団地ノ記憶 の商品レビュー
小さい頃、団地に憧れてました。 友達やら人気な先輩やら、いろんな人がソコに集まって住んでるから。 友達の家も階段を上がり下りすれば行けるから。 そんな憧れが強かったからか、今でもたまに団地のことを考えたりしてて、ググってみたらこんな素敵な本に出会えました。 撮り方が上...
小さい頃、団地に憧れてました。 友達やら人気な先輩やら、いろんな人がソコに集まって住んでるから。 友達の家も階段を上がり下りすれば行けるから。 そんな憧れが強かったからか、今でもたまに団地のことを考えたりしてて、ググってみたらこんな素敵な本に出会えました。 撮り方が上手。文章も難しいカタカナ言葉使いつつ、するどい感じ。 家庭の妄想ふくら~む 団地もひとつの文化遺産やと思う。
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2008年発表。 小学1年生から4年生までの4年間 自分も団地に住んでました。 こじんまりとした小さな団地ではなく、 団地だけで1つの町ができてる ジャンボ団地で、 100棟近い団地が並ぶ様は 子供の目から見ても 圧巻でした。 多感な時期を過ごしたこともあり、 ...
2008年発表。 小学1年生から4年生までの4年間 自分も団地に住んでました。 こじんまりとした小さな団地ではなく、 団地だけで1つの町ができてる ジャンボ団地で、 100棟近い団地が並ぶ様は 子供の目から見ても 圧巻でした。 多感な時期を過ごしたこともあり、 幼い頃の様々な懐かしい記憶は すべて団地と共にあると言っても過言ではないくらい ワンセットになって思い出せます(笑) 静かな早朝の団地には 当時まだ野犬がたくさんいて 何度団地中を 追いかけ回されたか分からないし(汗) 夕焼けをイメージすれば 公園脇に沈む太陽と共に 必ずその頃の団地が浮かんできます。 団地のある敷地内には それぞれ遊具の違う大きな公園が 点在していて、 広い芝生が沢山あって 夏休みには団地脇の林の中で 普通にカブトムシだって採れた。 団地内にある 友達のお父さんたちが経営している ちょっとした商店街、 団地に住む人たちが一斉に集まる夏祭りに 餅つき大会。 一階まで降りなくてもゴミが棄てられる ダストシュートに入ろうとして 怒られたり(笑) 芝生沿いの小道を 初恋の女の子と 手を繋いで歩いたり。 公園のブランコを争って 喧嘩もした。 クソガキだった自分から見れば、 団地は今で言う 何でも揃ったアミューズメントパークで、 世界のすべてでした。 そんなノスタルジーを誘う昭和の時代に建てられた団地が 今静かなブームになってるそうです。 本書は、ブームの火付け役となった 団地サイトである 「団地百景」と「公団ウォーカー」が満を持して贈る、 日本全国から厳選した 39の団地を収録した 画期的な団地写真集です。 可愛い遊具や、 マニアックな給水塔などの写真と共に 間取りや住棟解説や団地めぐりの モデルコースなども提示されていて、 マニアの方も そうでない方でも 誰もがニヤリとできる作りになっています。 今の孤立化した マンションの人間関係とは違い、 団地内では 人と人とのコミュニケーションが 実は盛んだったんですよね。 昭和の夢と憧れが詰まった 「団地」に 想いを馳せたくなるちょっと変わった写真集です(^_^)
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癒される。 文章も脇に書いてありますが、カタログ的にぱらぱらめくるのが楽しい。 以前は団地に住んでいたものですので、なんとなく、哀愁。 あの頃は団地が必要以上にでかく感じたものです。
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なかなかない団地ばかりが紹介された本。団地って確かに緑が多いかも。 夜、それぞれの家から灯る光のコントラストが好き。昼、洗濯物から垣間見れるそれぞれの生活を想像するのも好き。(変人?)
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自分は、1970年代に開発された、横浜南部の新興住宅地で育った。 駅を中心として、その周辺には大きな団地が無数に集まっていて、その中には一つの敷地の中に40棟を超える建物をかかえる、巨大な団地もあった。 小学校・中学校時代の友達は、ほとんどみんな団地に住んでいたので、自然と遊び場...
自分は、1970年代に開発された、横浜南部の新興住宅地で育った。 駅を中心として、その周辺には大きな団地が無数に集まっていて、その中には一つの敷地の中に40棟を超える建物をかかえる、巨大な団地もあった。 小学校・中学校時代の友達は、ほとんどみんな団地に住んでいたので、自然と遊び場は、団地の中の広場や公園になる。夏には祭りが開かれ、集会所では習い事の教室や催事があり、そこは小さな近代的な一つの村だった。 そんな環境で過ごしたこともあってか、団地というものには、特別な愛着とノスタルジーを感じる。自分以外にもそういう人はいるようで、この本を見つけた時には、同好の士に出会った気持ちで、とても嬉しかった。 都市部に流入する人口を受け入れる器として、高度成長時代と共に急激にその数を増やしていった「団地」は、規格化された工業製品のような雰囲気がある。 極めて高い容積率と同時に、コストパフォーマンスも追及した団地というものは、時代が生み出した一つの芸術品だと思う。それは、ある時期には必要とされても、この先の日本では、おそらく二度と必要とされることのないものであるのだろう。 当時は真新しかった団地も老朽化を迎えて、その多くは今、建て替えられるか、解体されるかしている。その、失われゆく記憶をとどめておく意味でも、こういう本は貴重な存在だと思う。
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