平成トム・ソーヤー の商品レビュー

原田宗典(著者)

2014/11/22

「本当に手品だよ。俺、お前のマネージャーになろうかな」
「有能ならね」
「有能だよ俺は。財産管理から人生設計までぜんぶやってやるぜ」
「頼もしいですね」
2014/11/05-11/17

2011/12/18

サラリーマンの時、タイトルと装丁に惹かれて平積みされてたやつを衝動的に買った。その日一気に読了。小説の完成度云々より、読後の爽快感をよく覚えてる。その後何回も読み返したけど、ここ10年くらい読んでない。

2009/10/04

天才的なスリの技術を持った高校生の物語。
現実にこんな技術は可能なのかわからないけど、この本を読んでからは警戒心が働き、カバンをがっちり抱えるようになりました＾＾；

2009/10/04

　脚本家の成井豊さんがこの作品で「アタッシュケースから物をスリとる」というシーンを舞台で再現したいと思い、２００６年に『少年ラヂオ』という舞台が作られました。舞台での役者の動きが本当に驚くべきものでしたので、この小説に興味を持ちようやく読むことができました。
　スウガクは実は頭が良くないなぁ……とか、キクチはどうしてこのチームにいるの？　とか、スリの目的がなぁ……とか、ちさと婆さんを○○しておいて高校生を見逃すヤクザって……とか、ラストが安直だよなぁ……とか…………ツッコミどころはたくさんあるんだけど。
　でも、とても疾走感のある良作です。スリという犯罪行為が本当に魔法のように、匠の技術のように表現され、まさにその瞬間は空間が歪んでノムラ君の指だけが通常の時間を刻んでいく光景が目に浮かびます。
　３人が必死に「何か」見えないものを掴もうと必死に走っている感じが読んでいる間中浮かんでいました。読み始めると一気に最後まで読む側もつい走ってしまいそうなそんな作品です。

2009/10/04

天才的なスリの技術を持った高校生の物語｡
現実にこんな技術は可能なのかわからないけど、この本を読んでから変な警戒心が働き、鞄をがっちり抱えるようになりました＾＾；