オテル モル の商品レビュー
主人公の少し切ない日常とユルリとし不思議なオテルの魅力、自分も「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」を探したく成ります(笑)。
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おもしろい設定。 地下オテル、しかも安眠のためのオテル。 設定はおもしろい! 独特の世界観がある人ね。
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運転免許の学科試験を受けに行った時、待ち時間でサクサクーと読めた。 全体的に冷たいというかひんやりとした小説。 眠りがテーマの小説だからかなぁ?? 主人公がオテルモルで働き出すとこまでしか描かれてなく、 続きがすごい気になるので星4つ。 オテル・ド・モル・ドルモン・ビア...
運転免許の学科試験を受けに行った時、待ち時間でサクサクーと読めた。 全体的に冷たいというかひんやりとした小説。 眠りがテーマの小説だからかなぁ?? 主人公がオテルモルで働き出すとこまでしか描かれてなく、 続きがすごい気になるので星4つ。 オテル・ド・モル・ドルモン・ビアンホテルにぜひ泊まってみたいー!!!!
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地下にある、ひたすら至高の睡眠を追求するオテルに採用された、究極の睡眠顔のわたし。 同じ顔なのに覚醒顔の妹、その娘と昔の恋人であり妹の夫と住むわたしの不思議な生活と、オテルでの面接、勤務をゆるゆると描く小説。 特に事件は起こらずに、というかずっとだらだらと事件であるともいえる...
地下にある、ひたすら至高の睡眠を追求するオテルに採用された、究極の睡眠顔のわたし。 同じ顔なのに覚醒顔の妹、その娘と昔の恋人であり妹の夫と住むわたしの不思議な生活と、オテルでの面接、勤務をゆるゆると描く小説。 特に事件は起こらずに、というかずっとだらだらと事件であるともいえる不思議な異空間。 登場人物はみなきちっとした個性はあるのに、なぜかみんなの境界線があいまいで、ひどく芒洋と話が進む。 なんとも評価のできない、不思議なストーリー。 でもとっても、ここで泊まって眠ってみたくなったので★3つ。 ただ、どこでもいつでも眠れてしまうわたしには、このホテルの宿泊資格は与えてもらえないだろうけど。
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オテルモル。 その響きだけでこれは買おう、と思った直感はアタリでした。 「眠り顔」の主人公が、地上ではなく地下につづくホテル、 眠るためだけのホテルに就職するところから物語がはじまります。 私の大好きな『ツイン・ピークス』で、小男がダンスをするシーン、 なんだかそれを思い出すよう...
オテルモル。 その響きだけでこれは買おう、と思った直感はアタリでした。 「眠り顔」の主人公が、地上ではなく地下につづくホテル、 眠るためだけのホテルに就職するところから物語がはじまります。 私の大好きな『ツイン・ピークス』で、小男がダンスをするシーン、 なんだかそれを思い出すような、ふしぎな空気感がある小説。 痛々しいくらいのリアル、ウェットさもあって、そのバランス感が すごくよかったです。文章から空気感を出すってすごいことです。 ストーリーとしては、もうひとつかみ塩を入れたい感じですが、 次回作も、ぜったい買うと思います。
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内容(「BOOK」データベースより) 「悪夢は悪魔」の合言葉のもと運営される会員制地下ホテルで働きはじめた希里。「最高の眠りと最良の夢」を提供すべく「誘眠顔」である彼女の奮闘が続く。リハビリ施設に入院中の双子の妹に代わり、小学生の姪と、かつて恋人であった義理の弟とともに暮らす希里...
内容(「BOOK」データベースより) 「悪夢は悪魔」の合言葉のもと運営される会員制地下ホテルで働きはじめた希里。「最高の眠りと最良の夢」を提供すべく「誘眠顔」である彼女の奮闘が続く。リハビリ施設に入院中の双子の妹に代わり、小学生の姪と、かつて恋人であった義理の弟とともに暮らす希里が働き始めたのをきっかけに、彼ら三人にも変化がみえてきたころ、妹の沙衣の退院が決まる。直後、事件は起きてしまう―。 2008.7
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死を意識しない人間がいるだろうか。死への衝動を感じない人間がいるだろうか。死をいつくしまない人間がいるだろうか。 「オテル モル」、このタイトルに度肝を抜かれた。フランス語を訳せば、死のホテルだ。正式名称は「オテル・ド・モル・ドルミ・ビアン」。死んだように眠ることのできるホ...
死を意識しない人間がいるだろうか。死への衝動を感じない人間がいるだろうか。死をいつくしまない人間がいるだろうか。 「オテル モル」、このタイトルに度肝を抜かれた。フランス語を訳せば、死のホテルだ。正式名称は「オテル・ド・モル・ドルミ・ビアン」。死んだように眠ることのできるホテル、ということなのだろうし、物語上ではこのホテルはまさにそのとおりの場所だ。ただし、主人公の日常は、このホテルとはまったく関係ない。いや、なかったのだ。主人公がこの場所に出会ったとたん、日常は変化する。すこしずつ、ほんのすこしずつ。 考えてみれば、死からまた生へ転換するようには、わたしたちの日常はできていない。しかし、人は死のような劇的な再生の機会を持っているはずなのだ。 人間の生への欲望は、疎ましいほどに強い。それは死への恐怖と隣り合わせであり、死への強い欲望とも似ている。それは、わたしたちが自分の生を自在にあやつれないという不自由から生まれている。だけど、わたしたちはきっとあるどこかの瞬間に必ず再生している。(夢)
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めちゃねむい。 オテルモル読んだ影響でかい。 いってみたいオテルNo1 よくありがちな設定だけど、オテルの描写がナイス。 サスペンスや推理物に飽きてるいま、 どうともならない話がいい。
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村上春樹+いしいしんじ÷2=栗田有起 淡いけども退屈しない。 毒も、ゆるみも、テンポもちょうどいい。
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初栗田有紀作品。 このやる気ない表紙、最高です。 主人公(地味な顔立ちとナリをした女性しかイメージできないんだけど)は悲惨な過去を引き受けざるを得ないヘビーな境遇なのに、なかなか強くたくましく頑張る。誰を憎むでもなく。 最後の事件は、きっとこれからの「きっかけ」に過ぎないんだろう...
初栗田有紀作品。 このやる気ない表紙、最高です。 主人公(地味な顔立ちとナリをした女性しかイメージできないんだけど)は悲惨な過去を引き受けざるを得ないヘビーな境遇なのに、なかなか強くたくましく頑張る。誰を憎むでもなく。 最後の事件は、きっとこれからの「きっかけ」に過ぎないんだろう。 オテルの内装や雰囲気を想像しながら読むのがすごく楽しかった。オテルで働きたいなぁ。
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