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あ・うん の商品レビュー

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向田さんの作品は、ど…

向田さんの作品は、どれもステキ^^こちらの作品は、男の友情とその妻・愛人などの人間模様が描かれていますが、いろいろな愛の形があることを教えられます。とてもプラトニックな愛情を感じる、深い一冊。オススメです♪

文庫OFF

ドラマ化や映画化され…

ドラマ化や映画化された名作です。作者向田氏の脚本は数多く文庫化されていますが、この本は小説です。まるで神社の狛犬「あ」と「うん」のように仲がよい門倉と水田という2人の男性の友情。そして水田と門倉と水田の妻たみとの微妙な関係。古き良き時代の日本を舞台に人間関係が繊細に描かれていて、...

ドラマ化や映画化された名作です。作者向田氏の脚本は数多く文庫化されていますが、この本は小説です。まるで神社の狛犬「あ」と「うん」のように仲がよい門倉と水田という2人の男性の友情。そして水田と門倉と水田の妻たみとの微妙な関係。古き良き時代の日本を舞台に人間関係が繊細に描かれていて、これぞ向田ワールドといった趣きです。

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向田邦子さんの最後の…

向田邦子さんの最後のテレビドラマ化された原作です。狛犬のように離れない男の友情と妻の色香を描いた作品です。

文庫OFF

2021/07/29

軍靴の響きが鳴りやまぬ東京下町を舞台に、軍需景気で羽振りのいい金属工場の社長・門倉修造と、製薬会社勤務のサラリ-マン・水田仙吉の家族が織りなす人間模様を、戦争への道を歩む世相を交えながら、軽快なユーモアと涙で語られる7章の連作小説。神社の鳥居に並ぶ一対の狛犬の阿・吽(あ・うん)に...

軍靴の響きが鳴りやまぬ東京下町を舞台に、軍需景気で羽振りのいい金属工場の社長・門倉修造と、製薬会社勤務のサラリ-マン・水田仙吉の家族が織りなす人間模様を、戦争への道を歩む世相を交えながら、軽快なユーモアと涙で語られる7章の連作小説。神社の鳥居に並ぶ一対の狛犬の阿・吽(あ・うん)になぞらえた門倉と水田の親密な仲ゆえの衝突、嫉妬、愛憎の心境をぶつけ合いながら、阿吽の呼吸で元の鞘に収まっていくという、向田邦子さんが生きた時代の人々を投影しているかのような愛情こまやかな物語。

Posted byブクログ

2019/01/06

この本を読んでの一番の感想は、やはり「テレビドラマのノベライゼーション」と「文学」とは質を異にするものだな、ということです(あたりまえだけど)。 「思い出トランプ」は、まさに「文学」だったなぁと思いますが、この「あ・うん」はやっぱりちょっと違う。 エピソードの配し方のバランスだと...

この本を読んでの一番の感想は、やはり「テレビドラマのノベライゼーション」と「文学」とは質を異にするものだな、ということです(あたりまえだけど)。 「思い出トランプ」は、まさに「文学」だったなぁと思いますが、この「あ・うん」はやっぱりちょっと違う。 エピソードの配し方のバランスだとか、心情を表現する手法だとかが全く異なる。 この「あ・うん」では、門倉とたみのプラトニックな恋愛感情というのが大きなポイントになるわけですが、そのあたりの感情も全て科白やト書きで直截的に書かれてしまう。 そのあたりに若干の違和感と物足りなさを感じてしまいました。 NHKのドラマ「あ・うん」を自分は観ていませんが、門倉を杉浦直樹が、水田をフランキー堺が演じたことは知っている。 だから、小説を読んでいても、各場面で杉浦直樹とフランキー堺の顔が浮かんでしまうんですが、これがもう本当にぴったりハマってしまうんですね。 絶妙のキャスティングだったのだなと改めて思います。 楽しんで読むことはできましたが、やはりこれはドラマを観たほうがずっとよいのだろうな、と思いました。

Posted byブクログ

2015/05/12

初めて読んだ向田邦子作品。 これは晩年の作品だったようだ。 実業家として成功し遊びも知り余裕もある門倉と、一介の勤め人である仙吉。一見すると釣り合わないようであるが二人は強い友情で結ばれている。 門倉は仙吉の妻たみに想いをよせながらもそれを決して口にすることはない。たみは分か...

初めて読んだ向田邦子作品。 これは晩年の作品だったようだ。 実業家として成功し遊びも知り余裕もある門倉と、一介の勤め人である仙吉。一見すると釣り合わないようであるが二人は強い友情で結ばれている。 門倉は仙吉の妻たみに想いをよせながらもそれを決して口にすることはない。たみは分かっているのだが知らないふりをする。仙吉は門倉が自分の妻に気があることを誇らしく思っているという不思議な関係の三人。 この三人を中心に、今年十八になる仙吉とたみの娘さと子、家の金を使ってしまう元山師で仙吉の父初太郎、門倉の女遊びに嫌気がさしている門倉の妻君子、門倉の二号禮子、などが現れ人間模様が描かれる。 長い付き合いだから、という台詞がよく出てくる。長い間一緒にいると他人が入り込めないあ・うんの呼吸が生まれてくる。夫婦、家族の良さというものはそういう部分にあるのだと思った。 MORIOKA TSUTAYAで購入。

Posted byブクログ

2010/11/09

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Posted byブクログ