青雲の大和(下) の商品レビュー
ならほど時代考証はかなりのクオリティなのでしょう。でも小説としては… テーマが伝わってこなかった。続きモノかと疑うくらい、ぱたりと終わる。この時代のひとつの考察を読みやすく描いている、という点ではよかった。
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飛鳥時代の歴史小説。国際的に複雑な時代で、難しい。けれど面白い。歴史の授業で習う色んな人が登場するから勉強が楽しくてしょうがない。 乙巳の変が終り、大化の改新を成し遂げる際中の物語。しかし、大陸情勢がナイーヴな時期で、極東各国が生き残れるかの瀬戸際ゆえに改心が進まない。そういうジレンマがあって、面白い。 終盤、高向玄理の秘書として唐に渡る人物として、田辺鳥史が出てきた。これ、後の藤原不比等だよな。
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上巻では藤原鎌足が主人公かと思っていたら、下巻では高向玄理?というか。多分、人間ではなくその時代を描きたかったのか?でも、どちらかというと半島の関係の描写が多く、最後は則天武后が出て来るのかと思えば、尻切れとんぼのような高向玄理の死で、物語が唐突に終わる。何か、不完全燃焼な本だっ...
上巻では藤原鎌足が主人公かと思っていたら、下巻では高向玄理?というか。多分、人間ではなくその時代を描きたかったのか?でも、どちらかというと半島の関係の描写が多く、最後は則天武后が出て来るのかと思えば、尻切れとんぼのような高向玄理の死で、物語が唐突に終わる。何か、不完全燃焼な本だった。
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