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勝間和代の日本を変えよう の商品レビュー

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2009/10/07

主に労働条件の現状と改善点について書かれている。 第1章で若い人達が暗いということを述べている。上の世代の多くの人は、精神論で片付けてしまっているけれども、著者は原因は何かをきちんと捕らえている。若い世代である自分にとってはこういう視点を持いる人がいてくれると思うと嬉しい。 ...

主に労働条件の現状と改善点について書かれている。 第1章で若い人達が暗いということを述べている。上の世代の多くの人は、精神論で片付けてしまっているけれども、著者は原因は何かをきちんと捕らえている。若い世代である自分にとってはこういう視点を持いる人がいてくれると思うと嬉しい。 第2章ではお金とは何かということを考えさせらる。年収1500万までは、幸福感と年収が正の相関関係にあるという話も飛び交い、結婚とお金と現実について上の世代の意見が聞ける。 第3章は、世界と日本で女性に対する職場環境がいかに違うかが書かれている。今の時代、男の人は共働きを求める夫婦も多いと知る。自分は結婚してないからわからないが、参考になることを知ったと感じる。 第4章は、ワーキングプアの話が書かれている。この章の話を知ることができ、かなり価値があったと感じる。就職氷河期の世代は、社会においてかなりひどい扱いを受けているということを知る。これは、自助努力が足らないといった、精神論で片付けてしまえるような問題では無いということがわかった。 第5章は、資本主義の限界とその責任について述べられている。資本主義=金持ち+スラムという図式を理解していないと内容が素通りしてしまうと思う。 全体を通して感じたことは、政治家の政策や言葉を著者が説明してくれるととてもわかりやすいということが一番印象に残っている。石原伸晃さんの「1996年からの派遣労働者派遣法の規制緩和、あれは中高年の雇用を守るためだった」という発言は知らなかった。政治についてもっと学ばなきゃと感じた。

Posted byブクログ