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九つの、物語 の商品レビュー

4.2

154件のお客様レビュー

  1. 5つ

    63

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    29

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2014/08/23

料理もおいしそうだし、話もほのぼのしていて 兄妹のお互いへの愛情もとても良かった。 こんな兄が欲しかった。 あと個人的に文庫本より単行本の表紙の方が好きです。

Posted byブクログ

2013/02/11

70Pまで読破。開始1~2Pで抱いた違和感が、30P目で明らかになったとき、 呼吸を忘れてしまうほどの衝撃を受けました。 主人公は女子大生で、とても仲の良い――仲が良すぎるぐらいの兄がいます。 その一方で紳士的な彼氏がいて、同じ大学に通う男友達もいます。 一見ごく普通の若者に見え...

70Pまで読破。開始1~2Pで抱いた違和感が、30P目で明らかになったとき、 呼吸を忘れてしまうほどの衝撃を受けました。 主人公は女子大生で、とても仲の良い――仲が良すぎるぐらいの兄がいます。 その一方で紳士的な彼氏がいて、同じ大学に通う男友達もいます。 一見ごく普通の若者に見える彼女の生活が、今後どうなっていくのかが見所です。 読了後、追記。 冒頭に抱いた違和感の正体が、 主人公の心の闇であったと判明してからは急激に結末へと加速していきます。 「料理を食べさせるというのは、命を与えることだ」との言葉に兄の深い愛を感じます。 直前に読んだ同作者の「流れ星が消えないうちに」でも描かれていましたが、 生者は死者の息遣いを世界中の至るところで感じながら―― 噛み締めながら生きていくんだなと改めて実感しました。 このテーマは個人的に非常に共感できるものでして、 私と作者の感性が似通っていることを意識させられました。 作中にはいくつか本が出てきますが、 いつかそちらも読んでみたいと思えるほど、感情移入してしまいました。

Posted byブクログ

2013/01/04

幽霊が見えるって昔は嫌いだったけれど、今はおばあちゃんに会いたい。亡くなった人を思い、想う気持ちは変わらない。うー!さみしい!物語(昔の文学作品?)が織りまぜられていて、おもしろい。その本も読みたくなってくる。お兄ちゃんとゆきなちゃんn兄妹がほほえましい。あんなお兄ちゃんが欲しい...

幽霊が見えるって昔は嫌いだったけれど、今はおばあちゃんに会いたい。亡くなった人を思い、想う気持ちは変わらない。うー!さみしい!物語(昔の文学作品?)が織りまぜられていて、おもしろい。その本も読みたくなってくる。お兄ちゃんとゆきなちゃんn兄妹がほほえましい。あんなお兄ちゃんが欲しいなあー。

Posted byブクログ

2012/12/26

優しくて、静かで、でも強く心打たれる作品。 橋本さんの優しくて暖かい雰囲気がよく出ていた。 表紙も世界観がよくあらわれていてよかった。 ずっと手元に置いておきたい一冊。 心に残り、何度も読み返しました。

Posted byブクログ

2012/12/20

面白そうな始まり方で、結末を予想しながら読んでましたが ウジウジしたところから興味がなくなり、どうでもよくなってきた 料理、本、幽霊、恋愛、等、詰め込みすぎかな

Posted byブクログ

2012/11/22

 作品全体の雰囲気が温かく、優しい物語です。  何もかもがリアルで温かい話でした。読み終えた後には不思議と優しい気持ちになりました。それでも、何故だか終始切ない気持ちでした。  橋本さんの作品はこれが読むのが初めてですが、どれもこんな風に温かい話ばかりなのでしょうかね?もっと...

 作品全体の雰囲気が温かく、優しい物語です。  何もかもがリアルで温かい話でした。読み終えた後には不思議と優しい気持ちになりました。それでも、何故だか終始切ない気持ちでした。  橋本さんの作品はこれが読むのが初めてですが、どれもこんな風に温かい話ばかりなのでしょうかね?もっと沢山読んでみたいです。  とにかく、今のところオススメしたい作品の一つです。とても温かい話なので、悲しい時、イライラしている時に読むと良いかもしれません。

Posted byブクログ

2012/11/12

2年前に亡くなったはずの兄が姿を現す。戸惑いつつ、兄のおいしそうな料理を食べ、以前のように暮らし始める主人公。兄が主人公に食事を作るのは、生きてほしいって思いを込めている気がした。兄の蔵書の中から九つの本を読みつつ、いろんな思いを感じる。でもその思いが、読む人それぞれに違うっての...

2年前に亡くなったはずの兄が姿を現す。戸惑いつつ、兄のおいしそうな料理を食べ、以前のように暮らし始める主人公。兄が主人公に食事を作るのは、生きてほしいって思いを込めている気がした。兄の蔵書の中から九つの本を読みつつ、いろんな思いを感じる。でもその思いが、読む人それぞれに違うってのは、その通りだなぁと思いました。

Posted byブクログ

2012/11/12

2年前に亡くなったはずの兄が主人公の前に現れる、不思議な話。9つの本を読みつつ、話が進んでいく。本は読む人によって、感じる思いが違うって、その通りだと思います。ラストの言葉、 『失ったものはたくさんある。けれど、得たものもたくさんある。』 それが生きていくってことなんだなぁと思い...

2年前に亡くなったはずの兄が主人公の前に現れる、不思議な話。9つの本を読みつつ、話が進んでいく。本は読む人によって、感じる思いが違うって、その通りだと思います。ラストの言葉、 『失ったものはたくさんある。けれど、得たものもたくさんある。』 それが生きていくってことなんだなぁと思います。

Posted byブクログ

2012/11/11

ファンタジーなのかなぁ。 でも、私的にはファンタジーって 言ってしまうのは勿体無い気がする。 お話はシンプルに淡々と進んでく。 静かでやさしく。 『わたしたちは同じ場所にはいられない。』

Posted byブクログ

2012/11/01

今自分が生きている世界が、どれほど不安定で優しくてあたたかいものかをそっと囁いてくれる話。いろいろな人の狭間で揺れる「ゆきな」の素直さや不器用さが愛おしくなりました。

Posted byブクログ