生粋パリジェンヌ流 スタイルのある生き方 の商品レビュー
近頃フランスの生活スタイルや普段のファッションを扱った本が多く、自分自身たくさん読んだけどこの本はそんな本たちの要点がまとまって、文庫本だし気軽に読めるようになっている印象。といっても10年前の出版なので隠れた元祖といった感じかな。 また訳書ではなく、パリ出身の筆者が日本人女性に...
近頃フランスの生活スタイルや普段のファッションを扱った本が多く、自分自身たくさん読んだけどこの本はそんな本たちの要点がまとまって、文庫本だし気軽に読めるようになっている印象。といっても10年前の出版なので隠れた元祖といった感じかな。 また訳書ではなく、パリ出身の筆者が日本人女性に向けて書いた本なので、フランスと日本を比較して論じており、フランス人から見た日本人女性あるあるがなかなか辛口で共感もでき、私としては面白く読めた。
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同じ作者の「モテる〜」に比べると、とても洗練された内容だと思う。どうやら、こちらの方が先に出版されていたらしい。なんとなく、やっぱり、と思った。 日本人の、「相手に失礼がないように」と気を配って気を遣って生きるやり方は、非常に奥ゆかしくて素晴らしいものだと思うけれど、と同時にとて...
同じ作者の「モテる〜」に比べると、とても洗練された内容だと思う。どうやら、こちらの方が先に出版されていたらしい。なんとなく、やっぱり、と思った。 日本人の、「相手に失礼がないように」と気を配って気を遣って生きるやり方は、非常に奥ゆかしくて素晴らしいものだと思うけれど、と同時にとてもストレスフルだとも思う。常に「他人」を気にしながら生きるのは、「客観的」に生きるのとはまた別物だから、知らない間にどっと疲れる。 パリジェンヌではないけれど、ラテン系の友人たちを見ていると、素直に生きているなあと痛感する。怒りたい時に怒りたいだけ怒って、すべてをさらけ出して、山が噴火したみたいなケンカのあとは、お日様みたいな笑顔で肩を抱いて仲直り。 どちらが良いかと言われれば、答えられない。向き不向きもあるだろうから。ただ、日本に暮らして、日本のやり方に居心地の悪さや窮屈さを感じているのであれば、この本を読んで、どこか、自分の周りを覆っている壁やヴェールを破れる場所が見つかれば良いんじゃないかなと思う。日本でパリジェンヌのように生きるのは、パリで大和撫子として生きるのと同じくらいストレスフルだと思うから。でも、少しだけ、誰に知られなくても良いから、空気穴のようなものを自分のこころの中に見つけて、そっと深呼吸ができるように生きることができたなら、それはとても素晴らしいことだと思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
フランス女性の生き方、暮らし方について。よくある話題だけど、筆者が本当のパリジェンヌなのと東京にも精通しているので、日本人でも読みやすい。「自分が気に入っている」「自由に生きる」そういった心が、お洒落のセンスといった日常にまでつながっているんだと感じさせられる。 〜自由に生きることには、すべての責任の所在が自分にあるのでかなり強い精神力が必要で疲れることもある〜、「自由」さえあれば何もいらないわけではない。「自由」に生きることが前提として成り立つ〜 自由に生きる美しさと、その決心が強まる本です。
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著者はNHK語学講座に出演していた方。 パリジェンヌに学ぶファッション的な本でよく出てくるように、パリジェンヌ風のオシャレはベーシックなベースにアクセ等でいかに個性を出すか。とか、日本の女の子みたいに若いうちからブランド品集めたりとかはしないよとかそんなことが書いてあったなーと。...
著者はNHK語学講座に出演していた方。 パリジェンヌに学ぶファッション的な本でよく出てくるように、パリジェンヌ風のオシャレはベーシックなベースにアクセ等でいかに個性を出すか。とか、日本の女の子みたいに若いうちからブランド品集めたりとかはしないよとかそんなことが書いてあったなーと。 他にも恋愛について仕事について他色々書いてあったけど、そこが一番印象に残った。 あと、アフターファイブのオシャレのためなら大荷物もなんのその〜みたいなことが書いてあった部分もおもしろかった。
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これまでフランスで現地の人との交流をしたり、フランス人の暮らし方に関する本を結構読んできたため、どの話も納得できるものばかりです。 逆にいえば、特に真新しいことは書かれていませんでした。 最近の本ではないため、ようやく現代の日本の潮流が、本に書かれてあるフランス式スタイルに近づい...
これまでフランスで現地の人との交流をしたり、フランス人の暮らし方に関する本を結構読んできたため、どの話も納得できるものばかりです。 逆にいえば、特に真新しいことは書かれていませんでした。 最近の本ではないため、ようやく現代の日本の潮流が、本に書かれてあるフランス式スタイルに近づいてきたなあという気はしています。 ただ、全編を通じてフランス礼讃本になっているため、そんなにフランス流はいいところばかりかなあ?と疑問に感じました。 フランスだからこそ美徳とされる点が、日本では欠点になる可能性も多々あります。 フランス人著者は、日本生活も長く、両方の国について知っている人なだけに、日本人読者に向けて、日本流長所とフランス流短所も合わせて、きちんと紹介してほしかったと思います。 「彼女はフランス人だから」と、日本で特権的に許されていることも少なからずあるはずですので、文章からは、片面しか見られていないような、見識の偏りを感じました。 今の時代に読むからこそ、少し違和感を感じるのであり、発刊当時はかなり画期的なエッセイだっただろうと思えます。 私はとんとんとスムーズに読めましたが、著者が、現在はどのようなものを書いているのか、多少はこの本から発展した考えになっているのか、ちょっと気になりました。
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100%フレンチスタイルに変換することは無いと思いますが、ゆとりや気持ちの持ち方は参考になるかも。 表紙もステキ。
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