聖女の救済 の商品レビュー
ガリレオシリーズの長編作品。 短編集『ガリレオの苦悩』と同時刊行されたもので、同様にドラマオリジナルのキャラが出てきます。
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ガリレオシリーズの長編2作目。容疑者X〜と違って今回は感涙はしなかったものの、決して劣ることはない良作だったと思います。 何かね、容疑者X〜とはベクトルが違うんですが、それでも相変わらず大胆な発想に驚かされました。これは、すごい…… ああでも、長編の割りに登場人物にそれ程愛着が湧...
ガリレオシリーズの長編2作目。容疑者X〜と違って今回は感涙はしなかったものの、決して劣ることはない良作だったと思います。 何かね、容疑者X〜とはベクトルが違うんですが、それでも相変わらず大胆な発想に驚かされました。これは、すごい…… ああでも、長編の割りに登場人物にそれ程愛着が湧かなかった。石神レベルには行かなかったなぁ。泣けなかったのは、そんな理由もあるかもしれません。
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やはり長編は読みごたえがありますね。 聖女の救済、そのタイトルの意味が最後にわかり、なるほどと頷けます。 今回のトリックはかなり予想外でした。 湯川はなんだか福山さんのイメージに近づいてきた気が・・・笑
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“救済”は納得。でも“聖女”?? xの献身の映画版を見て、商業作戦?にまんまと引っかかり、xの献身2を期待して手に取った。結論から言えば、期待しすぎた。 淡々とどこか味気なく進む東野作品に、湯川という個性派キャラクターが存在することで非常にバランスの良い作品として展開されていった...
“救済”は納得。でも“聖女”?? xの献身の映画版を見て、商業作戦?にまんまと引っかかり、xの献身2を期待して手に取った。結論から言えば、期待しすぎた。 淡々とどこか味気なく進む東野作品に、湯川という個性派キャラクターが存在することで非常にバランスの良い作品として展開されていった。 内海というキャラクターも映画版とは異なり、知的で品があり、今回の作品を引き立てていた。(柴咲は柴咲でまた、違った良さというか。) ストーリー展開もページがスルスルと進んでいき、文句なし。 なら、何が期待はずれとさせたのかといえば、トリックと動機だろうな。 xに比べると毒殺と地味であるし、二転三転するよう色々と仕込んであってさすがだと思うんだけれど、結局地味なんだよな。 動機もどこかで聞いたことあるようなものだし、xの献身の泣かせ部分がまるで無かった。むしろ、そこまで盛り上げといてこんなんじゃもったいないだろと感じてしまった。 面白かったよ、普通に。でも、こんなんじゃ響かないだろ。 もったいないね。 (2008.11.11)
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ドラマであまりにもメジャーになりすぎたのか。 内海とガリレオ先生、草薙。 当たり前のようにぽんと登場して人物像の記述がすっかり省かれてしまっている。綾音までも。 ドラマの俳優のイメージを描くことを当たり前のように強要されている気がして、 なんだか精彩を欠いた印象。 ドラマの脚...
ドラマであまりにもメジャーになりすぎたのか。 内海とガリレオ先生、草薙。 当たり前のようにぽんと登場して人物像の記述がすっかり省かれてしまっている。綾音までも。 ドラマの俳優のイメージを描くことを当たり前のように強要されている気がして、 なんだか精彩を欠いた印象。 ドラマの脚本を読んでいるような気分だった。
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P211〜P212 「恐竜の化石といえば骨だろうと君はいったが、その思い込みにこそ重大な落とし穴が潜んでいる。それにより多くの古生物学者たちは、貴重な資料を大量に無駄にしてしまったんだ」 ・・・・・・ 「穴を掘っていったら恐竜の骨が見つかった。学者たちは喜び勇んで掘り出す。骨につ...
P211〜P212 「恐竜の化石といえば骨だろうと君はいったが、その思い込みにこそ重大な落とし穴が潜んでいる。それにより多くの古生物学者たちは、貴重な資料を大量に無駄にしてしまったんだ」 ・・・・・・ 「穴を掘っていったら恐竜の骨が見つかった。学者たちは喜び勇んで掘り出す。骨についた土をすべて奇麗に取り除き、巨大な恐竜の骸骨を作り上げる。・・・・・・だけど彼らは大きな過ちを犯していた。2000年、ある研究グループが、掘り出した化石の土を取り除かず、そのままCTスキャンし、内部構造を三次元画像にすることを試みた。 するとそこにあらわれたのは、心臓そのものだった。・・・・・・今では恐竜の化石をCTスキャンするのは古生物学者たちのスタンダードな技術となっている」 たった一つの真実を突きとめるために消去していく仮説、今回はこの恐竜話のたとえがものすごく面白かった
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映画「容疑者Xの献身」からの流れで、一気に読んでしまいました。 この作品から、内海薫がちゃんと主要人物として出てきます。 映画版「容疑者Xの献身」が思った以上の出来で、ちょっと、この作品の物足りなさは感じたものの、最後まで飽きずに湯川先生と一緒に謎を解いて行けた! そんな感じです...
映画「容疑者Xの献身」からの流れで、一気に読んでしまいました。 この作品から、内海薫がちゃんと主要人物として出てきます。 映画版「容疑者Xの献身」が思った以上の出来で、ちょっと、この作品の物足りなさは感じたものの、最後まで飽きずに湯川先生と一緒に謎を解いて行けた! そんな感じです。 しかし、女ってこわ〜〜〜〜い、
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ガリレオの苦悩と同時購入。面白かったけど、対決!って感じでもなかったな。トリックと動機の結び付けはおもしろかったけど。東野旋風はどこまで続くのだろうか。
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話としては、とてもおもしろかったです。 最後に題名について気づかされます。 相変わらずの切ない感じは、東野さんならでは…。 しかしながら、TVドラマを意識した雰囲気が随所に感じられ、小説が好きなものとしてはいただけませんでした。
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『容疑者Xの献身』以来のガリレオシリーズ長編作 やはり短編より長編のトリックがすごい! 犯人のこの行動、怪しいなぁって思っても、理由までは全く分かんなかった いや、こりゃ分かるわけないわ… 今回はあんまり湯川は頻繁に出てきません。 といっても、相変わらずの頭の...
『容疑者Xの献身』以来のガリレオシリーズ長編作 やはり短編より長編のトリックがすごい! 犯人のこの行動、怪しいなぁって思っても、理由までは全く分かんなかった いや、こりゃ分かるわけないわ… 今回はあんまり湯川は頻繁に出てきません。 といっても、相変わらずの頭の良さには脱帽です。 それより内海刑事の頭のキレ具合に、やられました。まさにクールビューティだ〜 そんな内海刑事の音楽の趣味には、ついニヤリw 今回の作品は…犯人との対決っていうより、草薙刑事vs内海刑事な感じでした
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