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山県有朋と近代日本 の商品レビュー

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2011/05/25

 明治・大正期に軍部、そして政界において実力を誇った山縣有朋について、今までの偏った評価から一歩引いた形で見た本です。  まず先に。  すべての人のものを読んだわけではなく、また順番もばらばらで、更に言うなれぱ、全てを読む意志もないので、読み終わった人の奴から順に書いていく事に...

 明治・大正期に軍部、そして政界において実力を誇った山縣有朋について、今までの偏った評価から一歩引いた形で見た本です。  まず先に。  すべての人のものを読んだわけではなく、また順番もばらばらで、更に言うなれぱ、全てを読む意志もないので、読み終わった人の奴から順に書いていく事にしました。  <坂本一登>  題名は「伊藤博文と山県有朋」。内容は、この二人がどうしてこうも反発し合ったのか、互いのドイツ観の違いから検証していく感じでした。  この人の論文比較的読み易いです。  が、ドイツ観という観念的な話になるので、なかなか納得の難しいところがないとは言い切れません。とはいえ、自力で史料に当たるだけの体力もないので………  まあ、山縣有朋にしろ、伊藤博文にしろ、ドイツを一つ目標としていたのはまた事実で。けれど、その差が非常に大きいという事はわかりました。  個人的に第三次伊藤内閣時の伊藤新党結成問題で、裏でちらちら動いている平田がおっそろしくてたまりませんでした。本当の策士って本当に怖いわ………

Posted byブクログ