陰日向に咲く の商品レビュー
短編が随所で連動していて、最後にまるっと繋がる。 芸人さんならでは(?)な着眼点や書き口が面白い。楽しめました。
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短編かと思いきや、モーゼでつながっているところがこの小説の格と思う。 overrunが良く思えたのは前半部分に比べると、そう思えたのかもしれない。 鳴き砂を歩く犬、は火花を読んでから読んだのでどことなく設定が似ているような気がした。もちろん、陰日向に咲く、のほうが先に出ているのだ...
短編かと思いきや、モーゼでつながっているところがこの小説の格と思う。 overrunが良く思えたのは前半部分に比べると、そう思えたのかもしれない。 鳴き砂を歩く犬、は火花を読んでから読んだのでどことなく設定が似ているような気がした。もちろん、陰日向に咲く、のほうが先に出ているのだけれど。 でも、最後に老人がプードル雷太であり、モーゼでもある。それを尋ねてきたのが鳴子だったってことがわかってきっちりと小説として成り立ったような気がした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何気なく木下半太さんの本を探していたら、 同じ幻冬舎さんから出ていたので手に取ってしまった。 劇団ひとりさんの陰日向に咲く。 それほど面白いのか?! と、 当時は思っていたんですが読まなかったなぁ。。。 で、 今読んでみました! 短編集といえば短編集で、 連作か? と、 言えば連作なのかもしれない。 微妙。 ・道草 ホームレスに憧れるサラリーマンですか! で、 実際、 偽ホームレスになって生活するのよね。 そこで、 モーゼに出会うわけだ。 この、 モーゼがきっと劇団ひとりさんなんですよ笑 いくつかある「if」なんですよ。 きっと、 この道を辿ったかもしれない劇団ひとりさんの話?! ・拝啓、僕のアイドル様 って、 この話は何だか身近に感じられてしまった。 30歳の崖っぷちアイドルは、 同級生なんですよ。 でも、 そのアイドルはファンであり、同級生である僕を忘れている。 そりゃそうだ。 と。 アキバ界隈でたまに聞く話よね。 しかも、 30歳アイドルって意外にたくさんいる事実! でんぱ・・・。もね! ・ピンボケな私 よく、 ここまで頭の悪い子を描写できるな! 付き合ってたんじゃない、こんな子と? と、 思うくらいに書けてる! ・Overrun ギャンブルで借金まみれ400万ですか! 厳しいね、返していくの。 で、 オレオレ詐欺やってみたら上手くいかない。 悪人になりきれず、 騙せず、 おばあちゃんの話し相手になってただけ。 このおばあちゃんって誰だったんでしょうね? ・鳴き砂を歩く犬 そういう最後なんですか?! 無名作家さんのデビュー作なら、 次も読んでみたいです! と、 しめるけど、 芸人さんの作品ですよね。 と、 思うと、 ここでやめておいた方がいいでしょう。 と、 念を押したい。 よく言う読みやすいか読みにくいかってのは、 読みやすいと思う。 登場人物に感情移入できるかできないかってのは難しいね。 ホームレスになりたいって思わないし、 アイドルオタクの気持ちって普通は分からんかも。 バカな女の気持ちも理解し難いし、 借金そんなにしないし、 芸人になりたいって思わないしね。 難しいかもね。 内容? 恋愛ものなのか、 人情ものなのか、 ミステリーなのか、 微妙に、 カテゴリー分けできないね。 どっちかに、 よってればもう少しよかったのかな? 恋愛よりとか、 人情よりとかね。 悪くもないけど良くもないって感じです!
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バラエティ番組「スクール革命」で「かっこいい○○の仕方」を披露し、大笑いさせてくれる「劇団ひとり」の書く文章ってどんな内容なんだろう、と大いに興味を魅かれて手に取った。 劇団ひとりさんらしい軽妙な文章でとても読みやすく、ほろりと泣ける話あり、くすっと笑える話あり、勇気づけられる...
バラエティ番組「スクール革命」で「かっこいい○○の仕方」を披露し、大笑いさせてくれる「劇団ひとり」の書く文章ってどんな内容なんだろう、と大いに興味を魅かれて手に取った。 劇団ひとりさんらしい軽妙な文章でとても読みやすく、ほろりと泣ける話あり、くすっと笑える話あり、勇気づけられる話ありで、とても楽しめた。 また、あの話で出てきたあの人がこっちの話でも出てきた!と登場人物のつながりも楽しめた。 生きているといろいろな試練にぶつかり、心が折れそうになり、もう終わった、負けたと結論づけたくなる時があるけれど、「人生そんな捨てたもんじゃない」「人生なにが幸いするかわかりません(劇団ひとりさんのお父さまが書かれた解説より)」、となんだか勇気づけられた。
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ホームレスを夢見る会社員。 売れないアイドルを一途に応援する青年。 合コンで知り合った男に遊ばれるフリーター。 老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー。 場末の舞台に立つお笑いコンビ。 彼らの日の当たらない人生に、時に一筋の光が差す。 不器用に生きる人々をユーモア溢れる筆致で描...
ホームレスを夢見る会社員。 売れないアイドルを一途に応援する青年。 合コンで知り合った男に遊ばれるフリーター。 老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー。 場末の舞台に立つお笑いコンビ。 彼らの日の当たらない人生に、時に一筋の光が差す。 不器用に生きる人々をユーモア溢れる筆致で描き、高い評価を獲得した感動の小説デビュー作。
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5つの短編。それぞれ独立した話だけど、他の話のどれかとなんらかの関わりがある。 どの話の主人公にも劇団ひとりの面影がチラつく。 どの話も最後にオチがついていてネタとしては面白い。 サクサク読めるので暇つぶしにはいい。 面白いんだけど、なにか物足らない。
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短編と短編で繋がっている部分があって、気が付いたらモーゼを探していました。 クスッと笑えるところもあって楽しめました。
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ゆっくり、ゆっくり、進んでいく。 そして、誰もが遭遇しそうな出来事。 それが、ほんわかと繋がって行く。 有川 浩の阪急電車みたいで、私は 好きな本。
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色々な人の話が繋がってくる物語。 最後は感動した。 ストーリー自体は好きだった。 読みやすさは普通といった感じ。
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不器用な生き方や愛情が 切なくて、面白くて、優しくて 劇団ひとりにしか書けない小説だと思う。 一つ一つの話もすこーしずつ繋がってるのも◎ 次作も読みたい。 劇団ひとりすごい!
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