暗い旅 の商品レビュー
24の歳の冬には第一つばめの停車駅をなるべく通る電車で京都に行こうと決めた。前日にはポトフを煮込もう。過去と現在を交互に書くのも良い。すきです。
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倉橋作品の中で一番好きです。たぶん主人公がとり乱せば恋人は帰ってくるけど、そうせずに耽美にもっていってるのがファンタジーの醍醐味。
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交際相手の不在。彼が生きているか死んでいるかもわからない状況で、彼女は彼と訪れた鎌倉、京都を彷徨い歩く。倉橋由美子らしい、静謐な文体をとことん味わえる一冊だと思う。話中常にぼんやりつきまとう不安が、耽美さを増長させている。
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青春の羅針盤 「ブルージャーニー」と他の作品では語られていた。 ヌーボーロマンからの剽窃という悪い噂もなんのその、新幹線以前の京都旅行がなんとロマンチックなことか。 ロマネスクで濃厚なラヴシーンに目眩を覚える。
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