魚の風土 の商品レビュー
戦後とたまに戦前の、魚にまつわる旅行記。おもわずよだれがたれてしまいそうな話とか、行ってみたくなるような話とか。 ちょっと昔の口調で、文章のリズムが新鮮だった。 オススメ度: ★★★★★ さんろく 所蔵情報: 品川図書館 487.5/Su16
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読んだのは新潮社版、初版1970年のもの。研究者である著者が研究活動のため全国津々浦々を旅する折に触れた、味わった、伝え聞いた魚に関する諸々のことを、短い紀行文でまとめたもの。時代が違うのできっとここに出てくる町はもう今はないのだろうなぁ、今はもうこの魚は味わえないのだろうか…と...
読んだのは新潮社版、初版1970年のもの。研究者である著者が研究活動のため全国津々浦々を旅する折に触れた、味わった、伝え聞いた魚に関する諸々のことを、短い紀行文でまとめたもの。時代が違うのできっとここに出てくる町はもう今はないのだろうなぁ、今はもうこの魚は味わえないのだろうか…という感慨に襲われつつも、研究書ではなくあくまで紀行文として、幅広い知見を元に各地の魚の特徴や伝承などをわかりやすく伝えていて、読んでいてほうほうと思うことも。 また、装丁もシンプルかつ特徴と味わいのある装丁で良い。読もうと思ったのは装丁に惹かれたから。 以前から読みたいと思ってたのですが、鹿児島の古本屋ブックパサージュ(レトロフトMUSEO)でたまたま出会えて、それもまた嬉しい出会いでした。
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