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巨大投資銀行(上) の商品レビュー

4.4

51件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    18

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2011/05/09

投資銀行で働くことをありありと想像できる作品。 投資銀行の会社説明会に行くよりも、 手っ取り早く「あ~こんな感じなのか。」と感じることが出来ると思います。 人間関係の描写も面白かったりする。 でも途中で飽きて、上巻を軽く読み飛ばすのみで、 下巻を読むまでに至りませんでしたw...

投資銀行で働くことをありありと想像できる作品。 投資銀行の会社説明会に行くよりも、 手っ取り早く「あ~こんな感じなのか。」と感じることが出来ると思います。 人間関係の描写も面白かったりする。 でも途中で飽きて、上巻を軽く読み飛ばすのみで、 下巻を読むまでに至りませんでしたw 業務内容に興味がある人じゃないと、 途中で飽きるかも?!

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2011/04/10

 総評:激動の金融時代の雰囲気を感じる事ができ、また金融経済の勉強にもなり非常に面白かった。 良かった点:実在の有名人物や会社・部署を描いており、日本の金融勃興期とも言える時代の雰囲気をこの本で味わうことが出来た。また、この本で出てくるちょっとした日常の出来事が、同時代に外資系...

 総評:激動の金融時代の雰囲気を感じる事ができ、また金融経済の勉強にもなり非常に面白かった。 良かった点:実在の有名人物や会社・部署を描いており、日本の金融勃興期とも言える時代の雰囲気をこの本で味わうことが出来た。また、この本で出てくるちょっとした日常の出来事が、同時代に外資系金融で働いていた方から聞いた話とそっくりそのままであり、果実のおいしかった日本の金融時代の話のネタにもなり非常に勉強になった。 悪かった点:かなり実務的な内容が書いてあり、専門用語や商品・サービス内容が分からない人は、話の描写がちんぷんかんぷんになる恐れがある。しかし、裏を返せば、丁寧に分からないところを自分で調べていけば実務よりの金融経済の用語に関してかなり勉強になると思います。

Posted byブクログ

2011/04/09

投資銀行に入ろうと思ったきっかけとなった小説。1980年代以降の実際の経済的な事件やウォールストリートで活躍した人々を背景に、主人公が外資で成長していくストーリー。主人公が超人的ではなく、もがきながら前に進んでいくリアル感が最高。

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2012/08/15

単純に面白かった。 授業やニュースなどでは、当時の金融業界を「外側」からしか見ることが出来ないが、フィクションとノンフィクションが融合している本書では「内側」からリアルに見ることが出来る。 黒木亮の中ではこれ以上面白い作品はないのではと思ってしまうほどの力作。

Posted byブクログ

2011/01/13

狂熱の80年代なかば、米国の投資銀行は最先端の金融技術を駆使し、莫大な利益を稼ぎ出していた。旧態依然とした邦銀を飛び出しウォール街の投資銀行に身を投じた桂木は、変化にとまどいながらも成長を重ねる。一匹狼の日本人企業家に翻弄されながら進めてきた買収案件に調印する寸前、世界を揺るがす...

狂熱の80年代なかば、米国の投資銀行は最先端の金融技術を駆使し、莫大な利益を稼ぎ出していた。旧態依然とした邦銀を飛び出しウォール街の投資銀行に身を投じた桂木は、変化にとまどいながらも成長を重ねる。一匹狼の日本人企業家に翻弄されながら進めてきた買収案件に調印する寸前、世界を揺るがす金融不安が…。虚々実々の駆け引きから、複雑な取引の仕組みまで、投資銀行業務をガラス張りにした経済小説の金字塔!(背表紙引用)

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2019/01/16

3人の主人公を軸に展開する投資銀行物語 (投資銀行は日本でいう証券会社) 邦銀での仕事に限界を感じて外資へ移った桂木、ソルトの愛称でトレーディングの天才と呼び声の高い竜神、日本を憂いながら禁断の債券をさばく藤崎 時代はバブルが始まる1980年代、アメリカの投資銀行は最先...

3人の主人公を軸に展開する投資銀行物語 (投資銀行は日本でいう証券会社) 邦銀での仕事に限界を感じて外資へ移った桂木、ソルトの愛称でトレーディングの天才と呼び声の高い竜神、日本を憂いながら禁断の債券をさばく藤崎 時代はバブルが始まる1980年代、アメリカの投資銀行は最先端の金融工学を駆使して債権や株式を発行して邦銀とは次元の違う仕事をしていた。 外資系投資銀行での生活スタイル、仕事内容、そのスピードなどを肌で感じることができる一冊。 自分が投資銀行について研究していた時に出てきた内容以上のものがどんどんでてきました。(金融商品の解説などはなかなか理解するのが難しかった。) ここまで詳しく臨場感を伝えられるのは著者がこの業界で長年働いてきた経験があるからだろう。 投資銀行に興味のある人はぜひ一読してみるとよいと思います。 自分は債権や株式などのトレーディングには興味はなくM&Aや財務的なアドバイザリーをする投資銀行部(IBD)に興味がありました。(しかし、会社説明会で会った社員の高飛車な物言いにうんざりしました笑 相性があるのだと思います。) しかし、株式や債権の秒単位の変化で売り買いを繰り返して利ざやを稼ぐというのは楽しいのか甚だ疑問に思う。(あくまで私見です。やりがいは人によって違う。) でも小説で読む分には非常に面白い。 例えばトレーダー達の読み合いやアクシデントをどのようにして乗り切っていく様子など。

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2010/10/24

東都銀行に務める桂木英一。 彼は邦銀の年功序列、減点主義、非合理的経営に嫌気がさして、米系の投資銀行に転職した。そこでは、明確な数字的ノルマが課せられ、それを達成ことが自分が生き残るための条件であった。そのため、人々は時に人の手柄を奪い合うという行動までとった。しかし、その中で桂...

東都銀行に務める桂木英一。 彼は邦銀の年功序列、減点主義、非合理的経営に嫌気がさして、米系の投資銀行に転職した。そこでは、明確な数字的ノルマが課せられ、それを達成ことが自分が生き残るための条件であった。そのため、人々は時に人の手柄を奪い合うという行動までとった。しかし、その中で桂木は専門知識、及び交渉術を会得し、着実に生き残っていった。上巻では、桂木が転職し、カバレッジ業務、M&Aそして日本への転勤までが描かれている。 また、時を同じくしてソロモンの竜神宗一、ファーストボストンの藤崎清二といったマーケットサイドの人生についても描かれている。

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2010/08/19

【上下巻同一レビュー・ネタばれ含】  トップレフトとどう違うのか?と問われれば、うーん、と悩んでしまうだろう。。この小説でためになったのは、変わりつつあった外資投資銀行の姿がありのままに描かれていたこととかかなぁ。  あと、読んでいて、ナイポールの「自由の国で」を思い出させるよう...

【上下巻同一レビュー・ネタばれ含】  トップレフトとどう違うのか?と問われれば、うーん、と悩んでしまうだろう。。この小説でためになったのは、変わりつつあった外資投資銀行の姿がありのままに描かれていたこととかかなぁ。  あと、読んでいて、ナイポールの「自由の国で」を思い出させるようなタッチだと感じた。というのも、彼の帰る場所が邦銀であったこと(また、上巻の中盤か下巻の最初の方にあった、モルガン・スペンサーに勤める事への恩師の無念がる様子、そして最後の邦銀CEO就任時の恩師の祝電がそれを裏付ける。)また、外銀を渡り歩く中での降格・解雇・取引の失敗やかつての古巣の邦銀の元同僚・上司からの陰口などが、「自由の国で」で主人公が受ける暴行に似ている。著者自体、英国在住だし。パッチワーク的な部分も多いし。まぁ、とてつもなく可能性の低い推論だが。

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2010/05/23

黒木亮の金融小説第?段。 上下巻あるうちの上巻を読んだ雑感として、読み始めたらとんとんと進んでしまう。 上巻で特に面白かったのは、第7章。 こんな風雲児いないとは思いますが… ただ、内容が専門用語満載で、細部までは小生も理解に及ばず悔しい思いをしています。 もうちょっと金融の...

黒木亮の金融小説第?段。 上下巻あるうちの上巻を読んだ雑感として、読み始めたらとんとんと進んでしまう。 上巻で特に面白かったのは、第7章。 こんな風雲児いないとは思いますが… ただ、内容が専門用語満載で、細部までは小生も理解に及ばず悔しい思いをしています。 もうちょっと金融のこと勉強しなきゃ〜

Posted byブクログ

2010/05/06

金融関係の小説。面白い。デリバティブとか、ゴールドマン、とかマニアックな言葉が出てくるから、そういう言葉に抵抗がなければぜひおすすめです。

Posted byブクログ