まなければいいのに、真っ先に読んでは他の本よりもページをさいて書評している。愛情の裏返し?
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"書評者"としての心意気に溢れた一冊。本への愛情はもちろん、評を書くことに対する覚悟もかいま見える。酷評されている本でさえ読んでみたいと思わせるのはさすが。紹介されている本を4冊ほど購入してしまった。 http://mylovelybooks.jugem.j...
"書評者"としての心意気に溢れた一冊。本への愛情はもちろん、評を書くことに対する覚悟もかいま見える。酷評されている本でさえ読んでみたいと思わせるのはさすが。紹介されている本を4冊ほど購入してしまった。 http://mylovelybooks.jugem.jp/?eid=408
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TVブロスで連載されていた(いる?)書評をまとめたもの。 豊崎由美の偏愛たっぷりな書評でおもしろかった。翻訳ものは苦手でほとんどわからなかったけど日本人作家ものはへーと思ったり共感したり意外に思ったり。文学賞メッタ切りも読みたい。 ケータイ小説をばっさり切っていたのには非常にすっ...
TVブロスで連載されていた(いる?)書評をまとめたもの。 豊崎由美の偏愛たっぷりな書評でおもしろかった。翻訳ものは苦手でほとんどわからなかったけど日本人作家ものはへーと思ったり共感したり意外に思ったり。文学賞メッタ切りも読みたい。 ケータイ小説をばっさり切っていたのには非常にすっきり。でもああいうのが売れたんだからまったくどういう人が読んでるんだろうと思うけど。
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石井光太さんのイスラームの世界の本に圧倒されて、日本の小説は暫く読む気にならんなぁ・・・と思いつつ読み始めたら、 あっという間に読書欲を取り戻させてくれました。 豊崎さんすごい!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
11057 2004~8年テレビブロス連載 金銀鉄の斧にランク分け 鉄・・・渡辺淳一 石原慎太郎(袋とじ・「課外授業ようこそ先輩」) 再読→2017
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