パンドラ(下) の商品レビュー
人類悲願の癌特効薬『パンドラ』。 その新薬を巡って、様々な人間の欲がうごめくストーリー。 これまで存在しなかった何かを生み出す時 必ず何かしらの痛みを伴うもので 癌患者にとって、待ち望んだ特効薬にもかかわらず その薬が例えば手術をする外科医にとっては また、医療制度...
人類悲願の癌特効薬『パンドラ』。 その新薬を巡って、様々な人間の欲がうごめくストーリー。 これまで存在しなかった何かを生み出す時 必ず何かしらの痛みを伴うもので 癌患者にとって、待ち望んだ特効薬にもかかわらず その薬が例えば手術をする外科医にとっては また、医療制度にとって、必ずしも100%喜べることではないということ。 光があれば、必ず影が存在し 影になりたくないモノが抵抗すれば 必然的に戦いが発生してしまう。 実際、影の強い力によって 表舞台に出ることなく葬られてしまった たくさんの発明があったのではないだろうか・・・ そう考えずにはいられません。 『パンドラの箱』 決して開けてはならない禁断の箱を パンドラという一人の少女が開けてしまったため この世にはありとあらゆる災難・苦悩が飛び出してしまった。 パンドラは、箱を開けてしまったことを悔いて 慌ててその箱を閉めたという。 しかし、一つを覗いては全ての災いは飛び去った後だった。 最後に箱の中に残った一つは 希望だったという説もあれば、絶望だったという説もあるという。 私は・・・ 希望だったと思いたい。 これまで読んでいたミステリーとは また違った雰囲気の作品で ドラマのノベライズだからなのか 長編ミステリー小説としては、少々物足りなさを感じてしまいました。 ノベライズの相田冬二さんに今後注目してみたいです。
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職場の子がとても面白いからと言って貸してくれた。 もともとはドラマが先にあって、そのノベライズ版らしい。 そう言われて読むと、たしかにドラマっぽい展開。 文章も台詞が多用されていて、ドラマっぽい書き方。 癌の治療薬を巡って、研究者と患者と大学と政治家と警察とマスコミとが錯綜す...
職場の子がとても面白いからと言って貸してくれた。 もともとはドラマが先にあって、そのノベライズ版らしい。 そう言われて読むと、たしかにドラマっぽい展開。 文章も台詞が多用されていて、ドラマっぽい書き方。 癌の治療薬を巡って、研究者と患者と大学と政治家と警察とマスコミとが錯綜する話。 すらすら読めて、まさに娯楽作品な感じだった。
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