永遠の旅行者(下) の商品レビュー
今回もスリリングな内容でしたが、面白かったです。ハッピーエンドと言える内容で安心しました。著者の小説は、世界を舞台に物語描くことはもちろん、歴史もそこに絡めてくるので、非常に読み応えのある重厚なストーリーとなっています。だからこそ、登場人物の怨恨の理由としても納得感があります。
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フィリピンに持っていくようの本を探しにブック・オフへ。これにする、さすが橘氏期待を裏切らない。 金融コンサルタント的職業の元弁護士主人公。彼のもとに「税金を払わずに孫に遺産相続させたい」との依頼を受け始まるストーリー。 ハワイ、9.11以降のアメリカの変化、税金対策知識、物語...
フィリピンに持っていくようの本を探しにブック・オフへ。これにする、さすが橘氏期待を裏切らない。 金融コンサルタント的職業の元弁護士主人公。彼のもとに「税金を払わずに孫に遺産相続させたい」との依頼を受け始まるストーリー。 ハワイ、9.11以降のアメリカの変化、税金対策知識、物語だけではなく、最近の情報、知識もガイドしてくれるのは学びになる、ブルジョワジーの生活も垣間見れる。話のストーリーも面白く、読んでいて楽しい。 どこの国にも属さず、税金を逃れる「永遠の旅行者」
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ハワイを舞台とした日本人の元弁護士が主人公。 思わぬ依頼を弁護士ではなくアドバイザー(資格を失ったので)として引き受けることに。 日米を舞台に、そしてシベリア抑留に端を発した事件。 これらを弁護士のように人に会い、現場に出かけて解決をしていく。 最後まで飽きずに読み切れました。
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天使が救われ、最後はハッピーエンドで良かった!超専門的な金融知識が周りの関係者との信頼関係を強く結びつけるパターンも感動ものでした。 また、hawaii、ニューヨーク等の現地の様子が克明で、観光に行ってみたいですね。特にビッグアイランドへ! コーヒーを飲むシーンが良く出て来ました...
天使が救われ、最後はハッピーエンドで良かった!超専門的な金融知識が周りの関係者との信頼関係を強く結びつけるパターンも感動ものでした。 また、hawaii、ニューヨーク等の現地の様子が克明で、観光に行ってみたいですね。特にビッグアイランドへ! コーヒーを飲むシーンが良く出て来ましたが、いつもコナコーヒーを飲んでる恭一には、なかなか口に合うコーヒーがないようです。コナコーヒー200gの価格は、私の住んでる近くでは、4,450円、一般のコーヒー価格は700円。違いを感じてみたいものです。
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現代版『罪と罰』といったところ。 上巻の20億円を1円の税金も払わずに相続させる手法が詳らかに。 統合失調症。描かれた描写が戦慄を覚える。 間近に見たきた人間なら、よく分かるはずだ。 孤独ゆえの自由か。 爽やかに終わりを迎えるが、一抹の哀しみは拭えない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
麒一郎氏の過去、仲間の過去は凄まじい。最後まで犯人がわからなかった。お金よりも大切なものは家族との平穏な何も起きない日々なのかもしれないな。芸能人の薬物事件が報道されているけれど、小説の中でありながらリアルに感じられる中毒者の死に様は少なからず抑止力になるように思われた。仕事で租税条約を調べていて手に取った本。税に対して難しいと思っていた気持ちから少しだけ興味が持てた。牛島先生のあとがきも個人的にうれしい出会いだった。
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上を読んでから、2年も経ってたんで、忘れてしまった部分もいっぱいあったけど、楽しめました。 でも、解説の最後でネタバレはダメですよ。途中で読んでしまって、呆然としました。編集者も著者もチェックしないんかなぁ。
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一応金融小説に分類したが、内容的にはサスペンスがほとんど。ニューヨークやハワイの様子や、国際的な租税回避スキーム、さらにシベリア抑留者の体験などが織り交ぜてあったところは興味深く読めたが、どの登場人物にもあまり惹かれることなく読み終わった。少し登場人物の心情変化についていけなか...
一応金融小説に分類したが、内容的にはサスペンスがほとんど。ニューヨークやハワイの様子や、国際的な租税回避スキーム、さらにシベリア抑留者の体験などが織り交ぜてあったところは興味深く読めたが、どの登場人物にもあまり惹かれることなく読み終わった。少し登場人物の心情変化についていけなかったり、心理描写にリアリティが感じられなかった。 文体や全体の構成としては村上春樹の小説に似たものを感じたが、それぞれの登場人物の思想が今一つ納得いかなかったように思う。
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おじいちゃんの遺産が 20億円。 行方不明のお父ちゃんの借金が 150億円。 その孫へ おじいちゃんは 税金を払わないで、 孫に 20億円を譲りたいと言う。 このスキームを 恭一は どう達成するのか? 150億円は 債券化されて、菱和債権回収がもっている。 BVI ブリティッシ...
おじいちゃんの遺産が 20億円。 行方不明のお父ちゃんの借金が 150億円。 その孫へ おじいちゃんは 税金を払わないで、 孫に 20億円を譲りたいと言う。 このスキームを 恭一は どう達成するのか? 150億円は 債券化されて、菱和債権回収がもっている。 BVI ブリティッシュヴァージンアイランズ。 カリブ海のタックスへイヴンの国。 そこの ケーエイチコーポレーションが 菱和債権回収から 1000万円で購入している。 ケーエイチコーポレーションは 堀山の会社であった。 行方不明のお父ちゃんは、ハワイでレストランをやっていて、 そのレストランを 堀山に 売った。名義はそのままだった。 それは、アメリカに住むためのビザ取得の役割を果たす。 堀山は 恭一に いろいろ相談している。 本来ならば、恭一は 堀山を追求すべきだが、 あまり、そのことを問題としない。 恭一が BVI に会社をつくり、その債権を堀山から、買い取る。 恭一は、そのかわり 海外にある300万ドルを 日本で 使えるようにすると約束する。 お父ちゃんはなくなっても、孫は相続放棄をしない。 おじいちゃんは、孫の保証人になる。 おじいちゃんの遺産を 処分して、債権と相殺する。 恭一の会社が シンガポールの信託会社に 孫の名義で、 20億円を送金して、毎年 税金がかからないお金を信託として 送り込むことで 税金は 払わなくてもよくなる。 この 信託銀行への20億の送金が、贈与税 なしなのがスゴイ。 孫は 日本の非居住者になればいいとか。 それで、お父ちゃんが 借金していたことが、 クリアーするわけだ。
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星は3.5個といったところ。 金融専門知識がないので、所々理解出来ない部分もあった。 上巻での、えーーー、かっこつけすぎ!と笑ってしまう場面を小説と思って我慢して、読み進めて行くと、下巻はかなり楽しめる。 橘玲氏のマネーロンダリングもおもしろかったので、もっと金融小説を書いて欲し...
星は3.5個といったところ。 金融専門知識がないので、所々理解出来ない部分もあった。 上巻での、えーーー、かっこつけすぎ!と笑ってしまう場面を小説と思って我慢して、読み進めて行くと、下巻はかなり楽しめる。 橘玲氏のマネーロンダリングもおもしろかったので、もっと金融小説を書いて欲しいと思う
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