愛国殺人 の商品レビュー
いかにもイギリスらし…
いかにもイギリスらしい、伝統的な本格ミステリです。
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クリスティーのポアロ…
クリスティーのポアロものの一つです。本作品の特徴はマザー・グースの詩の連動し起こる連続殺人です。クリスティーは他の作品でもマザー・グースの詩を利用してます。自伝でもマザー・グースを幼いときに愛読してたと記載されてます。芸術度の高い推理小説といえるとおもいます。
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※再読後、新装版と感想を共有。 クリスティの長編ミステリー。ポアロシリーズ。 推理小説がベースになるが全体的にスパイミステリーの様な空気感がある。実際に殺害されるのは優秀な歯科医でその後、謎のギリシャ人と謎の女性の遺体が発見される。そんな中で銀行頭取(世界を操っていると言っても過...
※再読後、新装版と感想を共有。 クリスティの長編ミステリー。ポアロシリーズ。 推理小説がベースになるが全体的にスパイミステリーの様な空気感がある。実際に殺害されるのは優秀な歯科医でその後、謎のギリシャ人と謎の女性の遺体が発見される。そんな中で銀行頭取(世界を操っていると言っても過言ではない人物)が実は命を狙われている事が発覚し。物凄く壮大に見える事件に発展していく。 作中にて時間軸がだいぶ長くかかっている事や、登場人物も不思議な人物が多くさらに入れ替わりなどの可能性もあり、捉えにくく読みにくい作品である。学生時代に初めて読んだ時よりは理解しているが、殺人事件事態は単純で分かりやすいのでそれだけでまとめていたら面白かったのではと考えてしまう。 単純に言えば死体の偽装を活用したトリックであり、二重結婚とそれを知らずに気づいてしまった女性。更に女性は以前船で同乗したことのあるギリシャ人にその話をし、彼は相手が有名な人物という事でゆすりのネタにしようと企む。 歯科医が殺害されたのは犯人が歯科医に偽装する事でメリットが沢山あるためで(ギリシャ人を誰もいない環境下にて毒を守る事ができるため)歯科医は世の中に沢山いる為(銀行頭取としてイギリスを正しく導ける人間は自分一人であり、沢山の人達に必要とされている為) 、殺害しても構わないという判断である。ポアロはよく自惚れ屋と形容されるが、今作の犯人も中々だ。ある意味動機として歯医者は一杯いるから自分の為に一人死んでも問題ないという様な自己都合の良い解釈をする人物はミステリーにうって付けだ。 ポアロがスパイ冒険に携わる作品は幾つか存在しているが、あまり似合わない様に思えてしまう。僕自身がそういったジャンルを求めていないという事が第一だろうが実際にスパイ冒険小説よりもミステリーの方が面白いと感じでしまう。 今回は歯医者から始まり国の命運を左右してしまう人物の逮捕にポアロは終始憂鬱そうだ。昔の歯の治療等、考えただけで恐ろしくポアロの陰惨たる気持ちは理解できる。 最後、命について犯人とポアロの意見は違うわけだが、だからこそポアロは人情味を感じ偉大な探偵だとなるのだろう。ミステリーとしてトリックなどはおもしろいが、スパイ作品の部分は読み疲れてしまった。
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またしても被害者は”いい人”。 周りを考えないおしゃべりが死を招く。その一言で触れられたくない過去が頭をもたげる。さほど親しくない人と再会した時の会話はあたりさわりのないように、あるいは知らんぷりをするか? ポワロは歯医者の診療台に。その歯医者が殺された。歯医者にかかっていた人...
またしても被害者は”いい人”。 周りを考えないおしゃべりが死を招く。その一言で触れられたくない過去が頭をもたげる。さほど親しくない人と再会した時の会話はあたりさわりのないように、あるいは知らんぷりをするか? ポワロは歯医者の診療台に。その歯医者が殺された。歯医者にかかっていた人が次々に殺される。患者、歯医者の同僚、使用人、疑惑は固まりつつあるが・・ 最後でまたまたどんでん返し。 1940発表 1977.1.15初版1993.12.15 34刷(創元推理文庫)ブックオフ108円
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なにやら全体的に思わせぶりな混み入った話なのですが、犯人の同機がやっぱりそんな感じですか、という落着ぶり。悪くはないです。
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傑作、らしい。中盤までは「ビッグ4」みたいなスパイ物としか読めなかった。 ユーモアのある文章が好きな人には向いているのだろう。 私は地味な、質実な感じのする文章のほうが好みなので、読んでいて苦痛で仕方なかった。今読んでいる「森を抜ける道」の方がしっくりと来る。 推理小説として、と...
傑作、らしい。中盤までは「ビッグ4」みたいなスパイ物としか読めなかった。 ユーモアのある文章が好きな人には向いているのだろう。 私は地味な、質実な感じのする文章のほうが好みなので、読んでいて苦痛で仕方なかった。今読んでいる「森を抜ける道」の方がしっくりと来る。 推理小説として、というより、読み物として肌に合わなかったので星2つ。
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