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震度0 の商品レビュー

3.5

170件のお客様レビュー

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2015/06/10

キャリア、準キャリ、ノンキャリ、その奥様方の織りなす人間模様があからさまで・・・いやいや、怖いわぁ~w 警察幹部が、こんなに乱れた女性関係じゃヤバいでしょ・・・と思ったんだけど、事実は小説より奇なり、だからなぁ・・・www

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2014/11/05

阪神大震災の日に起きた県警のエリートである警務課長の失踪を軸とするミステリー小説。 ミステリーとしては、警務課長の失踪の真相は何なのか、最後までハラハラさせられた。 キャリア、準キャリア、ノンキャリアそれぞれの県警幹部、またその家族の人間模様もよく描かれており、ろくな奴がいないな...

阪神大震災の日に起きた県警のエリートである警務課長の失踪を軸とするミステリー小説。 ミステリーとしては、警務課長の失踪の真相は何なのか、最後までハラハラさせられた。 キャリア、準キャリア、ノンキャリアそれぞれの県警幹部、またその家族の人間模様もよく描かれており、ろくな奴がいないな、と感じつつも、こんな人いそうやな、とか、こんな駆け引きありそうやな、と思わせられた。

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2014/09/09

例え警察といえども、出世争いのレースが繰り広げられ、キャリアとノンキャリアの対立、同じ地域上がりの争い。 どれもうんざりしそうな話。 しかし、その人間模様が醜くも面白い話。 揺れてないのに激震が走っているN県警がどうなるのか、ハラハラしながら読める本

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2014/08/24

阪神淡路大震災当日に起きた警務課長の謎の失踪をもとに、五人の上司たちが、それぞれの思惑から情報を秘匿し、互いに腹の探り合いを行い疑心暗鬼にかられていく。寸断された情報からの憶測が真相を歪ませることのサスペンス(宙ぶらりんさ)と、保身と野心からくるそれらの行為に見ることができる人間...

阪神淡路大震災当日に起きた警務課長の謎の失踪をもとに、五人の上司たちが、それぞれの思惑から情報を秘匿し、互いに腹の探り合いを行い疑心暗鬼にかられていく。寸断された情報からの憶測が真相を歪ませることのサスペンス(宙ぶらりんさ)と、保身と野心からくるそれらの行為に見ることができる人間の狡猾さや弱さが、舞台の心理劇のような密度の濃さで味わえる。数段構えとなた動機の落としどころもさすが横山クオリティ。

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2014/07/24

警察内部を描くのが著者が見出した新境地ではあるが。先ず本作には感情移入できる人物がひとりも出て来ない。呉越同舟、合従連衡、疑心暗鬼、面従腹背。男達のどす黒い野心を乗せて会議は回りに回る。お互いが隠し持った情報は、神の位置に立つ読者だけが知り得る。但、漫然と頁を捲っていてはどのチー...

警察内部を描くのが著者が見出した新境地ではあるが。先ず本作には感情移入できる人物がひとりも出て来ない。呉越同舟、合従連衡、疑心暗鬼、面従腹背。男達のどす黒い野心を乗せて会議は回りに回る。お互いが隠し持った情報は、神の位置に立つ読者だけが知り得る。但、漫然と頁を捲っていてはどのチームがどの情報を握っているのかは忘却の彼方へと。物語の背景に神戸大震災が使われ話の展開に合わせ被災地の情報が刻々と思わせぶりに伝えられる。横山氏の作ゆえリーダビリティはあるが少し話を引っ張り過ぎ。『半落ち』同様、謎の真相が拍子抜け。

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2014/07/01

 私は、他のどの横山作品と比べても全く異なる作品だと思いました。特に横山さんの運命を変えてしまった日航機墜落事故を題材した『クライマーズ・ハイ』とは、手法が違いすぎました。しかし、欲望・野心・保身の間で揺れる心を抱え人が、どうなるのか、どう生きるべきなのかという問いを、鉈の様な鈍...

 私は、他のどの横山作品と比べても全く異なる作品だと思いました。特に横山さんの運命を変えてしまった日航機墜落事故を題材した『クライマーズ・ハイ』とは、手法が違いすぎました。しかし、欲望・野心・保身の間で揺れる心を抱え人が、どうなるのか、どう生きるべきなのかという問いを、鉈の様な鈍さで斬りこんでくるという意味では、極めて横山さんらしい作品なのかもしれません。    県警本部ともなると、サツ回りと呼ばれる警察担当の記者に常に監視されているような状況だと思いますので、警務課長の無断欠勤にも神経質にならざるを得ないという事実…仕方がないとは言っても、小さなミスも隠蔽したくなる環境ですよね。『64』を読んで知りました。また、幹部が隣り合って暮らしていて、夫人は元婦警だったりするのは、気づまりな雰囲気でしょうね。刑事ドラマでは知ることのできない警察の姿は興味深いものですね。既に完成されている未刊の3作品が読みたいです。

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2014/06/29
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阪神大震災の朝、N県警本部警務課長・不破義人が姿を消した。県警の内部事情に通じ、人望も厚い不破が、なぜいなくなったのか? キャリア、準キャリア、叩き上げ、それぞれの県警幹部たちの思惑が、複雑に交錯する…。県警本部長をトップしたキャリア組と現場トップの刑事部長ノンキャリア組の人事を含めた出世争いと定年後の天下り先…をチラつかせた恫喝。県警幹部の行方不明・失踪に行方を心配するよりそのスキャンダルが外部に漏れることを恐れる県警幹部と、過去の事情をネタに亭主の出世争いの後押しを図る奥方達を克明に描く。

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2014/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2014/6/17 名前が覚えられない… いろいろ視点が変わる形式。 好きな人がいません。堀川さんだけマシ。 割とイライラする話。 結局自分さえよければいいのよね。って現実で思うこといっぱいあるのに本の中でまで思いたくないよ。

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2014/06/16

警察も上層部は普通の会社と同じ。いや、潰れることはない分、権力闘争が却って醜い。小説としては面白かった。

Posted byブクログ

2014/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

住んでる場所まで近い、警察内部のかけひき。 中盤、人物が誰だかわからなくなったが、 後半の緊迫感は読むのを止められず。

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