バーディは気持ち の商品レビュー
「良い先生」とは、巡り会うものではなく、生徒自身が「見出すもの」なのかもしれない。そういう生徒になるために、親がしてあげられることは、子供の向きあって話をしっかりと聞くこと。そして、それに興味を持つことである。 練習の合間に手を止めて「今日、先生がね−」と話す遼をさえぎって「練習...
「良い先生」とは、巡り会うものではなく、生徒自身が「見出すもの」なのかもしれない。そういう生徒になるために、親がしてあげられることは、子供の向きあって話をしっかりと聞くこと。そして、それに興味を持つことである。 練習の合間に手を止めて「今日、先生がね−」と話す遼をさえぎって「練習を続けろ!」とは私は言わなかった。むしろ「それで?」とか「先生にこう言ってみたら」と提案したものだ。そして「いい先生だね」と言ってやったから、遼はますます先生を尊敬したのだろう。(96P) お金がない、飛ばない、それは決してマイナス要素ではなく、だからこそ大きな歓びを味わうことができたのではないだろうか。(102P) ゴルフこそ、スポーツの中で一番「人生」に似ていると思う。あるがままの状態から、最善を尽くし、その結果はすべて自分にはね返ってくる。(163P)
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なんで、あんなに笑顔で前向きで頑張り屋なのか 家族の愛いっぱいに育てられているのかもしれませんね。 もっと早く 読んでいればよかったかしら
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ゴルフをしない私が、なぜ、ゴルフの本を読んだのか。 一つには、「ハニカミ王子」は既にゴルフの世界の話ではなく、ごくごく一般的な社会現象だからである。ゴルフを知らない人間でも、素直に応援したくなる空気をもった青年(少年)。どんな育て方をしたらあんないい子が育つのだろうかという...
ゴルフをしない私が、なぜ、ゴルフの本を読んだのか。 一つには、「ハニカミ王子」は既にゴルフの世界の話ではなく、ごくごく一般的な社会現象だからである。ゴルフを知らない人間でも、素直に応援したくなる空気をもった青年(少年)。どんな育て方をしたらあんないい子が育つのだろうかという、子育ての書としても手が伸びた。 しかし、いくらにわかハニカミ王子ファンとしても、さすがに、通常ではこの本を買おうとは思わない。 昨年末から、私は月刊誌文芸春秋を定期行動するようになった。毎回、隅から隅まで読むというわけではないが、手を伸ばせばすぐ届くところにあれば、パッと拾い読みする。 そんな中、その二月号にハニカミパパ石川勝美氏の手記が掲載されていた。あの石川遼か・・とぱらぱらと読んでいると思わず引き込まれてしまった。 天才ゴルフ少年育成手記ではなく、ごくごく普通の家庭の子育て記録である。もちろん、ゴルフというのは必ずしも普通とはいえないが、ご両親や家庭環境は、やはりどこにでもある普通の家庭である。そんな中で、温かい家庭での普通の子育ての優しさのようなものを感じた。 手記の中で、現在、本を執筆している旨のことが書かれてあった。私はその本が上梓されたらぜひ読みたいと思っていた。本屋の店頭で並んでいるのを見ると迷わずに購入した。そして、本当に良かったと思っている。 文芸春秋を定期購読して良かった。
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