江戸の女俳諧師「奥の細道」を行く の商品レビュー
「朧夜の底」で出会った有川諸九(波女)の句”朧夜の底を行くなり雁の声”から出発して、ここにたどり着いた。 世に名を残すパンチはないかもしれないが、ひとりの女性俳諧師としての足取りをしみじみと感じた。それは諸九の句に表われていると思う。 資料を丹念に解読してここまで昇華した著者・金...
「朧夜の底」で出会った有川諸九(波女)の句”朧夜の底を行くなり雁の声”から出発して、ここにたどり着いた。 世に名を残すパンチはないかもしれないが、ひとりの女性俳諧師としての足取りをしみじみと感じた。それは諸九の句に表われていると思う。 資料を丹念に解読してここまで昇華した著者・金丸敦子氏に瞠目。”もとの身のもとの所在や盆の月” 最後じわーっときた。
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