岩倉具視 の商品レビュー
幕末のキーパースン。気になる人である。巷間聴く以上に真面目で波乱万丈の人だった。もう少し追求したい。
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本のサブタイトル「言葉の皮を剥ぎながら」という表現にまず、訳もわからず感動、即購入、一気読み。「尊皇攘夷」、「八紘一宇」、「美しい日本語」云々、『言葉の皮を剥ぐ』。なんと凄い表現だろう。傘寿を越えたとは思われない女性作家の情念を感じさせる本である。
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岩倉具視、断片的にしか知らなかったので、通して読んでみた。 隠遁生活は自らの意思かと勘違いしていた。大きな挫折で奈落の底から這い上がって結果を出した男の話。
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小説家と思いきや、歴史解説書。 もうかなり高齢なはずの永井路子さんですが、相変わらず文章の方は非常にチャーミング。 喜劇ともいえる歴史のエピソードを軽快かつエスプリを効かせて語ります。 時代的に複雑で、全体像をとらえにくい明治維新。この本では、岩倉具視という視点に立って公家側か...
小説家と思いきや、歴史解説書。 もうかなり高齢なはずの永井路子さんですが、相変わらず文章の方は非常にチャーミング。 喜劇ともいえる歴史のエピソードを軽快かつエスプリを効かせて語ります。 時代的に複雑で、全体像をとらえにくい明治維新。この本では、岩倉具視という視点に立って公家側からみた明治維新を語ることで、浩瀚知られているものとは違ったドラマが浮かびあがらせています。 武家の権力争いとは違ったもう一つの明治維新、 この時代に興味のある方には、非常におすすめです。 また、あとがきにある岩倉具視のご子孫と著者とのエピソードは微笑ましくて、イイ感じ。
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偉人は時代によって、偶像化され、 事実を捻じ曲げられてしまう事がある。 我々が当然の事と思っている歴史も 「果たして本当にそうだったのか」 というのは、残念ながら全てを知る術はない。 だから時代背景とか、 一つの事象を多角的に客観的に見る事 それを伝えられる文章力のある人に私は強...
偉人は時代によって、偶像化され、 事実を捻じ曲げられてしまう事がある。 我々が当然の事と思っている歴史も 「果たして本当にそうだったのか」 というのは、残念ながら全てを知る術はない。 だから時代背景とか、 一つの事象を多角的に客観的に見る事 それを伝えられる文章力のある人に私は強く惹かれる。
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司馬遼太郎の「加茂の水」を読んで以来、岩倉具視という人物に興味を抱き、本書を読んだ次第。幕末維新の権力闘争で話は展開していく。
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