弾言 の商品レビュー
○抜き書き 時間当たりいくらの仕事は、「モノ」的な仕事である(15p) うまいものを食べられるという明日を信じているから、今まずいものを食べられる。今うまいものを食べる人は、明日を信じていないともいえます。(17p) 『本当に生きるための哲学』(左近司祥子、岩波書店) 『数に...
○抜き書き 時間当たりいくらの仕事は、「モノ」的な仕事である(15p) うまいものを食べられるという明日を信じているから、今まずいものを食べられる。今うまいものを食べる人は、明日を信じていないともいえます。(17p) 『本当に生きるための哲学』(左近司祥子、岩波書店) 『数に強くなる』(畑村洋太郎 岩波書店) 『脳の中身が見えてきた』(甘利俊一、伊藤正男、利根川進共著、岩波書店) 自分と対立する立場の人間になったつもりで、物事を考えろ(55P) 知らない女の子が悲しい顔をしている時に、自分のせいだと思える人がモテます。人が損するのを放っておけない人が、金持ちになります。(58P) 『「残業ゼロ」の人生力』(吉越浩一郎、日本能率協会マネジメント出版情報事業) 『格差と希望 誰が損をしているか』(大竹文雄、筑摩書房) 自分に必要なキャッシュフロー(生活費)を普段から把握しておけ(89P) 『「お金」崩壊』(青木秀和、集英社) 昔は親が60代から70代で亡くなり、その遺産を40代、遅くとも50代前半の子供が相続していました。ところが今だと、親の財産を相続するのはだいたい還暦を過ぎてから。(中略) 日本経済がうまく回らないのは、カネが必要な人間にカネが回らないから(103P) 「いいか悪いか」ではなく、「ナンボ」で考える習慣をつけろ(109P) 『国語 算数 理科 しごと-子どもと話そう「働くことの意味と価値」』(岩谷誠治、日本経済新聞出版社) 『会計のルールはこの3つしかない』(石川淳一・松本武洋、洋泉社) 『統計数学を疑う なぜ実感とズレるのか?』(門倉貴史、光文社) 『日本経済図説 第三版』(宮崎勇・本庄真、岩波書店) まつもとゆきひろ氏と梅田望夫氏との対談(129P) http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u138.html 他人にもわかるように、仕事の記録をきちんとつけろ(133P) コネこそカネなのです。(155P) 誤解を恐れて冗長に話すことは、受け手にコストを払わせることになる(160P) 他人を信用できる社会ほど、個人の利益は増える(162P) 『「複雑ネットワーク」とは何か?複雑な関係を読み解く新しいアプローチ』(増田直紀・今野紀雄、講談社) 『頭のいい段取りの技術』(藤沢晃治、日本実業出版社) 『ちょいデキ!』(青野慶久、文藝春秋) 『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一、講談社) 日本を含む先進国に関しては、ほとんど心配はありません。すでにこれらの国においては石油がなくとも経済成長できることを、『石油 最後の1バレル』(ピーター・ターツァキアン、英治出版)が指摘しています。(183P) 『ゾウの時間、ネズミの時間』(本川達雄、中公新書) こうした都市化を進める上で、ネックになることが1つあります。(中略) それは、日本人が持つ土地への執着です。人々が土地にしがみついている限り、どうしても都市は非効率にならざるをえません。(187P) グラミン銀行のムハマド・ユヌス(190P) これが今や、 ヒト>>モノ となっています。ということは、 カネ≒ヒト だということです。(197P) 『文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの(上・下)』(ジャレド・ダイアモンド、楡井浩一訳、草思社) 『地球と一緒に頭も冷やせ!温暖化問題を問い直す』(ビョルン・ロンボルグ、ソフトバンククリエイティブ) 『ワーキングプアは自己責任か』(門倉貴史、大和書房) ☆感想 働き方とか、世の中との関わり方とか、いろんな事を考えるきっかけを与えてくれる。
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開始:20090810、完了:20090810 カネ、ヒト、モノでものごとを整理していたが、それでもそれぞれ話が多岐にわたり、いまいち何を主張したいのかがよくわからなかった。以下、気になった言葉。残業に依存するのはニコチンに依存するより危険。学ぶべき人や機会がないならやめるべき...
開始:20090810、完了:20090810 カネ、ヒト、モノでものごとを整理していたが、それでもそれぞれ話が多岐にわたり、いまいち何を主張したいのかがよくわからなかった。以下、気になった言葉。残業に依存するのはニコチンに依存するより危険。学ぶべき人や機会がないならやめるべき。1年分の貯金をつくれば、「いつでも辞められる」という自信ができる。テレビを見るな。ブログを書く理由の一つは自分の状態を知る。勉強ではなく楽習。できる人のブログにつっこみをいれてみる。目的は自分の視野を狭くするためにある。資産のバランスシートを作る。社員全員に日報を書かせてメーリングリスト。適切なサイズの仕事120%。プロジェクト単位で仕事。もっとも貴重なリソースは時間。世界の出生率は2.1で、2040年には80億人から減少。コンパクトシティ。ベーシックインカム、ミルトン・フリードマン。
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【総評】 弾さんの本を連続投稿してみた。Investorらしい視点で、カネ、モノ、ヒトの本質を説明している。 読み切りやすいサイズで、そこそこ難しいくらいの内容を平易な文体で記していて、かなり読みやすい。 内容的には非常に凝縮されていて、小コラムで分けられている。 割と一度きい...
【総評】 弾さんの本を連続投稿してみた。Investorらしい視点で、カネ、モノ、ヒトの本質を説明している。 読み切りやすいサイズで、そこそこ難しいくらいの内容を平易な文体で記していて、かなり読みやすい。 内容的には非常に凝縮されていて、小コラムで分けられている。 割と一度きいたことのあるような話が多かったが、弾さんの幅広い見識が伺える一冊。 弾さんの為人も結構にじみ出ている点が、個人的には高評価。 【気になったフレーズ】 ・時間あたりいくらの仕事は、モノ的な仕事。 ・気付くことに必要なのは、餓え。(←更に個人的には、餓えに必要なのは欲だと思う。) ・ある程度収入が得られているなら、本は借りるより買う方が安くつく。 ・情報というのは、強力なポジティブフィードバックが働く。(←つまり逓増性があるということ。) ・現代の知的レベルは向上している→智慧の価値が暴落→馬鹿であることが罪 ・ゲームを生活の糧にしようと思ったら、そこはレッドオーシャン(競争が非常に激しい世界) ・ブログは最強の勉強ツール ・チャンスに備え、お金の余裕より、時間の余裕をもつ。 ・カネを使うには、時間と頭脳というコストがかかる。 ・カネは空間軸に関してはモノ、時間軸に関してはコトのルール(前者は保存、後者は増大)が適用されている。人間に重要なのは、モノそのものでなく、両方合わさったモノゴトである。 ・科学が宗教の力を上回ったのは、それが定量的な指標を根底にもつから。 ・業界のoutputは、従来Σ(業界の人間)、最近ではMAX(業界の人間)。先進国では従来型は4人に1人。従って残りはMAX型に属するが、そこは大抵レッドオーシャン。 ・人生はおよそ25億秒しかないのに、世界人口は66億人。 ・誤解をおそれ、冗長に話すことは、受け手にコストを払わせることになる。(←更に、長期的にはこちら側も不利益になる) ・ヒトが老廃物を捨てるのは、外に高いエントロピー状態を作り出すこと。 ・世界のトレンドは、カネ≒モノから、カネ≒ヒトにシフトしてきている。
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ちょろっと読んだだけです、ホリエモンとかに天才だと言われていた人なので興味を持ってみてみました。ちなみにこの弾という人は一時間に十冊も本読めるんだそうです。便利ですねえ。俺は頑張っても一時間に一冊くらいです。もちろん本の種類にもよりますが。バランスシートに絡んだ話の進め方・・・だ...
ちょろっと読んだだけです、ホリエモンとかに天才だと言われていた人なので興味を持ってみてみました。ちなみにこの弾という人は一時間に十冊も本読めるんだそうです。便利ですねえ。俺は頑張っても一時間に一冊くらいです。もちろん本の種類にもよりますが。バランスシートに絡んだ話の進め方・・・だったかどうかよく覚えていませんが、優秀なんだなあと思いました。
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● ただ、ここで気をつけなければいけないのは、モノを安く買うために時間をたくさん使うと経費削減にならないということです。これに気づいていない人が実に多い。モノを買う時は、自分の時給を考えましょう。 ● テレビを消せない人間は、死ぬまで情報弱者である。 ● よく誤解されることで...
● ただ、ここで気をつけなければいけないのは、モノを安く買うために時間をたくさん使うと経費削減にならないということです。これに気づいていない人が実に多い。モノを買う時は、自分の時給を考えましょう。 ● テレビを消せない人間は、死ぬまで情報弱者である。 ● よく誤解されることですが、チャンネルは情報を入手するためにあるのではなく、そのチャンネル以外の情報を捨てるためにあるのです。 ● ワーキングプアは「プア」と言われますが、実際は飢えていないんです。これはお金に飢えていないのではなく、どうしたら自分をよくできるかという向上心に飢えていないということ。成長したいという欲望が少ない人が多いように思います。 ● そもそも、僕たち人間は自分以外のために何かをすることは不可能なようにできています。他人のためにやっていると思っていることも、すべて自分のためにやっているのです。自分の利益とはまったく無関係に、他人のために何かできると思い込んでいる人は、自分で自分をだましているのと同じことです。人に感謝されたら自分がうれしい、みんなそういう利益を得ている。究極のエゴイストというのは、とても他人に優しくなるはずです。 ● 「考える」とは、自分が勝てるゲームを作ること。 ● 根源的にモノを所有することはできないのです。なぜかと言えば、人間には寿命があるから。どんなモノでも、せいぜい80年レンタルにしかならないんですよ。 ● ベーシック・インカムというのは、国民であれば一定金額の支給を国から「無条件に」「個人が」受けられるという制度です。国家が構成員に一律に報酬を与えるというと、共産主義を連想しますが、あくまで「ベーシック」な部分のみを支給するのがポイントです。
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内容はそれほど目新しくはないが,参考文献は使える。ベーシック・インカム+社会相続となると,それはもはや資本主義ではないのかもねぇ。資本=ストックを認めずフロー化する社会。個人的には面白いと思うけど,今ストックを持ってて,後継者がいる人たち,つまり今の権力者は絶対反対でしょうね。
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人生のバランスシート理論は参考になります。とどのつまり世の中のしくみについて分かりやすく解説している本なので、自分の立ち位置とか今後を考えるには有益かと。 メモ:ヒト、モノ、カネ
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語り口が果てしなくむかつくけど内容はよい。 自分と意見が違う部分も「そういう見方もあるんだなぁ」と思えるし、 着眼点が面白いし説得力もある。 もう1回読もうかな。
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自分を バランスシート 貸借対照表化するというの発想 は 昔自分も思ったこと しかし どう バランスシート化するかがわからず そこからの探求 行動がなく アイデア止まりであった この本をみて 発想の部分と その発想の元となる 考え方の部分が よく深まった気がした 前半のカネ...
自分を バランスシート 貸借対照表化するというの発想 は 昔自分も思ったこと しかし どう バランスシート化するかがわからず そこからの探求 行動がなく アイデア止まりであった この本をみて 発想の部分と その発想の元となる 考え方の部分が よく深まった気がした 前半のカネ ヒト の部分は興味深く読めた 後半のモノは モノ執着するな的なスタンスだったので 至極さらっとしていたと思う 多読かの著者 本の読み方について 本を読み終えたら 今度は 自分を読んで ください その本を読む前の自分と読み終わった後の自分とで 何が変わったか 読書の質は この差で測れます というところに 納得した。
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ライブドアの前身オンザエッヂの元CTOの 小飼氏のノウハウ集 経営資源の三要素を バランスシートに見立てて 資産=負債+資本 ↓ カネ=モノ+ヒト と関係づけながら持論を展開しているのは新鮮 文章もかたくなく肩の力抜いて読みこめる ただ、前半のヒ...
ライブドアの前身オンザエッヂの元CTOの 小飼氏のノウハウ集 経営資源の三要素を バランスシートに見立てて 資産=負債+資本 ↓ カネ=モノ+ヒト と関係づけながら持論を展開しているのは新鮮 文章もかたくなく肩の力抜いて読みこめる ただ、前半のヒト、カネまではノウハウぎっしりだったが後半は「モノ」の章を入れるためにこじつけた感がぬぐえないか・・ 内容も良い意味でブログ的な脱線ぶり これを機にブログもちょくちょくお邪魔してみます 目次 第1章 ヒト part1 第2章 カネ 第3章 ヒト part2 第4章 モノ
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