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CALL授業の展開 の商品レビュー

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2012/03/29

 CALLとは、Computer Assisted Language Learning の略語であり、コンピュータを利用した外国語学習を意味します。 まだまだ、私の知る限りでは、歴史は浅そうな教授法の領域です。図書館で、文献(日本語)を探しても「インターネットを用いた~」、「コン...

 CALLとは、Computer Assisted Language Learning の略語であり、コンピュータを利用した外国語学習を意味します。 まだまだ、私の知る限りでは、歴史は浅そうな教授法の領域です。図書館で、文献(日本語)を探しても「インターネットを用いた~」、「コンピュータを~」というものはありますが、"CALL"という略語を使っているものはほとんど目にしませんでした。と、いうわけで、CALLに興味を持っている人に本書はかなりお薦めです。  第一部:基礎理論  第二部:授業実践編  第三部:CALL機能の具体的活用法  第四部:インターネットのさらなる活用法  第五部CALL発展の方向性を探る  コンピュータを用いれば確かに、生徒は授業に興味を持つかもしれません。しかし、"Mdia do not influence(メディアが学習に影響を与えることはない)" というように、授業においてのコンピュータの使用を批判的な見解を第一部で示されます。その批判的な見解を基盤として本書は展開していきます。CALLは確かに魅力的ですが、それを提供するだけで学習者が成果をあげるということは希望的観測であり、彼らをいかに自律的方向に導くことができるかは教員側の指導の質にかかっているように思わます。  本書で、紹介される実践例には、授業で使えるweb サイトも記載されています。例えば、便利な自動音声発音サイトhttp://www.naturalreaders.com/features.htmや、単語クイズサイトhttp://www.takke.jp/pss/download.htmlなどが紹介されています。 また、豊富な推薦図書も記載されています。

Posted byブクログ