村田良平回想録(下巻) の商品レビュー
かつて、「田中智学・本多日生-北一輝〈きた・いっき〉-大川周明〈おおかわ・しゅうめい〉は昭和初期の軍人に多大な影響を及ぼしたが、これを日蓮主義で括ると視野が狭まる。むしろ大正デモクラシーの流れを汲んだ社会民主主義と捉えるのが正当だろう」と書いた(創価学会の思想は田中智学のパクり/...
かつて、「田中智学・本多日生-北一輝〈きた・いっき〉-大川周明〈おおかわ・しゅうめい〉は昭和初期の軍人に多大な影響を及ぼしたが、これを日蓮主義で括ると視野が狭まる。むしろ大正デモクラシーの流れを汲んだ社会民主主義と捉えるのが正当だろう」と書いた(創価学会の思想は田中智学のパクり/『日蓮主義とはなんだったのか 近代日本の思想水脈』大谷栄一)。この見方は今でも変わっていない。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2023/01/17/153211
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最後まで読んでも、自分の主張とある種の作家への根拠のない賛同が示されるだけであったことが残念である。外交官に期待するのは、その外交官の付き合いや遊びのことではなく、政治の中心にいてどのような動きがあったかを本人しか知る立場にないことで、それを読者に提供してもらうことである。最後...
最後まで読んでも、自分の主張とある種の作家への根拠のない賛同が示されるだけであったことが残念である。外交官に期待するのは、その外交官の付き合いや遊びのことではなく、政治の中心にいてどのような動きがあったかを本人しか知る立場にないことで、それを読者に提供してもらうことである。最後まで期待はずれであった。
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