吉里吉里人(上) の商品レビュー
何ともユニークな話。東北のある地域が独立を目ざし日本と戦う。 東北弁が猛烈に大量に出てくるので、一筋縄では読めない。。個人的に東北弁に馴染みがあるつもりの自分だったが、苦戦した。複雑怪奇な東北弁に妨げられて、なかなか読書がはかどらない。 でも、物語はおもしろいから、中巻も買...
何ともユニークな話。東北のある地域が独立を目ざし日本と戦う。 東北弁が猛烈に大量に出てくるので、一筋縄では読めない。。個人的に東北弁に馴染みがあるつもりの自分だったが、苦戦した。複雑怪奇な東北弁に妨げられて、なかなか読書がはかどらない。 でも、物語はおもしろいから、中巻も買ってきた。
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恥ずかしながら、なぜか私、これを何だか違う系統の古典と勘違いしておりまして。 4年間、新潮文庫3巻組みに手を出せずにおりました。 先日、作者死去の報に(ミーハーながら)ようやく手にとってみましたところ、 娯楽作品? と。 * 発想が自由、なようで実直というか。 言葉とか、...
恥ずかしながら、なぜか私、これを何だか違う系統の古典と勘違いしておりまして。 4年間、新潮文庫3巻組みに手を出せずにおりました。 先日、作者死去の報に(ミーハーながら)ようやく手にとってみましたところ、 娯楽作品? と。 * 発想が自由、なようで実直というか。 言葉とか、わからなくなりそうだなぁ、と。 星新一が、電話のダイヤルをまわす、を番号を押す(なんていうんだ?)に書き換えるような作業を繰り返してた、みたいな話が出てきてしまいそう。 (SFなのに、ではなくSFだからこそ。) * 当然、いまはわかるし、なるほどなぁ、と思うようなことも結構ある。 ぽろぽろと気晴らしに読み勧めるつもり。
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おもしろいが・・・ 話のスピード感がなく ズーズー弁の解説とか、 吉里吉里国憲法の説明とかが いやになってくる ゆっくり読んでいく タイプの本なのかな。 「トヌキ」はおもしろかった 続きは…挫折かも
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東北地方のある小さな村が、ある日突然独立国家になった。 たまたま取材旅行で東北に向かっていた作家、古橋はそのおかしな独立国の中で、日本という国の矛盾を知っていく。 コミカルに描かれてはいるが、「国家」というものの暗黒面はゾワリと粟立つ気持ちがする。 使い分けられた文体、言葉遊び...
東北地方のある小さな村が、ある日突然独立国家になった。 たまたま取材旅行で東北に向かっていた作家、古橋はそのおかしな独立国の中で、日本という国の矛盾を知っていく。 コミカルに描かれてはいるが、「国家」というものの暗黒面はゾワリと粟立つ気持ちがする。 使い分けられた文体、言葉遊びの面白さ、丁寧に調べられた方言の細かさ、知識すべてに驚かされる。 文庫で全3巻
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ある日突然、東北のある村が独立した。彼らは自分たちのことを「吉里吉里人」と名乗った。 突然の独立に騒然とする日本人たち。独自の世界をいく吉里吉里人。愉快な設定です。 内容は凄く興味をそそられる。なんだけど、なんか気持ち悪い。生理的に気持ち悪い。 でも読んでしまう。そんな話。
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高校生の頃、井上ひさしの作品で初めて読んだ本でした。 見返してみたら、上巻は文庫の初版でした(中・下巻は4刷)。 文庫になるのを待っていて読んだのだったなぁ、確か。
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言わずと知れた井上ひさしの代表作 ズーズー弁といわれる東北地方の、おそらく宮城県と岩手県の境あたりの言葉の教本にもなるすばらしい娯楽小説です 読み応え充分
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これは傑作ですね。 独立国家吉里吉里国。その思想とシステム。 井上ひさしっていうだけで食わず嫌いであまり読まないんですが、 これは意外にもとても面白かったです。
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ある日の早朝、日本国から突如田舎の小さい村が独立宣言をしたことからこの物語が始まります。吉里吉里語も読み応えあり。
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77/100 No.62「長門有希の100冊」 81年 第33回読売文学賞、82年 第2回日本SF大賞受賞作 小説家 古橋健二が旅行雑誌の取材のため東北へ しかし目的地にはたどり着けず、列車が通過するはずの途中の村が突然日本からの分離独立を宣言したのだ。 突飛なお話です...
77/100 No.62「長門有希の100冊」 81年 第33回読売文学賞、82年 第2回日本SF大賞受賞作 小説家 古橋健二が旅行雑誌の取材のため東北へ しかし目的地にはたどり着けず、列車が通過するはずの途中の村が突然日本からの分離独立を宣言したのだ。 突飛なお話です。 吉里吉里語なる東北の方言が可笑しいし、合わせてお話途中にある古橋の生い立ちも笑える。 記憶を一時も留める事が出来ない病気を患い、ある出来事が切っ掛けで一転、記憶異常増進症という奇病にとりつかれる・・ このくだりが面白い。
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