1,800円以上の注文で送料無料

爆発的 の商品レビュー

3

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/02/13

日暮百人は早々に引退して自適な生活を送る綾鹿市の実業家。 美術に造詣の深い彼は私財で美術館兼アトリエを建て奇抜な現代芸術家6名を招待していた。 やがて起きるのは芸術家を始めとする連続怪死事件、動機も何もかもも奇抜すぎる事件を綾鹿市の刑事と探偵は解決できるのか!?  痙攣的に続く...

日暮百人は早々に引退して自適な生活を送る綾鹿市の実業家。 美術に造詣の深い彼は私財で美術館兼アトリエを建て奇抜な現代芸術家6名を招待していた。 やがて起きるのは芸術家を始めとする連続怪死事件、動機も何もかもも奇抜すぎる事件を綾鹿市の刑事と探偵は解決できるのか!?  痙攣的に続く美術ミステリの皮を被ったとんでもミステリ。 ところどころ尖った解決が提示されるがやはりラストのどんでん返しがシリーズの中でも弱すぎる。★は4つ。

Posted byブクログ

2019/12/07

日暮美術館にいる6組の芸術家たち。彼らのアトリエで起こる殺人事件。 設定も芸術家たちもぶっ飛んでて、それはそれで面白かったし、この芸術作品を考える作者もすごいなぁと。

Posted byブクログ

2019/01/16

(収録作品)黒くぬれ!あるいは、ピクチャーズ・アバウト・ファッキング/青い影ないしは、ノーサイドインサイド/グレイとピンクの地もしくは、ウィッシュ・ウィー・ワー・ヒア/白日夢さもなくば、エレクトロニック・ストーム/赤い霧光でなければ、ソルジャー・ウォーク/紫の煙または、マシン・ヘ...

(収録作品)黒くぬれ!あるいは、ピクチャーズ・アバウト・ファッキング/青い影ないしは、ノーサイドインサイド/グレイとピンクの地もしくは、ウィッシュ・ウィー・ワー・ヒア/白日夢さもなくば、エレクトロニック・ストーム/赤い霧光でなければ、ソルジャー・ウォーク/紫の煙または、マシン・ヘッズ/紅王の宮殿またの名を、デス・イン・セブン・ボクシーズ

Posted byブクログ

2010/10/10

綾鹿市の大物実業家・日暮百人は、引退生活を送るため鳥搗島を買い取り私設美術館を建てさせた。 館内に気鋭の現代芸術家六人がそれぞれのアトリエを構え、展示する作品を創作させるための美術館。 日暮と、その友人であり美術評論家の樒木侃だけが作品を鑑賞できるのだ。 そんな不条理な美術館を設...

綾鹿市の大物実業家・日暮百人は、引退生活を送るため鳥搗島を買い取り私設美術館を建てさせた。 館内に気鋭の現代芸術家六人がそれぞれのアトリエを構え、展示する作品を創作させるための美術館。 日暮と、その友人であり美術評論家の樒木侃だけが作品を鑑賞できるのだ。 そんな不条理な美術館を設計したのは一流建築家の藍田彪。 しかし、最先端をいくあまり、狂気すら漂わす彼らの芸術に触発されたのか、美術館では、奇想天外な殺人が次々と起こる。 6人の芸術家それぞれの6編と終章をあわせた7編。 もうこの「~的」のネタはわれているので、それぞれの短編の齟齬は気にせず楽しませていただきました。 素っ裸でキャンバスの上をのたうちまわって絵を描きあげる須手部有美の「黒くぬれ! あるいは、ピクチャーズ・アバウト・ファッキング」 前衛演劇作家、出口日多尊の「青い影 ないしは、ノーサイドインサイド」 双子の彫刻家、是水トゥインズの「グレイとピンクの地 もしくは、ウィッシュ・ウィー・ワー・ヒア」 音響アーティスト、辺根戸美留の「白昼夢 さもなくば、エレクトロニック・ストーム」 パフォーマンス・アーティスト、東風村麻世の「赤い露光 でなければ、ソルジャー・ウォーク」 映像作家、城間英一の「紫の煙 または、マシン・ヘッズ」 どれもこれも狂気を宿した芸術家たちの奇行にぶっとばされました。かなりのエログロ。 こうしてみると芸術というものは本当にあやふやですね。なんでもアリだなぁ。 今回はまた特にロックの香がしました。黒くぬれ!とか紫の煙、とか。 あと登場人物の名前も。 私が気がついたのは「青い影」の甲本ヒロコと増間正敏(ましままさとし)、「グレイとピンク」の志度場礼人(しどばれいと)くらいでしたが、他にももじってつけてあるんじゃないかな。 全体的にそこまで驚けませんでしたが、この中では「赤い露光」がかなり後味悪くって好みでした。

Posted byブクログ

2010/01/15

現代美術をテーマにした連作ミステリ。たしかに最も危険な美術館ですね。行ってみたいような、行ってみたくないような……。 どの作品もかなりトリッキーで楽しめます。現代美術の薀蓄っぽいものや全話通しての謎も楽しめますが、個々の謎もインパクトがあって魅力的です。。お気に入りは「赤い露光 ...

現代美術をテーマにした連作ミステリ。たしかに最も危険な美術館ですね。行ってみたいような、行ってみたくないような……。 どの作品もかなりトリッキーで楽しめます。現代美術の薀蓄っぽいものや全話通しての謎も楽しめますが、個々の謎もインパクトがあって魅力的です。。お気に入りは「赤い露光 でなければ、ソルジャー・ウォーク」。ラストでしばし意味を考えて、硬直してしまいましたよ。こ、これも芸術の一環ですかっ!?

Posted byブクログ

2012/02/05

天才的な芸術家を描写するのって、並みの筆力じゃ難しいと思う。 結果、エキセントリックさとか性的倒錯というのが前面に出てきやすくなるのかしら。 「そんなやつおらんやろ〜」の連続です(小説だから、そんなもんなのだが) はたして芸術=エキセントリックなのか? 芸術家とは死と生の境を覗き...

天才的な芸術家を描写するのって、並みの筆力じゃ難しいと思う。 結果、エキセントリックさとか性的倒錯というのが前面に出てきやすくなるのかしら。 「そんなやつおらんやろ〜」の連続です(小説だから、そんなもんなのだが) はたして芸術=エキセントリックなのか? 芸術家とは死と生の境を覗き込む生き物か? いろいろあったけど、最後の書き下ろし部分で、それまでの短篇がひとつの物語としてうまくまとまってて、その風呂敷のたたみ方は見事。だけどあくまで優等生的。 登場人物の名前が何のもじりになってるのかに気をとられてしまったのと、難しい漢字の名前の人は、すぐ読み方を忘れてしまう私。

Posted byブクログ