数学ガール フェルマーの最終定理 の商品レビュー
「数学ガール」シリーズ第二弾。 ユーリという妹系キャラが新登場。 個人的に後半部分に数学的理解が及ばないところはあったものの、十分に楽しめた。すくなくとも論理の展開は理解できたと思う。 一冊目に比べて、物語としての枠組みがかなりしっかりしている。言い換えれば、物語が織られてい...
「数学ガール」シリーズ第二弾。 ユーリという妹系キャラが新登場。 個人的に後半部分に数学的理解が及ばないところはあったものの、十分に楽しめた。すくなくとも論理の展開は理解できたと思う。 一冊目に比べて、物語としての枠組みがかなりしっかりしている。言い換えれば、物語が織られていると言っても良い。 後半あたりの、公園でユーリがとある指摘をするシーンにはビビッときた。 あと、主人公の僕のセリフがとても格好いい。 「好きで読む本はいつも、自分の理解の最前線だからね」 なんてセリフがそうだ。 読了してみて、改めてフェルマーの最終定理についての関連書籍をいろいろ読みたくなった。そういう風に一つの世界が出来上がっているけれども、決して内側に閉じてない本はだいたい良い本である。経験即的に。
Posted by
なんの知識もなくても付いてこれるように、うまくペース配分してくれているのでありがたい。とはいえ結局、自分の中で理解しきれたという実感はない…紙に書いて、じっくり向き合って、やっと分かるのだと思う。やり方がまずかったので、もう一度向き合い直したい。
Posted by
フェルマーの最終定理の概要の理解を目標に、整数問題を取り扱っている。前作からの登場人物に加え、主人公の従姉妹・ユーリが加わりよりユーモラスな物語となり全体的に読みやすかった。 フェルマーの最終定理は概要だけでも理解するのが大変だが、そこに至るまでの数々の布石とも呼べる定理の証明は...
フェルマーの最終定理の概要の理解を目標に、整数問題を取り扱っている。前作からの登場人物に加え、主人公の従姉妹・ユーリが加わりよりユーモラスな物語となり全体的に読みやすかった。 フェルマーの最終定理は概要だけでも理解するのが大変だが、そこに至るまでの数々の布石とも呼べる定理の証明はとても楽しい。 主人公の次々に数式を定義するパワーのある解法。テトラの拙いながらも時折見せる鋭い思考の飛躍。ミルカの効率的でシンプルな証明。 数学をもっとよく勉強してばよかったと思わせられる。
Posted by
全部理解しようとすると骨が折れる 整数問題や素数の取り扱いなど、とっつきやすい(ように見える)内容となっている。小説?としては普通。数学好きな方にはおすすめ。
Posted by
やっぱり数学は楽しいな~♪読むだけでも面白いけれど、特に証明問題は紙に書きながらが最高!(^o^)自分は一人で黙々と問題を解くタイプだけれど、仲間がいるのも楽しそうだな(*´-`)
Posted by
鳩の巣原理 n個の鳩の巣にn+1羽の鳩が入ったら、少なくとも一個の巣には、二羽以上の鳩がいる。ただし、nは自然数とする。
Posted by
やっぱりミルカ派である。 数論導入としても良い教材。思考過程がしっかり描かれているので、数学でどう遊ぶかという遊び方を学べる。
Posted by
物語部分は不要かと思うけど,ないと成立しない~従妹のユーリと時計巡回の話をしているが,出題はミルカさんだ。原子ピタゴラス数が無数に存在すること,原点中心の単位円周上に有利点が無数に存在する。互いに素であることが肝だ。a,bを整数とし,複素平面上で,複素数a+biに対応する5つの格...
物語部分は不要かと思うけど,ないと成立しない~従妹のユーリと時計巡回の話をしているが,出題はミルカさんだ。原子ピタゴラス数が無数に存在すること,原点中心の単位円周上に有利点が無数に存在する。互いに素であることが肝だ。a,bを整数とし,複素平面上で,複素数a+biに対応する5つの格子点が与えられているとき,二点P,Qを適切に結ぶと線分PQの中点Mも格子点になる。これは偶奇の問題だ。偶奇を調べるのも一つの鍵。ミルカがトラックに撥ねられて,病院に見舞いに行くと,modと合同,群と環,体を説明され,フェルマーの最終定理の証明に結びつく~さて…2だけど,物語部分は本当に頂けない。彼を囲む第三の少女が登場しちゃったけど,もう次はない
Posted by
他のフェルマー定理本ってその証明の歴史的経緯を追うのに重きを置いてる。 でもこの本はフェルマー定理をガッツリ数学的に掘り下げてる骨太な内容。他のが横だとしたらこれは縦。
Posted by
元理系の私にはかなり興味を持って読むことができた。が、すべては理解できなかった。やはり難しいものは難しい。 しかし、フェルマーの最終定理とはどんなものなのかを少しでもわかっただけでも読んだ価値があった。 内容も主人公と数人の女の子との会話が中心なのが入りやすい。 もう一度読ん...
元理系の私にはかなり興味を持って読むことができた。が、すべては理解できなかった。やはり難しいものは難しい。 しかし、フェルマーの最終定理とはどんなものなのかを少しでもわかっただけでも読んだ価値があった。 内容も主人公と数人の女の子との会話が中心なのが入りやすい。 もう一度読んで、さらに理解を深めたい。
Posted by