竹取物語 の商品レビュー
昔話とか映画とかで原作は誰もが知っているけれど、こういう長いひとつの物語として感情移入できる作品は初めて読んだ。天から使いがやってきて、姫を連れて行こうとする場面はうるっときた。
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こちらも大河ドラマの影響で読みたくなりました。笑 子供の頃、絵本で読んだきりかな?古典の授業で少しやったか?あと映画? ドラマ内で取り上げられなければまずまた読んでみようとは思わなかった作品です。 大変美しいかぐや姫だが、やんごとなき殿方らの求婚に興味を示さないばかりか 「なんで...
こちらも大河ドラマの影響で読みたくなりました。笑 子供の頃、絵本で読んだきりかな?古典の授業で少しやったか?あと映画? ドラマ内で取り上げられなければまずまた読んでみようとは思わなかった作品です。 大変美しいかぐや姫だが、やんごとなき殿方らの求婚に興味を示さないばかりか 「なんで結婚しなきゃいけないの?」と反駁するあたりが実に新鮮。 この時代にもこのような思想はあったのかと少し嬉しくなったりしました。 1000年越えて変わらなすぎな世の中の方が問題かな?月から呆れられている?笑 星新一さんが訳者って初めは驚いたけど、そうか、かぐや姫ってSFだもんね!笑 星さんの現代語訳はわかりやすくユーモアのある軽快な文体で 非常に心地よく読み進めました。
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クスッと笑えるような訳し方。 “ちょっと一息”なんてのがまた良いよね。 学校の先生にお薦めしたら、それ僕が図書館に入れましたよ、と逆に勧められました。
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かぐや姫による、高杉晋作並の即興当意即妙ディスりラップ(57577)がいちいちハイライト。 しっかりSFとして面白いし、悠久過ぎて古代人と地球外生命体との邂逅史実か?とも。 星新一の試行錯誤過程が見られる解説とあとがきもよい。
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中学生以来に読む。求婚する男性のパートは5人中4人を省いて授業で習っていたのことを知る。 章の終わりに挿入される星新一の小話と解説がとてもよい。現代にも通じる普遍的な感覚が全体に行き渡っているように思えたのもよかった。物語を堪能したあと、原文にしかない雰囲気やトーン、テイストを...
中学生以来に読む。求婚する男性のパートは5人中4人を省いて授業で習っていたのことを知る。 章の終わりに挿入される星新一の小話と解説がとてもよい。現代にも通じる普遍的な感覚が全体に行き渡っているように思えたのもよかった。物語を堪能したあと、原文にしかない雰囲気やトーン、テイストを味わいたい。
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星新一さんのファンで、手に取ってみました。知ってるようで知らなかった竹取物語。様々な男の散り様も多様で面白く、解説もまた星さんらしくて一気に読めました。平安時代からSFチックな思考をする人がいるなんて、、前衛的だなと感じました。
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日本最古の創作文学と同時にSF小説なのですから、星新一訳もこの機会に。 文庫の最後に古文原文も収録されていて、文章はいつもの軽快な星先生ですけれど、思いの外、忠実に翻訳されています。ご自身の解説で、心がけた事は、物語作者の立場に近づく事と書かれています。各段落ごとに、“ひと息”と...
日本最古の創作文学と同時にSF小説なのですから、星新一訳もこの機会に。 文庫の最後に古文原文も収録されていて、文章はいつもの軽快な星先生ですけれど、思いの外、忠実に翻訳されています。ご自身の解説で、心がけた事は、物語作者の立場に近づく事と書かれています。各段落ごとに、“ひと息”と題して、ご自身の感想を入れてあります。 解説で、竹取物語には四季が描かれていないこと、姫やその他男性陣の容姿の詳細が省かれていること、単に発想とストーリーで長い年月人を惹き込んでいる。と賞賛されていましたけど、これは、星新一のショートショートと通じますね。 参考文献で、川端康成の「竹取物語」を読まれていて、ーこれは、川端訳というより、監修というべきだろう。若い人の文章らしく、その代わり自由な調子があるーと作品名のサイドに追記されていました。………やっぱりそうですよね。私も、さっぱり系なんて書いてしまいましたが、少し違和感ありましたよね。冒頭の段落で、翁と爺さんが両方使われていて、どこで使い分けているのか、しばらく考えたけど、わからないままですし。「小公子」の川端訳読んだ後のような、うっとり感が不足気味でした。本当はどうなんでしょうねえ。 星新一先生は、古代からの月への憧れ、宇宙への空想といった視点を大切にされていたと思います。
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私が持っているのは、1987年刊の旧版、沢口靖子さんのかぐや姫の写真(美しい!)が表紙になっている本です。 星新一さんの、ウイットに満ちた語り口に、章ごとに挿入された「ひと息」、楽しく読めて、古代日本のいろんなことに思いを馳せることができます。和田誠さんの挿し絵も、まったりムード...
私が持っているのは、1987年刊の旧版、沢口靖子さんのかぐや姫の写真(美しい!)が表紙になっている本です。 星新一さんの、ウイットに満ちた語り口に、章ごとに挿入された「ひと息」、楽しく読めて、古代日本のいろんなことに思いを馳せることができます。和田誠さんの挿し絵も、まったりムードを醸し出していますね。
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面白い!「ひと息」と、コラムが入るのも面白い。物語の書き手として客観的な感想があるのも面白い。授業で使いたいなぁ。
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一人暮らしをしていた時に、家で一人で観た、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」が忘れられません。久石譲の「いのちの記憶」という主題歌も素晴らしく、感動で涙が止まりませんでした。 日本橋丸善の2階に、スタッフさんお薦めの古典シリーズコーナーが開設されていて、星新一さんが竹取物語の本を出...
一人暮らしをしていた時に、家で一人で観た、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」が忘れられません。久石譲の「いのちの記憶」という主題歌も素晴らしく、感動で涙が止まりませんでした。 日本橋丸善の2階に、スタッフさんお薦めの古典シリーズコーナーが開設されていて、星新一さんが竹取物語の本を出していたことを知り、映画も思い出されて思わず購入しました。星新一らしく、淡々とテンポよく進んでいき、面白かったです。 それにしても、1,100年も昔に、何を思って作られた物語なのでしょうか。余韻に浸りながら、じっくり考えてみたいです。
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