信長 の商品レビュー
伝法な言葉で喋る戦国武将達に、地の文章にもカタカナ言葉が混じり、執筆当時は昭和27年、斬新で、読者をわくわくさせた事と思う。 そんな表現方法で青年期の信長を描くと、全体的に、児童文学か少年ジャンプみたいな雰囲気になるのが面白い。 今では、珍しくない信長像だが、安吾ファンなら興味深...
伝法な言葉で喋る戦国武将達に、地の文章にもカタカナ言葉が混じり、執筆当時は昭和27年、斬新で、読者をわくわくさせた事と思う。 そんな表現方法で青年期の信長を描くと、全体的に、児童文学か少年ジャンプみたいな雰囲気になるのが面白い。 今では、珍しくない信長像だが、安吾ファンなら興味深く読めそうな一冊。
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安吾は顎十郎とか好きですが、これは何故かテンポ悪くてダメだったなあ。カタカナの使いかたが一々気になってしまった。桶狭間までですが、丹羽さんが中々出張ってて珍しいなあと思います。
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- ネタバレ
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堕落論の坂口安吾が描いた「信長」 飄々としている信長が描かれていて面白い。 うつけているのにも、ちゃんとした理由があって、平手政秀諌死に対しても飄々とした態度を取っている様がある意味衝撃な印象を受けた。 この本を読むまではどのようにして信長が家中を束ね、かつ尾張を統一していったかがわからなかったので、便利だった。どちらかというと桶狭間よりか尾張統一に描写が集中している気がする。 敦盛のように颯爽を生きている信長を読んでいて清々しくなった。
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・10/10 結構カタカナを使った表現が多くて気になる. ・10/17 読了.信長は数奇な人生を送ったけど本人は納得して死んだんだろうなぁ.罰当たって死ぬのもそれまでの人生なんだろうからと割り切っていたのかもしれない。運命論者かも.
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若きウツケ時代から桶狭間までの信長を描く。ユーモラスでおもしろいし信長に親近感を持てる書き方で非常によい。
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