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科学の扉をノックする の商品レビュー

3.7

25件のお客様レビュー

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2021/11/10
  • ネタバレ

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科学の神秘を文学的に感じる、福岡伸一先生の本が好きな人は同じように心動かされると思う。 理系の人ほど、論理だけではなくて想像力やセンス、情熱が必要という話が印象深い。

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2021/10/28

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA8566351X

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2021/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小川洋子 科学者とのインタビューエッセイ 宇宙、鉱物、生物、電子、粘菌、遺体科学、スポーツ科学と、それぞれの科学者とのお話の中でサイエンスがひも解かれていく。 時間について述べられている。時間とは不思議だ。時間だけが一方向に流れているが、時計やカレンダーのような道具を使わなければ、認知されない。しかし、人間がいない場所でも確かに時間は過ぎてゆく。そして誰かが問う。時は「めぐる」のか?「過ぎ去る」ものか?、と。 「タンパク質を作るためのDNAは、全体の3%です。残りは、わかっていません。宇宙物理学でも宇宙でわかっているのは3%で残りの97%はダーク・マテリアルと呼んでわかっていません。」そうなんですね。私たちも、周りの人たちのこと、社会のこと、世界のこと、3%わかれば、及第点ってことかな? 細胞性粘菌の「子実体」になる話で、基盤と柄が20%、中身が80%が変化するとのこと。これは、パレートの法則?、なんかいろんなところでいろんな数字が繋がっているような気がする

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2021/01/10

科学という人間が神秘に触れようとする健気な奉仕活動を美しい感性を通して描いた本でした。 特に鉱物の章と遺体科学の話が好きで、自然が生み出した装飾のない、けれど少しお茶目で機能的な一面が見られ、ほっこりとした気持ちになれました。 科学そのものの知識を得ると言うよりは、こんな営みをし...

科学という人間が神秘に触れようとする健気な奉仕活動を美しい感性を通して描いた本でした。 特に鉱物の章と遺体科学の話が好きで、自然が生み出した装飾のない、けれど少しお茶目で機能的な一面が見られ、ほっこりとした気持ちになれました。 科学そのものの知識を得ると言うよりは、こんな営みをしている人がいるんだなという遠くを覗き見るような楽しさがある本でした。

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2019/03/05

小川洋子が7人の科学者を尋ねてインタビューするだけの本なのだが、小川洋子の人の良さと、科学者の皆さんの世間ずれしていない所がマッチしていい感じに仕上がっている。 科学書というよりはただのエッセイに近いです。

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2018/10/08

21:ご存知、小川洋子さんが各方面の専門の方に伺った話をわかりやすくまとめた一冊。小川さんの「趣味に走った」人選だとありますが、どの先生の話も面白く、解説が丁寧なので(それでもわからないところはスルーしつつも)とても楽しめました。初心者向けの話を作家の方がさらに噛み砕くことで、と...

21:ご存知、小川洋子さんが各方面の専門の方に伺った話をわかりやすくまとめた一冊。小川さんの「趣味に走った」人選だとありますが、どの先生の話も面白く、解説が丁寧なので(それでもわからないところはスルーしつつも)とても楽しめました。初心者向けの話を作家の方がさらに噛み砕くことで、とっつきやすさが大幅にアップしていると思います。聞き手の小川さんだけでなく、先生方の姿勢の謙虚さには驚くばかり。

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2016/06/17

小説家が科学者と接し得た知識を思い出と共に語る。 天文、鉱物、サムシンググレート、SPring-8、粘菌、遺体、筋肉 C0095

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2015/05/29

「虹の解体」ほど難解にしなくても、このように簡易に記すことで科学は芸術や哲学に社会学や政治などよりも近い場所にあることがわかる。先生の感性のフィルターが最大要因だが、文章表現力による演出もすばらしい。◆平等に生命をいとおしむ学問''遺体科学/遠藤秀紀(えんどう...

「虹の解体」ほど難解にしなくても、このように簡易に記すことで科学は芸術や哲学に社会学や政治などよりも近い場所にあることがわかる。先生の感性のフィルターが最大要因だが、文章表現力による演出もすばらしい。◆平等に生命をいとおしむ学問''遺体科学/遠藤秀紀(えんどう ひでき)が秀逸。

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2013/07/06

題名と、著者が女性であることに・・惹かれてしまいました。 お祖父さまとお月さまとの思い出に、月観ることが好きな私には、うれしいエピソードです。 国立天文台をはじめ、著名人を訪れてお話しを伺う・・やはり惹かれます。 宇宙のすがたを図版で載せてあり、銀河への想いを募らせています。 ...

題名と、著者が女性であることに・・惹かれてしまいました。 お祖父さまとお月さまとの思い出に、月観ることが好きな私には、うれしいエピソードです。 国立天文台をはじめ、著名人を訪れてお話しを伺う・・やはり惹かれます。 宇宙のすがたを図版で載せてあり、銀河への想いを募らせています。 太陽系は、銀河の端っこ、田舎の方にあるらしい・・世界の隅っこなのだ。 天文学者の仕事、果てしないものです。 ・・宇宙を知ることは、自分を知ること・・ 今まで読んできた、宇宙の本と同じ方向へと、進んでいくようです!!

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2012/05/09

 とにかく、時差ぼけを治すために本を読み続ける。 (1)タイガースの続木さん:(選手が伸びるかどうかについて)分かります。かなしいくらい分かります。その選手の運動能力だけでなく、性格や人生観がものすごく影響します。」(p199)  そうなんだ。怖いな。わかっちゃうんだ。 (...

 とにかく、時差ぼけを治すために本を読み続ける。 (1)タイガースの続木さん:(選手が伸びるかどうかについて)分かります。かなしいくらい分かります。その選手の運動能力だけでなく、性格や人生観がものすごく影響します。」(p199)  そうなんだ。怖いな。わかっちゃうんだ。 (2)遺伝子の専門家の村上さん:要するに大きな仕事は、あるところから常識を超えないと駄目なんです。理性だけではないんです。ジャンプするのです。(p82)  佐々木毅先生も「超える」といっていたな。 (3)遺体の科学の遠藤さん:生存競争を勝ち抜いたようにみえる人間でさえ、その進化の歴史は失敗に彩られている。(p155)  耳はあごのちょうつがいから発展したが、そのかわりのあご関節の機能を他の骨で代替しているらしい。嫁さんが顎関節症で苦しんでいるが、それも、あまりできのいい関節ではないためか?  眠気覚ましの2冊目です。

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