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QC・TQCがわかる事典 の商品レビュー

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2012/08/06

「事典」というだけあって、これ一冊でQCおよびTQCのあらましが理解できる。 QCの歴史から、めざすもの、QCサークルの運営の仕方から、7つ道具の説明などが 1ページごとに簡潔にまとめられ、300ページある割には、さーっと読み通すことができた。 以前は、安かろう悪かろうで通って...

「事典」というだけあって、これ一冊でQCおよびTQCのあらましが理解できる。 QCの歴史から、めざすもの、QCサークルの運営の仕方から、7つ道具の説明などが 1ページごとに簡潔にまとめられ、300ページある割には、さーっと読み通すことができた。 以前は、安かろう悪かろうで通っていた日本製品を、高品質の評判を得るまでにしたのが、 戦後のQC活動だった。 QCはデミング博士らによって伝えられたが、QCをTQC(全社的品質管理)にまで高めたのは、 日本独自のやり方だった。 QCは「7つ道具」といった統計的手法をもちいて、仕事の改善を進める。 この使い方の習得には、一定の学習が必要だと思う。 しかし、科学的なアプローチを学びながら、自主的にサークルへの参加を募るというスタンスは、 仕事のやりがいと、職場への帰属意識を醸成する日本的経営に大いに役立ったのではないか。

Posted byブクログ