手話知らんですんません の商品レビュー
手話学習歴数年の新参者である私にとって、小出新一さんといえば、「えらい人」「上の方の立場の人」という漠然としたイメージしかありませんでした……と、ここまで書いて、『母 高田タツ物語』の感想で高田英一さんについても同じことを書いていたわ!と思い出しました。表現力の乏しさよ。 しか...
手話学習歴数年の新参者である私にとって、小出新一さんといえば、「えらい人」「上の方の立場の人」という漠然としたイメージしかありませんでした……と、ここまで書いて、『母 高田タツ物語』の感想で高田英一さんについても同じことを書いていたわ!と思い出しました。表現力の乏しさよ。 しかしこちらでは、冒頭数ページでいきなりイメージが粉砕されました。「たまたま先輩に」誘われて手話通訳の道へ進む決心をし、初めて手話と出会う(1971年)→1週間の通訳養成特訓講座(内容はかなりナゾ)、その他いろいろあって、ろうあセンターに手話通訳者として採用される(1972年3月)という、怒涛の展開。 その後もチャレンジと失敗を繰り返し、パイオニアとして歩まれてきた道が笑いあり涙ありでつづられています。手話通訳制度黎明期のたいへんさがわかり、今の時代に手話通訳に関わっていられることを嬉しく有難く思いました。まだまだ道半ばであることもわかってはおりますが……。
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聾唖者も手話も全く知らなかった筆者が、体当たりで手話通訳の免許を取得。 市の手話通訳職員となるが、それからのほうがずっと大変だった体験談。 聾唖者の生活・悩み・求めるもの、そんなことが少しこれを読むことで理解できたかも。 手話がんばろうって改めて思えた。
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