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蜜は夜よりかぎりなく の商品レビュー

4.3

9件のお客様レビュー

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2018/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 白鷺シリーズ、最終巻。  この本の中には3つの話が入ってました。  一つ目が、藍と志澤の物語。  二つ目が、弥刀と朋樹の物語。  三つ目が、藍の父親、衛の過去編でした。  一つ目の話は、藍が大学に行き始めて、初めて異性と一緒にいるのを見た志澤が、藍と距離をとり始めて、それに気づいた藍が、志澤を問い詰めたとき、志澤の過去が明らかになる……という話でした。  藍視点でこの物語を見ると、周りが思っているほど、藍は天使ではないし、心が広くもないし、強くもないんだなあ……と実感できる話でした。  皆が皆、藍を神格化しているのに、当の本人だけ、それを意に介してないところが一番、すごいし強いからとても好きです。  二つ目の話は、強かった朋樹が現場に出て、直接人と触れ合う経験をして、逆に自分のウィークポイントのようなものに直面して、少し弱ってしまった話。  本当に本当に強かったので、この話が出てきて、ようやくこの二人の関係が本物になって、強い朋樹が弱って、また新たな強さを好きになって。  本当に本当に朋樹のことが好きだなあと思いました。  三つ目の話は、これが一番、痛い話で。  どうして衛はこんなことになってしまったのか、というのが衛視点で語られる話です。  これがシリーズの根本の話で。  そうせざるを得なかった衛の切ない話。  この三つが揃ったことで、すっきりとシリーズが完結したような気がします。  とてもいい話でした。  ありがとうございます。

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2013/09/03

短編集(短編か?w)  シリーズの完結編がなんとも不完全燃焼だったので福田×衛の話が読めてすっきりした。決して幸せな話じゃないけど

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2013/01/08

『キスは大事にさりげなく』 『夢はきれいにしどけなく』 『恋は上手にあどけなく』(完結編) <短編集> ⇒『蜜は夜よりかぎりなく』 <スピンオフ> 『平行線上のモラトリアム』 『垂直線上のストイシズム』

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2010/04/24

白鷺シリーズ 最終完結編。恋は上手にあどけなく、で一応完結したシリーズの短編集。 「蜜は夜よりかぎりなく」恋人同士なはずなのに同居している年上の恋人・知靖は、大学生になった藍になかなか触れてくれず悶々とする。年上であるがゆえに世間知らずの藍を束縛できない、突き放そうとしている知靖...

白鷺シリーズ 最終完結編。恋は上手にあどけなく、で一応完結したシリーズの短編集。 「蜜は夜よりかぎりなく」恋人同士なはずなのに同居している年上の恋人・知靖は、大学生になった藍になかなか触れてくれず悶々とする。年上であるがゆえに世間知らずの藍を束縛できない、突き放そうとしている知靖を藍が赦すところがいいです。 「双曲線上のリアリズム」弥刀と朋樹の話。 「逆転・Paradox」衛の福田との関わりを淡々と綴った5年。衛が身体を開いていくさまが描かれ、福田がもう少し違う視線を持っていたら、、、と思わせる話でした。

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2010/03/06

白鷺シリーズ完結編? 福田氏、受け付けられない!! 私、こういう変質的な人、生理的に駄目なようです。 シリーズ全編通して、読み応えあるBLでした。

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2009/12/09

志澤×藍の連作完結編。この作品で藍の成長をしっかりと見届けることができ、二人の関係もゆるがないものになったと安心して読めました。周囲の脇役のサブストーリーも収録されているのですが、福田×衛の壮絶な過去とその描写に凄く惹かれました。過去を振り返って最期を迎える衛の様子も素晴らしく、...

志澤×藍の連作完結編。この作品で藍の成長をしっかりと見届けることができ、二人の関係もゆるがないものになったと安心して読めました。周囲の脇役のサブストーリーも収録されているのですが、福田×衛の壮絶な過去とその描写に凄く惹かれました。過去を振り返って最期を迎える衛の様子も素晴らしく、だからこそ藍の存在が引き立つのだな、と3作連作で追いかけてよかったと心から思いました。

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2009/11/03

1作目 キスは大事にさりげなく 2作目 夢はきれいにどけなく 3作目 恋は上手にあどけなく 4作目 平行線上のモラトリアム 5作目 垂直線上のストイシズム そしてこのシリーズ最後の作品がこの 蜜は夜よりかぎりなく です。 1〜3作目までは志澤&藍 4.5作目は弥刀&朋樹 ...

1作目 キスは大事にさりげなく 2作目 夢はきれいにどけなく 3作目 恋は上手にあどけなく 4作目 平行線上のモラトリアム 5作目 垂直線上のストイシズム そしてこのシリーズ最後の作品がこの 蜜は夜よりかぎりなく です。 1〜3作目までは志澤&藍 4.5作目は弥刀&朋樹 今作はそれぞれの短編小説と 一之宮衛の物語を収録。 プロローグにして本当のエピローグを見せてもらいました。 またいつか最初から読んでみたいと思います。 全てを理解した上でもう一度読むとまた違うものが見えてくる。 著者もそう語るので間違いないと思います。 難しい作品でした。 でも素晴らしかった。

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2009/10/04

元のシリーズ自体は未読ですが、 これだけでも楽しめますw アフターストーリー的なのですが、面白かったw あへへへ〜

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2009/10/07

志澤×藍編と弥刀×朋樹編そして、福田×衛編も入った白鷺シリーズ最終巻です。あとは志澤弟編があれば文句なしだったな。エロシーンも相変わらずですが、書こうと思っている世界を物凄く調べて描いているんだなーといつも思います。白鷺シリーズが好きな方はぜひ。

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