老いのレッスン 品格のある12人の日本人 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
80歳を過ぎてなお現役で活躍中の品格ある12人の方が書かれた「老いのレッスン」、2008.5発行。いくつか紹介しますと: ①僧侶、松原泰道。長寿の秘訣は生き物の命を大事にすることと思っている。(子供の頃、蝉の墓を作ったらその上をトンボが舞った)②三浦敬三。口と舌の運動。口を動かすと酸素が頭に行く。③石井好子。毎朝起きるとベランダで太陽を仰ぎ、大きく背伸びして深呼吸する。④清川妙。昼寝が唯一の健康法。⑤岸朝子。早寝、早起き、朝ご飯。⑥新藤兼人。だれに対しても、その人の仕事を評価してあげる。
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考えてみれば、ルバング島にいた30年のあいだ、私は神頼みをしたことはありませんでした。お正月に手を合わせて、「去年一年ありがとうございました」とは言いましたが、「今年も守って下さい」とは願いませんでした。すべては自分の力しかないのです。自分の考えで、自分で行動するしかないのです。...
考えてみれば、ルバング島にいた30年のあいだ、私は神頼みをしたことはありませんでした。お正月に手を合わせて、「去年一年ありがとうございました」とは言いましたが、「今年も守って下さい」とは願いませんでした。すべては自分の力しかないのです。自分の考えで、自分で行動するしかないのです。少しでも神頼みなとどいう安易な気持ちが起きると集中できません。それが怖いのです。ただ、一年がすぎて、「あのときは良く助かった」とか、「あっちに進んでよかった」など感じることは毎年あります。ですから、我々は自分の考えの及ばないところで生きているのです。>小野田寛郎 私の祖父は、亡くなる前に「働け」という字をまるで遺言のように書いて他界しました。>メイ牛山 私は「根っこは大事にしなさい」といつも言っています。根が腐ったら、もう先は無いわけですから。でも同時に「新芽は出しなさい」とも言っています。>メイ牛山 おしゃれが自然体だということは、年中同じではないということを意味します。四季があるし、生きていれば人間の状況は変化するからです。 おしゃれはお金をかけることではありません。心がけです。 静かに行くものは/健やかに行く/健やかに行くものは/遠く行く
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