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伊豆の踊子 の商品レビュー

3.5

35件のお客様レビュー

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2012/02/05

この本は伊豆の踊り子と他に短編が4つあります。 それぞれの作品は作品で素晴らしいと感じましたが、如何せん自分の読解力の無さに凹みました。 もう1回読まないといけないかもしれませんね。 最後の解説で伊豆の踊り子がどんな位置付けで出されたかある程度は分かったし、川端康成がどんな...

この本は伊豆の踊り子と他に短編が4つあります。 それぞれの作品は作品で素晴らしいと感じましたが、如何せん自分の読解力の無さに凹みました。 もう1回読まないといけないかもしれませんね。 最後の解説で伊豆の踊り子がどんな位置付けで出されたかある程度は分かったし、川端康成がどんな人かについてもある程度分かりました。

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2010/03/16

 集英社文庫2008年「夏の一冊」フェアでの企画本。  川端康成の名作『伊豆の踊子』のカバーイラストを、『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる漫画家、荒木飛呂彦氏が描いたというアグレッシブな逸品である。  手にとった感想は「おいこれ、第何部だよw」だった。  川端の描く踊子の汚れを...

 集英社文庫2008年「夏の一冊」フェアでの企画本。  川端康成の名作『伊豆の踊子』のカバーイラストを、『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる漫画家、荒木飛呂彦氏が描いたというアグレッシブな逸品である。  手にとった感想は「おいこれ、第何部だよw」だった。  川端の描く踊子の汚れを知らない美しさが、新手のスタンド使いにしか見えない不思議。カバーイラストというのはとても大事なんだな。  本編を一度どこかで読んでいる読者か荒木ファンにはオススメする。だが未読だったら悪いことは言わない、別のバージョンを一度読んでみるべきだ。そのうえでギャップに萌える。これが本書の読み方だと思う。  なにしろ某サイトでは「伊豆のJOJOり子」とすら呼ばれていたんだから(笑)。

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2010/05/27

カバー買いであることは全く否定できない。(笑)川端康成は「雪国」で辟易さを覚えたので、あと「千羽鶴」だけいつか読めばもういいかなと。(古典の魅力を理解できない馬鹿者スイマセン)収録作「死体紹介人」はなかなか面白かったです。

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2010/01/26

本屋で出会った瞬間、多分誰かが「ザ・ワールド」を呼んだんだと思う。それでその十秒後に、多分誰かが「キング・クリムゾン」を発動したんだと思う。気づいたら、お金払ってたし。ジャケットのインパクトが強すぎたけど、中身ももちろん面白かったです。

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2010/01/13

雪が降った日に「雪国」持って出かけたつもりが いざ読もうとしたらコレだったっていう因縁の一冊 死体の話が好き。 荒木氏の表紙でジャケ買いしたのは内緒です。

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2009/10/08

始めて川端康成の作品を読みました。伊豆の踊子はとても有名ですが今まで一度も読んだことがなかったので挑戦してみました。難しいかなと思っていたのですが、思ったよりすらすら読めました。でもやっぱりところどころ理解しきれなかったところもありました。でもそれは私の読解力の不足だと思います。...

始めて川端康成の作品を読みました。伊豆の踊子はとても有名ですが今まで一度も読んだことがなかったので挑戦してみました。難しいかなと思っていたのですが、思ったよりすらすら読めました。でもやっぱりところどころ理解しきれなかったところもありました。でもそれは私の読解力の不足だと思います。 ブラックな内容の作品もありましたが面白かったです。

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2009/11/12

 川端康成の代表作のひとつです(表紙絵がすごいことになっていますが)。孤独に悩む青年の淡い恋心と人というものの温かさを描いた、傑作だと私は思います。この物語は、15歳で孤児になってしまった作者の実体験を元にしているそうですが、主人公と旅芸人の身分(階級格差)を超えた人間同士の交流...

 川端康成の代表作のひとつです(表紙絵がすごいことになっていますが)。孤独に悩む青年の淡い恋心と人というものの温かさを描いた、傑作だと私は思います。この物語は、15歳で孤児になってしまった作者の実体験を元にしているそうですが、主人公と旅芸人の身分(階級格差)を超えた人間同士の交流を通して、人の温かさを感じるという描写には、暗い感じがあまりせず、むしろ孤児根性から抜け出せる希望が感じられます。

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2009/10/04

カバー買い。 初恋を描いているわけですが女性に対する男の視点の表現がえろい。やらしい。笑 男の女に対する目線っていまもかわらないんですかね?

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2009/10/07

荒木飛呂彦がカバー画を描いていたので買ってしまいました。 ま、完全にやりすぎでしたが。 孤独な生涯を送ってきた20歳の主人公が旅先で出会う14歳の旅芸人の踊り子に恋をしてしまう、題名作「伊豆の踊子」。 若さゆえの淡い恋心に揺れる主人公の行動がいじらしい。 が、時代が違...

荒木飛呂彦がカバー画を描いていたので買ってしまいました。 ま、完全にやりすぎでしたが。 孤独な生涯を送ってきた20歳の主人公が旅先で出会う14歳の旅芸人の踊り子に恋をしてしまう、題名作「伊豆の踊子」。 若さゆえの淡い恋心に揺れる主人公の行動がいじらしい。 が、時代が違いすぎて感情移入できなかったため、★ひとつ減。 それよりも注目すべきは収録されている他4篇の短編。 川端康成の表現力に圧倒される。 川端が15歳のときに書いた日記を、のちに自身で注釈を付けくわえた「16歳の日記」。 そのスタイルだけでも新鮮だが、死の間際にいる祖父との会話を【この世の声ではない】と表現するなど、15歳とは思えないほどの感覚に痺れてしまう。 田舎の温泉宿で働く女中たちの日常を描いた「温泉宿」。 いつもどおりの日常、異性への配慮などは捨て去ってしまったかのような立ち居振る舞い。そんな中にポツリポツリと混在するエロティシズム。 祭りという日常の断片を切り取った「招魂祭一景」。 奇怪な設定、奇怪なストーリー「死体紹介人」。 あ〜もう伝えきれない、とにかく読んで! やっぱ古典はすげー!

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2009/10/04

川端康成の代表作の一つです。 ちょっとわからないことが多かった。 これが古き良き時代の日本だとするならば、日本はロリコンの国ですか。笑 この話には、いたるところに男尊女卑を思わせる表現や、さげすまれた存在であった遊芸人に対する軽蔑の表現も多く出てきます。 旅の中で主人...

川端康成の代表作の一つです。 ちょっとわからないことが多かった。 これが古き良き時代の日本だとするならば、日本はロリコンの国ですか。笑 この話には、いたるところに男尊女卑を思わせる表現や、さげすまれた存在であった遊芸人に対する軽蔑の表現も多く出てきます。 旅の中で主人公は芸人の中の一人である踊子、薫に好意を持つ。 少しのあいだ彼女らと行動を共にすることによって、主人公は彼女らから何か重要なものを得て成長する、というような内容です。 それをなんだかさわやかな感じで書かれています。 だけど、僕には主人公のその気持ちは、同情とか、一種の憧れだったんじゃないのって思ってしまいました。もっと言っちゃえば、自分がいい人間だというふうに見てもらいたかっただけだったんじゃないの?なんて。 時代のせいかもしれないけど、なんか自分勝手って感じ。 相手の気持ちには無関心というか。学生っていうのはそんなに地位の高い存在だったのかな。 とはいえ、今までに「踊子にふさわしいアイドル」を見出す度に映画化されていたみたいなので、そっちも見てみようと思いました。 踊子がどうこうより皆さんかわいい人にこういう姿をさせたかったんですね。笑 それより、荒木飛呂彦の表紙は合ってないんじゃないかな・・・。 でも、せっかくだからこの表紙のも欲しいですね。笑

Posted byブクログ